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弔いの表示板をみて気を引き締め、岩を左手から回りこむと、前方にやせた岩稜の「蟻の塔渡り」が目の前に現れる。
先ほどの声をだした女性二人が岩に馬乗りになって進もうとしている。
少し待ったがほとんど進まないため、最初は立って進むが前日の疲れからバランスを崩す可能性があるので、女性に近づいた段階でいったんしゃがむ。
しかし前方の女性はまったく進まない。馬乗りのため腕力で自分を持ち上げられないため進まないと考え「這ったほうがいいのでうは?」と言ったが、体勢を変えるのが怖いのだろう、あまり体勢は変えずに蟻?いや亀のスピードで動いていく。
あまりにも遅いので回りを見渡すと両側がスパッと切れ落ちている。これでは高齢の女性には立って進むのは無理。
しかたがなく前が開くのをじっと待つ。
なんとか渡りきったところで、一人の女性が待機中。話から次の「剣の刃渡り」がもっと怖くて息子だけ頂上へ向かったとのこと。
確かに先のほうが岩稜がさらに細いが、その上を通らなくとも少し下を歩ける。教えたがもうあきらめたようだ。
渡っていると女性の「若い人は早いね」と言う声が聞こえ、振り返ると岩の上を立って歩く男性が向かってくる。渡りきり、先にいってもらい。振り返ると改めて危険な場所だと実感。
その先はまっすぐ細い尾根の急登。岩に突き当たり、左手にぶら下がっている鎖を登りきると・・・・そこが平坦な頂であった(9:35)。八方睨!
頂上から昨日登った高妻山が大きく見える。
若い男性がいたので「ここが戸隠山ですか?」と聞くと「そうです」と答えると、もう一人の先ほど抜いていった男性が「ここは八方睨み。戸隠山はもう少し先です」と言う。
でもその男性は何回もきているようで「下りに雪があるので引き返そう」と言っている。見るとたいした雪でないので「先の頂に標柱はありますか?」と尋ねると「たしかありました」との返事。迷わず向かうことにした。
下りきり、登り返す。歩き始めてからまだ1時間30分もたっていないためだろう(いや登りなれかな?)それほど疲れを感ぜず、さらに下る。どこが戸隠山だろうか・・と先の山を見つめる。
しかしそんな心配はご無用。次の急斜面を登っていくと標柱が見えた(9:45)。
戸隠山の頂上は誰もいない。
これで満足。スタート時は、あの怖い岩稜を戻るのは怖い・・と考え、高妻山から下った一不動に下って周回も考えたが、あの沢を歩くのはごめん。
ほとんどの人が戻るようなので、自分も迷わず、Uターン。
八方睨 西岳
一山越え、八方睨みの手前から、蟻の塔渡りに挑戦している人が見える。
急な坂を登り返し、八方睨。
違う男性が一人。まだあの女性達は届いていないようだ。
すぐに下りにかかる。
すぐに先ほどの女性軍とすれ違い、蟻の塔渡りに戻る。
さてどうしようか?
よく見ると、左側に巻き道がある。誰もいないので格好をつけて危険な岩の立って歩くのは危険と考え、剣の刃渡りから左手の鎖につかまりながら渡る。ここも足場が悪く結構歩きにくい。
そして急な胸つき岩を下る。
さらに登りでも苦戦した20mの鎖場を下り、百軒長屋、五十軒長屋から緩やかな下りとなる。
戸隠山頂上から1時間15分で奥社が見えてきた(11:01)。
さてお参りにいこうと登山道から奥社への道に合流すると・・・・・お参り客が長蛇の列をなしている。
しかたがなく並びお参りを済ませる。
あとは大勢の参拝客の中をゆっくり下り、髄神門から花が見られそうな「戸隠森林植物園」の中を入る。多くはないが春の花を見ながら、水芭蕉の道へ足を向ける。すると本当に水芭蕉の真ん中を歩くようになる。
その中に水芭蕉だけでなく黄色がきれいな「リュウキンカ」も咲いている。
さらに小鳥と遊び、駐車場に12時30分に戻る。
ここで今回初めて持ってきたバーナーでうどんを作り、昼食。
あとは渋滞も予想されるので一直線に帰路についた。
