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プレトレ魂

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大山頂上を目指すことにした、ふらっくと怒涛号。
だが、後頭部に登山者の視線が突き刺さるのである。
んーしかたがない・・・ハイカーの心得として、しっかり挨拶はしておくか。
(もうこの場ではサイクリストではない)
『こんにちはぁ〜』
『自転車で来たんですかぁ?( ゚Д゚)』
『凄いですねぇ〜』
『どこまで行くんですか?』

『さ・・・山頂まで(-_-;)』
『雪ありますよねぇ〜?』
『うん、あるから気をつけて下さいねー』
『ありがとうございますぅ〜』
こんな会話を幾度もなくリピートする訳である。
勿論、一般の登山者に迷惑がかからない様な配慮も忘れてはいない。
かち合う前に怒涛号が邪魔にならない様、先に斜面に突き差し道を空け
『どうか声を掛けずに行ってくれ』と祈りながら通り過ぎるのを待つのである。
だがしかし、祈りも虚しく100%の確率ですれ違う人から驚かれ声を掛けられるのである。
そんなやり取りをしながら進んだ。
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もう、完璧に担ぎ上げだ( ゚Д゚)
トップチューブを下から右手で掴み、上にあげて掴んだ手をそのまま肩に乗せる。
トップチューブを肩に乗せるとリアブレーキのアウター受けが肩に食い込み痛いので
掴んだ手ごと乗せる。
だがしかし、怒涛号の重みで圧迫された手と肩は長くは持たない。
数メートル進めば下ろして休み、また数メートル進んでは休みと進んで行く。

 
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丸太階段を過ぎると尾根道になり
尾根を過ぎると今度は岩場の登りになったりと尾根と登りをくり返す。
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気が付けば尾根も雪の中だ

こうなると尾根も押し歩きが難しく前輪を上げながら進んだりといろいろ試しながら進む
あまりの苦しさに引き返そうかと考えも過るが、残雪の下りほど怖いものはない。
SPDシューズが滑るのである。
雪の下りよりは上りの方が幾分マシだろう?
やっぱり進むっきゃねぇー。
山頂後の下山先が雪で覆われていないことを願うばかりだ。。
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写真で見ると尾根道ばかりのように思うかもしれないが・・・

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ちゃんと登りもある。
余りの辛さに写真を撮る余裕なんかない。
思い返せば蓑毛バス停でペプシを飲んでから何も口にしていない。
補給食も水も持たずの登山なのである。
疲労と空腹で肩で息をする。
 
くっ!
たった2.3㌔だが1時間で着くわけがない、完全に大山を甘く見ていた。
気が付けばさっきまで普通にスマホの電波も届いていたがすでに圏外だ。
いよいよ覚悟を決めねばならないー

怒涛号・・・お前をココに置いて進むか?

否ッ!そんなことは出来ない。
お前と私はアホな苦楽を共にした中なのだ。
捨て行くなどできやしない。
 
えぇッい!
手を雪の中へと突っ込む。
出来るだけ中央。
表面と地表の合間の雪を掴み引き抜くッ!
そして口に含んだ。
冷たい感覚の溶けた雪水に少し生き返る。
が、その直後ー
いやぁ〜な渋みが口の中いっぱいに広がる。
ペッ!ペッ!
やっぱりダメだったゎッ!

山頂はまだか?
こりはいよいよヤバいぞぉ〜orz

 

 

 

 

 
 
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指導標だッ!!
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山頂まで200ッ!
 
そして帰り道の下社への分岐ゲットッ!
 
取りあえず山頂へと目を向けるとえげつない急な登りが立ちはだかる。
むむむむぅ〜(;・∀・)
 
ゴメンッ!さっそく怒涛号をココに置き去りにして単身山頂へと進む。
無論、施錠などしない。
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来たよ山頂ッ!
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何ていうの?氷だよ
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大山山頂 標高1251.7m いただきましたッ!
 

思ったより長くなってしまったので編外へ続く
 

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