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日本は不安大国です。
老若男女皆不安だ不安だと言って過ごしています。
さて、そんな日本で今一番お金を持っているのは老人だと言われています。
バブル崩壊後、日銀はゼロ金利政策や量的緩和政策を実施しましたが
残念ながら目覚しい効果を挙げることはありませんでした。
その理由のひとつが
高齢者が金をギッチリ握っていたからではないか、と言われています。
実際、保険の負担額も上がるっていうし、
人間何年生きつづけるかわからないし、
明日病気になるかもしれないし、、、
不安の種は尽きません。
自然と財布のヒモは固くなります。
そしてそのお金は死蔵され、市場に出回ることがないため、
景気回復は外需頼みでグローバル競争に負けるという名目の元
給料も上がらず、いつまで経っても内需は回復せず。。。
そして若者は自分たちの生活に手一杯になってしまいます。
つまり、若者に金が回らなければ
親の面倒なんて見れません。
子供が面倒みてくれないから、親は親で自衛をし、
お金を溜めに溜め、
結果景気はいつまで経っても回復しません。
個人的には、高齢者は「面倒見てくれない」と子供を不審がり、
子供は「金を溜め込んでるくせに」と親を不審がる負のスパイラルが存在していると思います。
そもそも「年金がもらえなくなるかも」という若者の不安はともかく、
既に今年金をもらっているorもらうまで後少しの人達は
多少の減額があってももらえることは間違いないわけですし、
そもそも日本の老人は平均3000万以上の資産を残して亡くなります。
実際にはお金がなくなって介護も受けられず、という人よりも
圧倒的にお金を持ったまま亡くなる人が多いことを示しています。
高齢者というと弱者の印象があり、
介護料の本人負担増などというといかにも「弱者からの搾取」の印象がありますが、
日本の高齢者は若者よりもずっと資産を持っているという現実があります。
若者が低賃金にあえいでおり、消費が冷え切っている現状を考えると
高齢者にも自己負担をしてもらうという考えは理にかなっているといえるでしょう。
また、若者が低賃金で親の面倒を見る余裕がない・・・
というスパイラルがあるのであれば、
親から子への資産分与を促進してはどうでしょうか?
子供の生活に余裕が生まれれば、
彼らも親の面倒を見ることができるようになるでしょうし、
景気の促進にも効果があるでしょう。
いや、そんなことをしたら、
自分の老後の資金が子供に浪費されるだけだ、
という意見もあるかもしれません。
それの何がいけないのでしょうか?
それで子供の生活が楽になったり、充実した分、
子供の賃金が上昇した時に返ってくるという考え方はできないのでしょうか?
この資本主義社会では
「金は天下の回り物」の言葉どおり、
お金は放出され、まわれば回るほど価値を創出します。
今の日本の高齢者による死蔵された資金を見ていると、
血も涙もないと思われがちな資本主義、自由経済主義を円滑にするには
親子の絆といった「情」が不可欠なのかもしれない
ということを感じます。
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