沖縄あまはいくまはい

「あまはいくまはい」とは「彼方走い、此処走い」です。

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 今(なま)あ、なあ家内家内(ちねえぢねえ)んかい、水道(しいどう)ぬ引(ひ)かっとおしが、戦前(いくさめえ)迄(まで)え、いいくる村井戸(むらがあ)どぅ使(ちか)とおたる。
 戦後(いくさあとぅ)んちゅてえ小(ぐゎあ)や、写真ぬ如(ぐと)おる井戸ぬたしが、今ちきてぃ残(ぬく)さっとおしえ珍(みじら)しむんやん。
 井戸(かあ)や沖縄人(うちなあんちゅ)にとぅてえ、拝所(うかみどぅくる)ん又(また)やん。
 門中(むんちゅう)にゆてえ、かわてぃ、うやふじぬ使(ちか)とおたる井戸や、6月(るくぐゎち)御祭(うまち)いまた旧正月(しょうぐゎち)ぬばす、拝(うが)みいが行が(い)ちゅる所(とぅくる)んやん。
 今あダムからぬ水道ぬあくとぅ、飲(ぬ)み水(みじ)ぬ通(とぅう)ちあしえ、当(あ)たい前(めえ)んでぃどぅ思(うむ)とおる筈(はじ)やしが、昔(んかし)え水え、雨(あみ)びけえんどぅ頼(たる)がきとおたくとぅ、通ち水ぬあんでぃちぇえ限(かじ)らんたん。
 井戸水えあたら命、押上(うや)ぎゆるむぬとぅしち、畏(うす)りらんでえならんむんやたん。
 自然(しじん)や実(じゅん)に命(ぬち)守(まむ)ゆるむぬんやい、又取(とぅ)ゆるむぬんやん。 うん如(ぐと)おる思(うみ)いぬあやあにどぅ、昔ん人(ちゅ)お自然ゆ畏(うす)りてぃ来(ち)ゃる。

【語句】
今あ、なあ家内家内んかい、水道ぬ引かっとおしが=今は各家庭に水道が引かれているが
戦前迄え、いいくる村井戸どぅ使とおたる=戦前までは殆どは、村の共同井戸を使っていたでのである。
戦後んちゅてえ小や、写真ぬ如おる井戸ぬたしが=戦後もしばらくは写真のような共同井戸があったが、
今ちきてぃ残さっとおしえ珍しむんやん=いまだに残されているのは珍しい
井戸や沖縄人にとぅてえ、拝所ん又やん=井戸は沖縄人にとって、これまた拝所でもある
門中にゆてえ、かわてぃ、うやふじぬ使とおたる井戸や=門中によっては特に先祖が使っていた井戸は、
6月御祭いまた旧正月ぬばす=6月ウマチーや正月などに
拝みいが行がちゅる所んやん=参拝しに行くところもある。
今あダムからぬ水道ぬあくとぅ、飲み水ぬ通ちあしえ=今はダムからの上水道があるから、飲料水が安定的にあるのは
当たい前んでぃどぅ思とおる筈やしが=当然だと思われているかもしれないが
昔え水え、雨びけえんどぅ頼がきとおたくとぅ=昔は雨頼みだったので
通ち水ぬあんでぃちぇえ限らんたん=常に水が供給されるとは限らなかった
井戸水えあたら命、押上ぎゆるむぬとぅしち=井戸は大切な命を支えるものとして
畏りらんでえならんむんやたん=敬まい大切にしなければならないものであった
自然や実に命守ゆるむぬんやい=自然は実に、命を守るもでもあり
又取ゆるむぬんやん=また奪うものである
うん如おる思いぬあやあにどぅ=このような思いがあったからこそ
昔ん人お自然ゆ畏りてぃ来ゃる=昔の人は自然を敬い大切にしてきたのである。

注:沖縄語の「畏(うす)りゆん」には日本語とはニュアンスを違え、「尊敬し大切にし崇める」という意味合いがある。

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韓国の大学生です。沖縄語が学べる良い記事、いつも書いて下さってとても感謝しています。 削除

2019/2/8(金) 午前 3:52 [ いゆぐぁあ ] 返信する

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