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長良川と郡上竿の世界
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2019年5月18日 郡上竿でテンカラ釣り

鮎解禁までもう少し。
若き郡上魚籠職人「益田君」と一緒に長良川でアマゴ釣りをすることにした。
早朝5:00に益田君の自宅で待ち合わせ。
頼まれていたテンカラのラインをプレゼント。
撚り馬素と同じように黒いナイロン糸「金松葉」で作ったラインと、実用的なラインをもうひとつ。
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これは、今は亡き私のテンカラの師匠から教えてもらったライン。
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海の手釣り用の組糸であるが、巻きグセがつかず適度な重さで、引っ張っても撚りが戻ることもなく、とても使いやすい。
この先に目立つ蛍光のラインを少し足し、ハリスを付ければ完成。
益田君はこの日、昨年福手さんから頂いた竹の郡上竿を使ってテンカラをしたいというので、早速このラインを使ってもらうことにした。
最初は本流に行ったが魚の気配が無いので、急遽支流に変更。
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竹の郡上竿はカーボンと比べると重たいので心配したが、すぐに慣れて、適度に重いこのラインとの相性もすこぶる良いとのことだった。
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そして、いきなり最初の場所の淵尻でイワナが掛かった。
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ヒットしたのは白い毛バリだった。
撮影の際、二人同時に肝心な物が不足していることに気がついた。
この日は活かして持って帰る予定だったため、郡上魚籠を持ってこなかったことを二人で後悔して笑った。
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その後、入渓しやすい場所は場荒れしていたが良型のアマゴも出た。
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益田君は半日郡上竿を振ったが、とても使いやすく、この竿で魚を釣り上げたことをぜひ福手さんに伝えたいと話していた。
やはり、重い竹竿にはある程度重いラインが必要で、今流行のレベルラインはカーボン竿向きであろう。
それほど数は出なかったが、最後に郡上竿と記念撮影。
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えっ?
お前の釣果はどうだったのかって???
聞かないでください(涙)

伝説の郡上魚籠の再現 第4話<益田君の挑戦>

さて、いよいよ若い郡上魚籠職人「益田君」による伝説の白冶魚籠の再現である。
特殊な底角の編み方については、実物をじっくり見ながら二人で調べた。
編み方以外については、竹ヒゴの一本一本がとても丁寧に削られているぐらいで大きな違いはないはずだという。
早速、再現にとりかかった。
郡上魚籠は底面から編んでいくのだが、いきなり難関にぶつかった。
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益田君いわく、そもそも魚籠の形の良し悪しは底の造りで8割方決まってしまうという。
それだけ、底面から側面に立ち上げていく作業が難しいということである。
従来の編み方では、四隅の外側の幅の広い縦ヒゴを基軸として編みながら形を造っていくのだが、白冶の編み方ではその代わりに細く短いい竹ヒゴを1本差し込んで編んでいかなくてはならない。
更には、四隅の竹を細かく8つくらいに割ってそれを編みこんでいかなくてはならないのだが、割った竹がまとまらず編み難いらしい。
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角が不安定だと形が定まらないのである。
しかし、そこさえ越えてしまえば、あとは益田君も慣れたもので編みこむ作業は早い。
下半分の編み込み。
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胴帯を付ける。
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上半分を編む。
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口を造るために縦ヒゴを細かく割って分けて広げる。
(これは分かりやすく7寸魚籠の制作画像)
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極薄く削った帯状の竹で巻いて口の形を造っていく。
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これが再現された魚籠の底である。
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今まで数百個の魚籠を造ってきた益田君だけあって、最初の戸惑いはあったが、作業は流れるように慣れたもので約2時間弱で完成した。
今回は、手本になった白治の魚籠に近い大きさの4寸魚籠を作ったが、その後、注文を受けていたという7寸魚籠を完成させるところも見せてくれた。
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益田君としては、今回の魚籠は試行錯誤しながら造った魚籠なので、まだまだ納得できず修正したい点が多々あると言うが、伝説の白冶魚籠の編み方はだいたい習得することができたという
私も今回あらためて知ったことだが、実は郡上魚籠作りの大変さは、編み上げることよりもその前段階にあるという。
実際には、竹割りから各種のヒゴ作りの事前準備に膨大な時間を費やしている。
売値が1個一万数千円として、それに掛かる時間で計算したら、とても割りに合わない労働である。
まだ若い益田君が魚籠造りを生業にできない理由にも頷ける。
もっと高く売ればいいのに・・・と私も言ったことがある。
しかし、益田君は師匠の郷戸さんがそうだったように、実用の道具として地元の釣り人が買える値段を維持することを固い信条としている。
それ以前に、もし専業として数多く造ったとしても、現在の世の中では、私のような好事家でもなければ欲しがる人などほんの一握りであり、職業としては成り立たないだろう。
だからと言って、それが実用品から離れて芸術品として存続しても、これら釣り道具が持つ本来の精神性は失われてしまうに違いない。
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私が郡上竿や郡上魚籠に魅入られるのは、そこに「用の美」が存在するからである。
そう思うとき、実用の郡上魚籠の伝統を残してくれた郷戸氏と、それが副業であっても意思を継いでくれた益田君に感謝したい。
最後に、百年近くの時を越えて再現された伝説の郡上魚籠を並べて記念撮影させて頂いた。
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今後の益田君の活躍を期待してこの章を結びたい
また、お付き合いを頂いた皆様「ありがとうございました」

