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雨のネオンを見上げて、折畳み傘を出す。 「終電、間に合うかなぁ・・・」 「もう、いいよ。ほら、入っていきなさい。」と差し出される紳士物の大きな傘。 悲しいような。 嬉しいような。 恥ずかしいような。 「男はこんな瞬間のために、大きな傘をいつも持つのさ。」って・・・。 フンっ!カッコ付けちゃって!! 「終電、間に合うかなぁ・・・」 「ほら、急ぐぞ!・・・って、なぁ、傘はもういいからさ。っんとに、もっ!ドンくさい奴やな。」 雨の日の終電前。 いつもの感じ ^^; 憎まれ口叩いても、左肩はびしょぬれだよ。 心の中で(ありがとう)と言いながら、一歩、貴方に近付く。 そして・・・ 開きかけた折畳み傘を、人目から隠すようにそっとカバンに押し込む。 だって、恥ずかしいもん、いい歳してさ。 そんな傘のエピソード。 差しかけていてね、いつまでも。 時々、逃げようとして暴れるけど。
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ロックグラスの向う
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ほろ酔いネタ
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堂島でお食事した後、久々に新地。 ここの「カンカン」がすっきりして美味しい。 「カンカン」というのは、『瀧』のお馴染みさんならご存知。 錫のカップで出てくるキンキンに冷えたジントニック。 「おかわりください〜♪」と言っても、中のス〜ッパイ大きなライムをちゃんと齧って食べないと「おかわり」が出てこない。 そんな頑固なマスターがいた。 マスターはとても粋なダンディー。 小柄なお身体に白いシャツ、ネクタイ、黒いパンツ、バーテンダーお決まりのベストもね。 御歳は・・・そうだなぁ、傘寿!と勝手に想像・・・。 いつもシャキっと立ち、カウンターの中はシェイカーを振る息子さんに任せ、 マスターはカウンターの外でお客さんへの気配りを仕切っていた。 初めて『瀧』にお邪魔した時、私がカウンターの上の建物の模型を見ていると、 「それはね、大阪グランドホテルの模型ですよ」と教えてくださったマスター。 この『瀧』、1969年創業のレトロなBarです。 マスターは、元は大阪グランドホテルでシェイカーを振った初代バーテンダー。 大阪グランドホテルは、リーガの傘下に入り、リーガグランドホテルとして存在したが、2008年に閉館したと言う。 「当時は東洋一と言われたホテルだったけれども、残念です。」と。 失礼ながら、息子さんにこっそり聞いたことがある。 「マスターはすこし、座って休まれないのですか?」と。 「店に出て、こうやって立って皆さんに喜んでいただくサービスをすることが、父の元気の元なんですよ。」 ・・・なるほどなぁ。 老マスターが亡くなったと聞いてもう随分になる。 マスターのステキな面影にさよならが言いたくて、ずっとチャンスをうかがっていたけれども、いつも満席でなかなか叶わなかった。 それが今回、やっと叶った。 ほんの偶然、新地のケーキやさん『FRELOHA』で娘の好物の燻製卵をお土産に買った後、 「マスターにお別れしに行こうよ。」と思い立ったのだった。 「カンカンふたつ、おねがいね」 老マスターを偲んでいろいろ話しながら、私は父の思い出も重ね合わせていた。 少し酔って涙もろくなっているから、ポタポタと涙が・・・ 息子マスターが「すこし薄めに作りましょうか?」なんて心配してくださる・・・(苦笑 「いえ、いいんです。なんだか寂しいような、嬉しいような・・・そんな気分で、ごめんなさい」と謝っておかわりを注文。 決まってますでしょ!老マスターのしきたりに従って、最後はライムを齧る。 マスターの思い出と片隅に置かれたジュークボックス。 オーセンティックなBarにジュークボックスがいい感じで、いつも誰かしらが懐かしい曲を楽しんでいる。 入ってる曲がまた、オーセンティック! たとえば、「太陽がいっぱい」とか「夢のカルフォルニア」とか「愛情物語」とか。 初めて100円玉を握りしめて、ジュークボックスに向かいあれこれ迷った挙句、私が選曲したのは「酒とバラの日々」と「やさしく歌って」。 1曲は父に、もう1曲はあなたにプレゼント。 思い出話は、いつのまにか父の話に代わっていった。 父は旧制高等師範で学んでいたが、戦後のドタバタ時代のこと、志半ばで退学した。 何処で習ったのか、その後は進駐の将校クラブでJAZZドラマーをしていた。 母との結婚を機に、音楽をやめて、兄弟で業務用の食料品の卸会社を創った。 スラリと伸びた長身はスリムで、ロングコートにハンチングをかぶる様なとてもお洒落な父。 父は49で亡くなったので、私の中ではいつまでも歳を取らないのだが・・・。 うちの玄関ホールには古いステレオがあって、休日の朝には両親が2人でよく踊っていた。 だから可笑しなことに、私の中のJAZZのイメージは、何故か『夜』ではなく、『朝』なのだ。 当時の古いステレオの音は今のデジタルとは違って、実に味のある音がするのだけれど、それがジュークボックスから流れてきた音にそっくり。 父の話をひとしきりしながら、思い出した。 「そうだ!そうだったのよ!今日は父のお誕生日だわ!なんというステキな偶然かしらね!!」 あ〜ダメだ、、、もう涙が止まらない、、、 ごめんなさい、、、 「キミのとうさんの計らいだね、今夜は」とあなたはにっこり笑った。 ―――*―――*―――*―――*―――*―――*―――*―――*―――
カンカンの写真、感極まって撮り忘れました・・・ 検索して「山菜迷人さんの旅行ブログ」から頂戴しました。 ありがとうございます、山菜迷人さん。 楽しい旅行が満載です。一度お訪ねください。 ↓ 山菜迷人さんの旅行ブログ |
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居酒屋のカウンター 50くらいのカップルが声高に喧嘩している。 男 : だいたいやなぁ、お前が俺の墓に入りたいっていうもんでに、 オレも本気で考えようとしとるんやで?(怒 同窓会行って、今更、会いたい男がいるんか? え?(スゴミ そんなに行きたかったら、行ってこいや!(怒怒 もう、帰ってきてもらわんでぇぇからな!(怒怒怒 消えろ!(怒 Max ・・・・なんだなんだなんだ??? このあたりから、私の耳はダンポ 女 : ちょっとまってぇな!(怒 なんであんたにそんなこと言われなあかんの!(涙怒涙怒 行きたかったら、勝手にいくて! だいたい、行かへんゆーてるやん、アホ!(怒怒涙 あんたが消えろ!(怒怒怒 ・・・・ちょっとぉ、どっか他でやってよぉ・・ ・ ・ ・ 女 : ちょっとトイレいく!(怒りながら報告 しばらくして戻ってきた彼女。 女 : ねぇ、これ以上どうやってあんたのこと好きやって表現したらええんょ?(チョイ怒 っチュ あ? え? 何した? ぁあ゛? みぃ〜ちゃった! きぃ〜ちゃった! おでこにチュって・・ぇ? いいの? こんなとこで? 女の圧勝でした! 男はびっくりして黙っちゃった(爆 でもよく考えたら、男はただのヤキモチを焼いただけですもんね^^ この年齢の男性諸君は、なんて愛の表現が下手くそなんでしょう・・・ いや〜、カウンターに一つ席を空けての会話でしたけど、面白かったです。 お2人さん、お幸せに ^^ ほんとは、ちょっと羨ましかった・・・ 最近、夜の街で飲んでいると、時々私くらいの年代のカップルが、結構可愛いんです。
また、ご報告します!!(笑 |
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