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深遠でコミカル、重くて軽快。
著者五年ぶりの傑作長編小説。 自然、人間の体、こころの入り組んだ痛みは 家の治水、三十肩、鬱と絡み合い、主人公を彷徨えるツボ・椿宿へと導く。 皮膚科学研究員の佐田山幸彦は三十肩と鬱で、従妹の海子は階段から落ち、ともに痛みで難儀している。なぜ自分たちだけこんな目に遭うのか。 外祖母・早百合の夢枕に立った祖父から、「稲荷に油揚げを……」の伝言を託され、山幸彦は、鍼灸師のふたごの片われを伴い、祖先の地である椿宿へと向かう。 屋敷の中庭には稲荷の祠、屋根裏には曽祖父の書きつけ「f植物園の巣穴に入りて」、 明治以来四世代にわたって佐田家が住まいした屋敷には、かつて藩主の兄弟葛藤による惨劇もあった。 『古事記』の海幸山幸物語に3人目の宙幸彦が加わり、事態は神話の深層へと展開していく。 歯痛から始まった『f植物園の巣穴』の姉妹編。 たまには文芸も読もうと思って選んでみました。 今一つ世界に浸ることが出来なかったです。
アマゾンのレビューだと評価する人が多かったので自分には向いていないのだと実感です。
全体的にフワフワしていてリアリズムを感じさせる部分があるといいと思いました。
SFですとわかりやすいのですが一つの空想的なものを維持するにはそれを支える多くの
理屈を感じさせないと自然な描写にならないんです。
自分はそういう部分に拘りがありますもので。
たまには文芸らしいのも良いですね。女性に向いているかと思います。
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