さぁ、そろそろこのブログをどうするか悩まなければならない・・・



2019年5月2日 吉田川の巨大アマゴ

決して驚かないで頂きたい。
これは、この日に私が長良川の支流「吉田川」で釣ったアマゴである。
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※CGではありません!
連休と言っても忙しくてバタバタしていたが、5/2(木)にやっと半日時間がとれたので、アマゴの顔が拝めれば良いぐらいのつもりで、日が昇ってから郡上の吉田川に向かった。
連休も5日目ともなると魚も相当スレているに違いない。
あまり上流に行く時間ももったいない。
ここは鮎釣りでも良く知った場所。
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案の定、アマゴのアタリは小さくて、エサを咥えただけですぐ離してしまうのでなかなか針に掛からない。
そんな中でヤツは、ごく普通の平瀬の中で食ってきた。
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波のヨレを丁寧に流していくと、目印に違和感を感じた。
直後、まるでチビアマゴのようなコツコツという明確なアタリが出た。
すかさず合わせると水中でギラギラと暴れた。
(今日は極細糸なので無理はできない)
しかし、ヤツは意外にもすんなり足元に寄ってきた。
なんとか浅瀬に導いてタモで掬おうとしたが・・・
何と!
頭しかタモに入らない(驚)
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それでも、なんとか無理やり掬いあげて胸を撫でおろす。
記念撮影
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記憶に残る感動の一匹だった。
このアマゴの大きさは竿やタモ、虫入れと比較すればお分かりいただけると思う。
竿は銘竿「郡上あまご」。
なんと、その後にも更に同じようなサイズがもう一匹。
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・・・・
でも何か変???
皆様、驚かしてすみません。
だから冒頭で「決して驚かないで頂きたい」と言ったでしょ(笑)
「ネタバラシ」
下記画像を拡大して見てくださいね。
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釣りに行けずに手持ち無沙汰だったのでコツコツ作って、この写真を撮るのを楽しみにしていました。
次はミニチュアの郡上魚籠でも作ろうかなぁ。

ホントの釣果は、これだけ(6匹)でした。
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伝説の郡上魚籠の再現 第3話<底角の編み方>

前回の第2話から間が空いて申し訳ございません・・・
今回は、様々な郡上魚籠職人の底角の編み方について。
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職人によって形や口の造りなどに違いがあるが、傷みやすい底角の編み方には独特の工夫が凝らされていた。
そもそも郡上魚籠は、横幅の狭い底から胴に向かって広がる逆三角形の形のため、90度に曲げた外側の竹ヒゴは折れやすく、更に捻じれが生じる。
それを逃がすため、「かご七」は細かく割って捻じれる力を逃がしている。
「郷戸魚籠」や「小駄良魚籠」はスタンダードの編み方であるが、それでも郷戸氏は縦ヒゴの内側の肉を削って捻じれに対して工夫をしていた。
「嶋魚籠」や「白治魚籠」は、外側の縦ヒゴを鋭角に曲げないように一寸ほど飛ばしたところから編んでいるのが特徴である。
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そもそも「嶋魚籠も」二代目の嶋直次まではごく普通の編み方の魚籠であった。
それを、無形文化財として有名な三代目の嶋数男氏が工夫して2重の角にしたのである。
だが「嶋魚籠」と「白治魚籠」でも編み方は違っていた。
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「嶋魚籠」が幅の広い縦ヒゴを二重にしているのに対し、「白治魚籠」は捻じれに対応するように細かく割った上で、飛ばして編む縦ヒゴの代わりに細い竹ヒゴを一本差し込んで編んでいるのである。

これこそが、郷戸進氏が弟子である益田君に伝えたかった編み方であった。

2019年4月14日 郡上アマゴと桜冷え

多忙な日々が続いていたが、先週末には、長良川本流でもキレイなアマゴが釣れ出したという話も耳に入り、無性に郡上アマゴの顔が見たくなった。
しかし・・・
このまま暖かくなるかと思いきや、奥美濃は雪まで降って寒の戻り。
まさに「桜冷え」。
しかも、日曜日は午後から冷たい雨予想。
厳しいのは覚悟の上、アマゴの顔だけでも見れたらと思っての釣行。
白鳥地区の桜は蕾が開いたばかり。
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意外にも朝一の川に釣り人は誰も居ない。
昨日も釣れていない証拠。
ゆっくり川虫捕りをするが、手が切れるほど水が冷たい。
キンパク(カワゲラ類)と黒川虫(ヒゲナガトビゲラ)とカメチョロ(マダラカゲロウ)がたっぷり。
早速、良さそうな淵や深みを流すがアタリは皆無。
アマゴも餌にまったく触らない。
2時間やって諦めモード・・・(今日はボウズか)
ダメ元で石色の明るい平瀬を丁寧に流すと、待望のアタリ。
今年の初アマゴは20センチあるか無いかのサイズ。
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9時頃になって水生昆虫が羽化して飛びだすと、瀬の中でライズが始まる。
水温が上がって活性が出だしたか?
そして、同じようなサイズがまた一匹。
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その後は、一回り小さいのが2匹。
10時までにやっと4匹。
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今日は、郡上アマゴの顔が見れただけで充分。
水温低下だけでなく、アマゴはかなりスレている感じで、誰もが使うキンパクではアタリは皆無、黒川虫も使うにはまだ早い感じ、アタリが出たのはカメチョロのみ。
土手から見ていた地元の人の話では、ヒラタなら一発で食うとのこと。
雨が降り出しそうなので10時に納竿。
アマゴは全てリリース。
今週の週末には、大和地区でアマゴ釣りの大会とかがあるそうなので、さぞかし賑やかなのだろう。
しかし、その大和地区は皆に責められ続けてかなり厳しい状況らしい。
(どうぞ皆さん釣れますように・・・)
着替えを終える頃には、空から冷たい雨が落ちてきた。
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帰り道。
郡上大和の桜は満開。
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美濃橋の桜は散り際。
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この冷たい雨で花びらが落ちていた。
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もう少し暖かくなったら、また来よう。

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