こっち見んなって言ったら負け

思ったことなどを書き留めるメモ帳のようなものです。

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信用はお金で買えない

親も子供も宿題丸投げ いま代行業者繁盛

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000917-san-soci

モノの時代は終わった、これからは心の時代だ、
なんて言われてから随分経ちますが、
いつの間にか「金銭の時代」が来たようです。※


夏休みの宿題とはまた異なる議論が必要になりますが、
大学のレポート、卒業論文まで代行するケースもあると記事にあります。


この記事を読んだとき、
真っ先にディプロマミル(Google検索結果)の問題が頭に浮かびました。
ディプロマミルとは、
実際にカリキュラムを修了していないものに
金銭と引き換えに学位を与える機関のことです。
当然学歴詐称を横行させるとして社会問題化しています。

既にアメリカでは履歴や経歴の
○○博士などの学位の信頼性が問われる時代になっています。

既に日本でも
「履歴書は嘘だから最初から見ない」
という業界が一部にあるようですが、
ほとんどの業界では本人申告の履歴が重要視されます。
論文代行はディプロマミル問題よりもさらに厄介ですが、
何れにせよ個人の履歴の信用を崩壊させるという点が共通しています。



> 三重大学の奥村晴彦教授(情報教育)は「宿題や課題は結果より努力した跡が大切。お金で買ったものでは意味がない。
> 保護者や業者も『何でも金で解決できる』という考え方を子供の心に植え付けるのは良くない」と話している。


記事に書かれているとおり、
問題は、人々の意識の中で
・結果が全てである。
・その結果を得るためなら手段は選ばない。
ということが大きくなってきていることではないでしょうか。※2


この宿題・論文代行問題は
短期的には、子供の意識変化や学力低下、履歴の信用崩壊を起こすに留まるかもしれませんが、
本当の問題は同様の意識が他の減少に波及した場合に起こります。


人々が手段を選ばず、結果を追い求めた末に、
履歴に留まらず、あらゆる信頼関係で保たれていた社会基盤が崩壊していく怖れがあります。

それは国内の社会・経済など様々な面での混乱として表出し、
結果的に日本という国の信頼消失と
それにともなう地位低下という結果に収束する、
というのは言いすぎでしょうか。




※ そもそも本当に心の時代なんてものが来ていたのか
  議論の余地があるように思います。

※2 本質的には何故そのように人々の意識が変化したか、ですが
  それについては触れられるほど知恵も知識も足りません。あしからず。

書評:国家の品格

何を今更、という方は読まないでください(笑)
少し思うところがあったので時期をはずしていますが書きます。

随分前に読んだ本なのでやや忘れている部分もありますが、思い出しつつ。



内容は大雑把に書くと、
・(数学と違い、)現実の問題を扱うには論理には限界がある。
・今は論理ばかりがもてはやされている。
・日本が失った情緒、特に武士道精神を思い出すべきだ。
といったかんじだったと思います。


序盤の論理の限界に関しては説得力があったように思います。
それを後半の主張にうまくつなげているようです。

後半、特に情緒や武士道精神のくだりは
自信喪失気味で、また第二次大戦以降自画自賛をなかなかさせてもらえなかった
日本人の心をうまくくすぐる内容になっていたと思います。

一応不況は脱したとはいえ、
グローバル化、格差社会、年金問題、環境問題、資源問題、アメリカ頼みの安全保障などなど
日本の先行きには問題がつもりにつもっており、
将来への不安が払拭されるはずもありません。


そんな中で
「武士道精神を思い出せ!
 日本は強い!大丈夫だ!」
と勇気付けてくれるこの本は確かに
「日本人に誇りを取り戻させる本」といっていいかもしれません。

日本人の持つ情緒・武士道精神は優れていると、読者を勇気付けたこと。

いろいろ言われていますが、
それがこの本が売れた最大の要因だと私は判断しました。




しかし、
残念ながらこの本は
「日本人が武士道精神を取り戻せば全てがうまくいく」
以上のことを言っていないように思えます。



現実には、国や企業のトップから一個人にいたるまで、
情報を集め、頭をひねりにひねって様々な問題を打破しようとしています。
当然、情報収集にも論理にも限界があるので
全てがうまくいくわけがありませんが、
その都度軌道修正しながら、日夜問題と戦い続けています。

この本では後半の主張の為に、
「論理には限界がある」から
「論理には限界があるから無意味である」
と読者が考えるように導いているような節があります。


・論理は無駄。
・日本人の情緒・武士道精神はすごい。
以上の二点がこの本の要点だとすれば、
これらは読者にどのような行動を推奨していることになるのでしょうか。



論理は無駄と思考を休み、
情緒による判断の方が優れていると
時々の気分で世論を形成する。



1年以上前に出た本ですが、
確かにこの本は時代が求めたのかもしれない、
と今更ながら思う今日この頃です。

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