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ロン・ポールは共和党員です。 共和党といえばジュニアーニ、トンプソン、ミット・ロムニーあたりが有力と 某誌で見かけた気がしたんですが気のせいだったのでしょうか? さて、このロン・ポールですが、 ネットで沢山寄付をもらったりと、実は支持を集めているらしいです。 その思想をまとめると ・超立憲主義(憲法に沿ってないのものはダメだよ) ・超小さな政府(共和党は大きな政府のための政党だ、もっと政府は小さくていい) ・超不介入主義(国連とかNATOとかから脱退しよう) 超とつけたのは他の候補者に比べてかなり主張が極端であるためです。 国連から脱退しよう、とまで言う不介入主義者はそんなに多くないでしょう。 私の個人的な印象は 絵にかいたようなリバタリアン といったところでしょうか※0。 彼の思想は以下のような主張や行動となって現れています。 1.2002年のイラク戦争決議案に反対(大統領候補では唯一) 2.国連、NATOからの脱退など、各国との同盟関係の解消 3.WTOを批判、FRBの段階解体、金本位制への以降(自由貿易を阻害するから) 4.米国民を監視・規制する法案への反対 5.国境警備の強化、不法滞在者への生活保護停止 などなど。 こんな人がアメリカの大統領なんかになったら 世界的な大混乱が発生しそうな気がするんですが※1、 なんでこんなに人気なんでしょうか? まず、海外での人気は1と2によるところが大きいでしょう。 イラク戦争は世界的な(民衆レベルでの)猛反対のなか行われましたし※2 アメリカの介入主義に嫌気が指している人は非常に多いでしょう。 実際、長年連れ添った日本にも根強い反米派がいますし、 北朝鮮と国境を接する韓国は寧ろ米国からの離反の兆候さえあります。 また、国内向けには立憲主義ということで、 一貫して「国民の自由を守る」と主張が見られます。 4や5からはとにかく米国民を守る!という信念が感じられます。 不法入国者は治安の低下などを招き、国民にプラスにはならないでしょうし、 そんな彼らを税金で保護するなど、感情的に反発も大きいでしょう。 そういった心理から多くの人が彼を支持しているのだと思います※3。 ただ、個人的には彼の経済政策についての人々が何故支持しているかは判断しかねます。 日本でも自由主義経済致し方なし、といった考えが 主流になりつつあるようですが、 未だに自由主義経済への反発が強く、 ファンドや金融商品へのネガティブな感情があります。 世界的にこの自由主義経済への流れはどの程度支持されているのか? また、FRBの解体や金本位制への移行などかなり過激な主張を アメリカの、そして世界の人々がどの程度本気にして、歓迎しているのか? このあたりが私にはいまいち見えていません。 特に後者は彼が泡沫候補扱いされているがゆえ、余計に読めません。 現実的なエリート候補にはできない過激な意見を面白がっているだけなのか、 それとも本気で彼を支持しているのか、 今後の彼の主張と支持率に注目したいと思っています。 ※0 個人的にリバタリアンの主張の問題点は「今の社会からの移行」にあると思っています。 仮に、もし、リバタリアンな世界がよい世界だとしても、 現在の社会制度からの移行にはかなりの問題点があります。 そういった問題点を如何に克服し、現実的なロードマップを示すことができるか、 これがリバタリアニズムが世界に受け入れられるための最低条件でしょう。 そういえば、共産主義もソ連や中国の移行の仕方に問題があっただけで 共産主義思想自体は素晴らしい思想だという主張をどこかで聞いた気がします。 ※1 超不干渉主義の彼が大統領になれば、 アメリカに守られる立場だった日本が一番混乱するのではないでしょうか。 少なくともこれまで避けてきた安全保障問題に直面する羽目になります。 ※2 と、マイケル・ムーアが言ってました。 ※3 外国人入国者の指紋採取や移民に関する議論を聞く限りでは、
日本にも同様の感情がかなり強くあると思います。 一番に守られるべきは、犯罪をおかさず平和に暮らすその国の国民です。 そういった考えと直感的に対立するものが日本にもアメリカにも少なからずあります。 |

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