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地球温暖化の影響が感じられるようになってきました。 さて、温暖化といえばICPP(気候変動に関する政府間パネル)の第四次報告書が少し前に発表されました。 この報告書では、温暖化と温室効果ガスの相関がほぼ認められており、 これまで懐疑派から出されていた「CO2は主犯ではない」との主張を退けるものとなっています。 また、未来予測でもこれまで考慮していなかった(できなかった)要素を取り入れることで 精度を高めることに成功したようです。 具体的には以下のような結果が得られています。 ・人口と温室効果ガス発生量に相関がみられた ・CO2のほとんどが化石燃料由来(同位体分析による) ・メタン、N2Oの一部が農薬に由来 ・自然界に存在しないハロゲン炭素化合物が存在 →温室効果ガスの増加が人間の活動に由来するのは否定できない →温暖化がCO2増加の主因との説が否定された ・対流圏では温暖化が進行するも、その上部の成層圏では寒冷化が進行 →太陽運動が主因とする説が否定された ・火山、エアロゾル、オゾン、地面反射率などの温暖化への影響が不明瞭なファクターに関して、 その影響量を不確実性と共に数値化 →気候モデルの信頼性向上。過去の結果と一致。 温室効果ガスの増加やそれに伴う変化が温暖化の主因といえる ・余剰CO2の吸収率が低下する(具体的な推定値はデータ不足により信頼性が低いが低下するのは確実) ・海水の熱・CO2吸収量が不安定化。安定するまで約4000年はかかるとの試算 →温室効果ガスの増加がとまっても、一度はじまった気候変動はとまらない。 過去、温暖化問題について出されていた、 懐疑的な、また楽観的な説も研究の進展と共に概ね否定される傾向にあります。 また、気候モデルの精度も高くなってきており、 これまで憶測でしか語れなかった各ファクターの温暖化への影響が 数値的に語れるようになってきました。 同時に、報告書では雲の発生量や水循環など、 考慮しきれていない要素が存在することを認めています。 しかし、本報告書では、 これまで温暖化に対しプラスの影響を与えるのか、 マイナスの影響を与えるのかさえ不明だった要素の多くが、 正の影響力をもつ、つまり温暖化を加速させていたことが判明しました。 温暖化に関する調査・研究はまだ発展途上であり、 その数学的モデルも完璧ではありません。 しかし、本報告書は科学的な研究が確実に真実に近づいていることを示しているように思えます。 これらの調査結果が、不確実性を含む(完璧ではない)との理由で パージされないことを祈ります。 最後に故カール・セーガン博士の言葉で記事を終えます。
「科学は人類が真実に近づくための最もマシな方法である」 |

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