10連休のGW。これだけ長い連休なら登山をしても疲れは後半までに取れるだろうと考え、少し遠くの戸隠まできました。しかし正月以来、登山らしい登山はしていなかったため、スタミナ不足。食べ物も喉を通らないほど初日は疲れ、次の日は観光して帰ろうか?とも考えましたが、翌日は意外と疲れを感じませんでしたので、予定通り、怖い怖い蟻の塔渡りに挑戦し、久しぶりにスリルを味わった楽しい?山旅でした。
これからは夏に向け、あまり間隔をかけないよう近くの山を歩きたいと思います。
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長野の山
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4月30日
やっとのことで高妻山を登り、調べておいた日帰り温泉に向かう。近いのは戸隠神社・・・湯行館だが入替制ときき、混むのだろうと思い、少し離れた「むれ温泉 天狗の館」へ向かう。
スマホのナビ通り到着し、さっそく汗を流す。お腹に何かを入れたくていつもより短時間に上がり、ようやくご飯をおなかに入れ、さて今後の予定を考える。足の疲れ、胃腸の調子から「明日はどうしようか」。(いい温泉でした)
まずは次の朝の調子で考えようと温泉のカウンターの若い男性に一番近い道の駅を尋ねる。
教えてもらったのは「小布施ハイウェイオアシス道の駅」。
30分ちょっとかかるとのこと。スマホにセットし出発。あかりのない山道を下っていく。30分といわれたが、真っ暗な田舎道をそれ以上はしり、ついた道の駅はほぼ満車。
開いていた大きなキャンピングカーの間に止める(キャンピングカー多くなりました)。
どんな場所なのだろうか・・・と建物への階段を登る。さすがに夜9時すぎ。自動販売機以外なにもない。用を足し車にもどり睡眠。(同じような人が多いようで、中には女性二人組みの軽自動車もいました)
5月1日
何度か目覚めながらなんとか眠り、目が覚めたのが4時30分。空をみると山は何とか見えるが曇り空。
これでは出かける気がせず、また横になる。6時に近くなり重い腰を上げる。
すき家で朝食をとり、また戸隠へ向かう。体調はまずまず。足も問題ない。今度はスマホのナビ通り、狭い七曲りの道を登り、前日と同じ登山者駐車場に到着。
車は前日よりおおく、他県№ばかり。「飛騨」「仙台」「福島」「なにわ」「神戸」「奈良」など。
観光案内板で道を確認し車道をあるきながら戸隠神社奥社へ向かう。(7:05)
30分で大鳥居がある参道入り口につく。さすがに朝早いため人は少ない。
こまかな雨粒が落ちてくるか、ぬれるほどではない。
鳥居の上にこれから登り戸隠山の異様な山容が見えている。
参道の両脇にさく二輪草などをみながら朱色の随神門。
くぐったところからの杉並木が見事。400年はたっているとのこと。
大鳥居から30分で奥社が見えてきた。登山道は・・・と周りをみると建物の左手に登山道の表示が見える。お参りは帰りにしよう(まだ帰りのコースは決めていませんでしたが・・・蟻の戸渡りが怖い)。
注意書きや登山道の地図をみてから登りにかかる。さっそくスミレや何かの芽を見つける(8:04)。
自然林の中、じぐざくの道から緩やかな登りの道をすすむ。
昨日の疲れからどうなるかと思いながら歩き出したが、意外と足はスムーズにでる。息もあがらない。←山慣れ?
「イワカガミのつぼみ」や「ショウジョウバカマ」を見ながら35分ほど登ると前方に岩山が見えてきた。
さあこれからが核心部。岩の根元にもぐらが通ったような道?
五十間長屋。
矢印は左をさしている。岩山をまきながら歩く。するとお地蔵さんが鎮座している。反対側の斜面にとりつき振り返ると、今歩いてきたところが百軒長屋のようだ。
回り込むと南西側がひらけてくる。
そんな景色を見ながら進むと、鎖場が現れた。
三枚は連続で20mくらいは登ったでしょう。
ここからは鎖場の連続。
登りきり振り返る。
結構怖い。鎖からは当然手を離さず、足を置く場所に注意する。
すると木に「胸つき岩」との黄色の標識を見つける。
上を見上げると赤い服?の男性が登っている。
登りついたところから振り返る。
頭上から人の声。お!
