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私にしては珍しく初日に観て来ました(仙台に「ポンペイ展」を見に行った帰りです。例によって地元には来てません(涙))・・・。
これ、宣伝されている様に韓国では例のないタイプの怪獣(というより 怪物)映画。
モンスターのグエムルを「キングコング」の WETAが手がけた事や、韓国では大ヒットを記録したという事で話題になりました(残念ながら日本では・・・の様ですが(涙))。
ストーリーは韓国の観光地・漢江(ハンガン)で売店を営む祖父ヒボン・父カンドゥ・娘ヒョンソの3人家族が、突如襲来してきた謎の怪物・グエムルにヒョンソをさらわれ死んだものと思いますが、その夜、携帯にヒョンソからの電話が入り、 怪物の被害者達の合同葬儀(こういうのは日本の怪獣映画ではあまり馴染みがないですが「ゴジラ」での負傷者達の治療所のシーンが一番近いかも・・・)で合流した従弟ナミルと従妹ナムジュも加わって、怪物に接触した為に隔離されていた病院を脱走してヒョンソを助けに行き、ヒョンソはヒョンソの方で怪物の巣の中で必死に脱出する為に奮闘する・・・といった感じ。
で、先に怪物の話からいたしますと、これはゴジラの様な大物ではなく、「エイリアン」や「トレマーズ」といった人間を直接襲う小さめのタイプ。もうWETA製作のモンスターらしく、ドロドロでグチャグチャといった感じで可愛らしさなど微塵もありません(笑)。
基本的にはCGIで、冒頭から全身を見せての暴れっぷり。流石に晴天の昼間に暴れるシーンはちと厳しいかな・・・とも思いましたが、それはハリウッド大作でもたまにある事。中盤に入ってからの雨の中や娘が幽閉される場所でもある下水道の巣の中などでは、かなりの存在感を見せてくれます。
また、なんの変異体なのかは良く判らないのですが(外見は魚+カエルといった感じです)、2本足で大胆に走りまわったり(冒頭のコンテナのシーンはかなり怖かったです)尻尾を使って橋下駄の下を飛びまわったりと観ていてホント飽きません(後半には大量の○○を吐き出すというかなりインパクトのあるシーンもあります)。
キャストの方は個人的には実力はあるのにここ一番の度胸が足りない為いつも2番、3番のアーチェリー選手の従妹ナムジュを演じた「子猫にお願い」、「ほえる犬は噛まない」のぺ・ドゥナに注目。
これもそうですがノーメイクの役が多いので・・・な感じも受けますが実際にはかなりの美人。
今回は得意のアーチェリーで果敢に怪物に立ち向かいます(余談ですが彼女が韓国の留学生で、女子高校生バンドのボーカルを演じた「リンダ・リンダ・リンダ」でボーカルに選ばれるシーンはかなり爆笑。言葉が良く判らないからといって、なんでも、「はいはい」と答えちゃいけません(笑))。
また、普段から居眠りばかりで完全に駄目親父なのですが実は・・・、といった父親カンドゥ役のソン・ガンホもいい演技をしています(私、残念ながら韓国映画にはあまり縁の無い方ですが「JSA」は泣けました)。娘ヒョンソ役のこれがスクリーンデビューというコ・アソンの劇中殆どのシーンでの顔を汚しての体当たり演技は見ごたえありです(笑)。
で、内容の方ですが、時々入る笑いのシーンは個人的には笑える・笑えない半々といったところ。
反米的・・・という感じもかなり受けますが、単に反米といっても国によってそれぞれ違うものだと思うので意図したものなのかどうかは私にはなんとも言えません。ただ途中でこの事態に介入した米軍がストーリーの中でちゃんとそれらしく(ちょっと意味深)機能している事は確かだと思います。
また、いろいろ真剣で社会派な要素を含んでいる為に個人的には単純には笑い飛ばせないな・・・、というのが正直なところでした(特にラスト)。ただ、かなり見ごたえのある出来だったとは思います。
個人的にはまだこういう映画が作れる韓国が少し羨ましいかな・・・とも思った次第です。
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