戸隠山の名? 「蟻の塔渡り」がちかいのだろう。岩を回り込むと挑戦している人が見える。
悲しいことがあったのでしょう右のような弔いの板もありました。
写真が多くなりましたので続きにします。
つぎは核心部から頂上その他です。
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やっと着いた。(がんばればなんとかなるものです←反省がたりない)
もうまわりはガスで北アルプスは見えない。それでも先の方面に足を踏み出すと乙妻山や妙高山が見える。
乙妻山 妙高山
そして振り返ると標柱の先に戸隠の山々。
三角点があるようだが、雪の下なのだろう。
時間は13時40分。一つの山を目標に登り、こんなに遅く頂上についた記憶がない。出発が遅かったこともあるが、やはり運動不足が影響したようだ。
登りは4時間20分かかった。下りは3時間程度だろうか。するとわき目も振らず下っても5時くらい。これはのんびりしていられない。
標柱に触れてから。Uターン!
樹氷を見ながら降下点。
戸隠山
黒姫山
ここからは圧雪の急斜面の下り。できるだけアイゼンの爪をたてながら注意して下る。
しかし一回、転びお尻で数m下ってしまう。楽だがお尻が冷たく、止まらなかったら・・・と不安に感じ、途中からは登山道と思われる端を枝につかまりながら下る。
もう登ってくる人はいないと思っていたところ、一人の若者が登ってきた。「あそこが頂上ですか?」と自分と同じ質問をしてきた。同じ答えをしたがそれほどがっかりした表情はしなかったのでまたスタミナは残っているのだろう。
お互いに注意の言葉をかけ、別れる。
なんとか無事急斜面を下り、先をみると登ってきたアップダウンが見える。
また登らなければ・・・・と気持ちがなえるが、やるしかない。登りの息切れを下りで整え、「六弥靭」に戻ってきた。
下っているときから考えていたが、ピストンで戻るか、もうひとつの一不動経由で戻るか・・・・・早いのは同じ道。でも違う花がみられるかもしれない・・と考え一不動方面へ向かう(14:50)。
数分するむと木に「五地蔵山」の標識がかかっている。あれ?こんなところに頂があったのか。せっかくだから寄ってみた。東方面が開けており、飯縄山が大きく見えている。
すぐに戻り、左側がすぱっと切れ落ちた道を歩き、急な下り。
基本は下りだがわずかにアップダウンを繰り返し「三文朱」。その先にツララを発見。やはり山はまだ冬のようだ。
(北アルプスの遭難のニュースを思い出します)
下ってきたな〜
50分弱で避難小屋が見えてきた(15:40)。
ブロックを重ねた小屋。こんなところでは泊まりたくないものだ。まっすぐが戸隠山方面。左に向きをかえさらにくだっていく。
ここからが大変。ほとんど沢の中。沢の中の濡れていない石を選びながら歩いたり、何回も渡り返したり。まっすぐ同じ道を戻ればよかったと悔やむ。
さらにそれだけでなかった。岩の斜面を鎖につかまりながトラバースすることも。
不動の滝?
また沢の真ん中を歩くと、いまにも崩れそうな雪の道が現れた。この上を歩くしかない。そっと一歩を乗せ、確かめると崩れそうもなさそう・・・・いそいで渡りきる。
沢歩きが続き、注意力不足だったのだろう・・・道をまちがえ薮こぎまでしてしまった。
なんとか元の登山道に戻り一安心。
傾斜はゆるやかになり、道もはっきりしてきたので花を探しながら下る。
多いのは「二輪草」「キクザキイチゲ」。その他は・・・・・
①新潟でみたような尻尾があるスミレ ② ③エンレイソウ
④ 不明(調べます)⑤ ⑥フッキソウ?
まわりが薄暗くなってきたころ沢から離れ、登山口の標識がある登山口が見えた。(5時3分)
まわりには二輪草やキクザキイチゲだけでなくカタクリがたくさん咲いていた。
やっとのことで登りましたが、これほど大変だとは思いませんでした。まあ根性?でなんとか達成できましたが、日ごろの怠け癖から山歩きの予行練習もせずに2353m、標高差1200m以上の山に登るのは少し無謀だったようです。
夏のアルプスに向け、月に二回は山歩きをしたいと思います。
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着いた祠(石標)の脇に「六弥靭」の標識。あれ?ここは五地蔵山ではないのか?
スタミナはそこをつきかけているが、とりあえず?高妻山にむかって下る。
下りは転ばないよう注意するだけ。くだったところからの展望もいい。
登りにも見てきた妙高方面。
高妻山 火打山 妙高山
反対側は・・・・お! 戸隠山の遠くに北アルプスがなんとか見えている。
戸隠山 北アルプス
鹿島槍ヶ岳? 五竜岳?
昼近くなりガスが少しでてきたが、なんとか見えたのはラッキー。
しかし下ったら登り返す。先にもいくつかピークがありそう。くじけそう・・・
いくつかアップダウンを繰り返し登ったところに雪の中から顔をだした標識「八観音」 。
さらに高度を落とすと見上げる高妻山は、目前に立ちはだかる壁のような威圧感があり、もう戻ろうかとの思いもうかぶ。
ここが八丁ダルミか?いやそばに石標と「九勢至」という表示板がある。
細い尾根道の雪の上を歩くと目の前は雪原だけ。どこかに登山道があるのだろうが、雪の下。先週ノーアイゼンで歩いたとの情報があったが、昨日の夜、雪が降ったようで新雪がところどころに見られる。
これからの一直線の登り。ころんでは大変。ここで万が一のため持ってきた軽アイゼンを装着。さあ登るぞ!(掛け声をかけなけらば足がでませんでした)
最初は浅いつぼ足。だんだん急になってくるとキックステップで一歩づつ登っていく。上から声が・・・・夫婦だろうか、記念撮影をしている。まあ下るだけなので余裕なのだろう。こちらはアップアップ。
拶をかわし息があがらないよう踏み外さぬよう注意する。しかし腐った雪のところもあり、ず・ず・・・と滑り落ちることもあり、スタミナを消耗する。(BSの百名山、岩木山の急斜面を登る二人のような感じです)
あまりの歩きにくさに、雪原の左端をみるとなにやら登山道のあとのようなところがある。
あちらのほうが歩きやすいとおもい、進むが今度はゆるい雪のため足がうまる。靴の中の雪が入ることもあり、これまた大変。そこに異変。
いままで登っていて足が攣ったことがないが、太ももの下、ひざ付近の筋肉が攣ったような感じ。さすがに最近なまけていた影響がでてきたようだ。
それでも大事にいたらず。脇に木が生えているので枝につかまりながら登っていく。
すると目の前に白く輝く木々が見える。
お!これはこの冬見られなかった霧氷か?これは楽しみ!
苦しいが10歩進んでは10数秒休みを繰り返しと白い木々が目の前。これは氷・・・・樹氷か?
天気は下り模様。でも手袋をするほど寒くはないのがありがたい。
だんだん頂上が近づくと、上から一人の男性が降りてきた。挨拶をし「上が頂上ですか?」とたずねると「いや、そこから平坦なみちを10分ほど進んだところです」とのこと。
もうスタミナは限界。休みながら登ってきた道を振り返る。
黒姫山 加勢靭 飯縄山
これが最後の急登・・・と自分に言い聞かせ登りきり稜線に飛び出した。
たしかに標柱はなくさらに先に少し高い頂が見える。
一息つきながら周りの景色を楽しむ。 硬くしまった雪の上を進むと岩場だが雪が残っているので岩場はほんのわずか。鉄製の剣?いや標柱がたっている(ここが十阿弥陀)。
問題なく通過し硬くしまった雪の上を緩やかに登ると標柱がはっきり見えてきた。
写真が多くなりました。途中ですが続きにします。
つぎは最後の下りと花と藪こぎ?編です。
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さあGW。
毎年恒例の一泊二日の山登り旅行?にいくぞ!(と気合をいれないと出かけられなくなりました)
昨年は四阿山、ことしも百名山でも歩こうと探す。近いところで残っているのは美ヶ原と霧が峰くらい。ここは花の季節に登りたい。
東北は雪がまだ多そう。長野の北、妙高山は残雪が多い。その南の高妻山はどうだろう・・・とヤマレコをしらべると残雪はあるが、ノーアイゼンでも歩いた人がいる。
「よし今年は高妻山にしよう」
4月30日(土)
夜が明けかけた4時30分に出発(最近出不精になってしまいました)。
厚木から圏央道。朝早いので順調。1時間以上走ったところで、板戸IC?聞きなれない地名看板やまわりの景色もいつも走っている関越自動車道の感じと違う。
ジャンクションを曲がり損ねた。川島ICでユーターンしようと思ったが開いているスペースがなく一回降りて乗りなおす。往復20分のロス。
寝不足のためか集中力がなかったようだ。
もどって上里SAで朝食をとり藤岡ジャンクションから上信越道へ。一直線に長野へ向かう。
その途中からはわくわくする?山容の妙義山。佐久平を過ぎると今度は目の前に真っ白な北アルプスが広がっている。
鹿島槍 五竜
スマホで!(もっときれいに見えた場所があったのですが、遅れていたので写真を撮りませんでした) 双耳峰の鹿島槍ケ岳だけはすぐにわかります。その隣は五竜岳です。
アクセルを踏みたくなる欲望を抑え長野東IC。
さてここからはスマホのナビ頼り。指示とおり走り、長野市内から善光寺方面に向かうはずだか、道路標識は方向が違う。善光寺に向かう道がみつからず(見逃し)、大きな通りをナビ通りに進む。左折すると山道になり、どんどん登り、湖(大座法師池?)から右折。
高原の道をひたすら走るが心配になり道路わきで農作業の準備をしている人に確認。まちがいないようだ。
急に観光地らしくなり、戸隠神社宝光社、次が中社。まだ着かない。時間は予定の8時30分をすぎ、すこしあせる。奥社をすぎやっと戸隠キャンプ場入り口の登山者駐車場に到着(9:14)。
黒姫山?
登山者駐車場の道を挟んだ反対側のトイレ付近から。
車は4台程度。登山者は少ないようだ。
ここまできたらあせらない。きれいな水洗トレイをかりゆっくり準備をして9時20分に出発。キャンプ場へ入る車をチェックしている人の脇を通り、新緑が始まった白樺並木の中を歩いていく。
すると道のわきに白い花が・・・水芭蕉の群生(後編でたっぷり紹介します)。
キャンプ場入り口に近づくと目の前に戸隠の連山が広がっている。
戸隠山 高妻山
案内板通り右手へ曲がり、キャンプをしている家族連れの楽しそうな様子を見ながら進み、右折し牧場らしい道を進む。
左手の一不動コースはとらず、先の弥勤尾根コースへ。
二輪草や?エンゴサクが咲いている小川を越え、白樺林の中へ入っていく。
1月以来の登山らしい登山。どこまで体力がつづくか自信がもてず、なるべくゆっくりと進む。
このな新緑の道ばかりではなく、木々が密集してくると残雪の道となる。
何か花は咲いていないのかな?と周りを注意しながら登ると、イワカガミの葉はたくさんあるが、蕾ばかり。
それでもなんとか一輪咲きかけの花を見つけた。そのすぐ先の登山道の真ん中に一輪、これは「イワナシ」だろう。
なだらかな道だけでなく急登もこなし、1時間登ると正面に頂がみえてくる。
久しぶりの登山、たかが1時間ちょっと登っただけなのにもう足に疲れを感じてきた。これで歩けるのだろうか?と自信がなくなるが進むしかない。
残雪の道や急な登りからいったん平坦になるとまわりの景色が見え出す。
これは、黒姫山?
さらに登ると南東方面の山も見え出す。あれ飯縄山か?
黒姫山 飯縄山
そこの一人の男性がくだってきた(10時45分)。相当早く登り始めたのだろう。登り始めて1時間45分、頂上?が近くなった。(もうかなり足にきておりバテぎみ)
あともう少し・・・などと思い、腕の高度計をみると2000mにも満たない。あれ?あれは途中の六弥勤か。
こんどは左手に白い山が見える。木々の枝が邪魔をしてなかなか見えないが、登っていくとやっと見えるところがあった。
火打山 妙高山
すばらしい!
この景色がみたくて登っている。さらに登ればもっとはっきり見えるかも・・と気持ちは前にいくが足がいうことを聞かない。
そのな気持ちに逆らうように鎖場が出てきた。
やっと登り切ると、さらに北の山々がきれいに見えてくる。今度は焼山も見えている。
焼山
不思議なのは火打山があんなに白いのに妙高山は黒っぽい。火山性の山だからだろうか?いや焼山のほうが噴煙をあげていたので、それなら白くないはずだが・・・・急峻なせいなのだろうか?
さらに登るともう一つの山も一緒に見えてくる。高さや位置関係から黒姫山だろう?
黒姫山
足に力がはいらないせいもあるが、景色ばかりみとれ、止まってばかり。
これではいけない・・・と力をいれ登ると、六弥靭が近づく。
振り返ると邪魔するものがなくなり、さらに広く、飯縄山までのパノラマが広がっている。
出発から2時間20分、ようやく祠がある六弥靭に登り付いた(11:40)。
さて高妻山はあとどれくらいだろう・・・と先の登山道へ足を踏み出すと・・・
わあ(あれ?かな)!まだあんなに高い。
いやあれほど近くに見えるのだからたいしたことはない。と過去の経から自分にいいきかせる。
水を含み、高度計からあと300m。「よし」と気持ちを奮い立たせ(大げさですが、もうどこかで引き返そうかとも思っていました)、下りにかかる。
つづきます。
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