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深遠でコミカル、重くて軽快。
著者五年ぶりの傑作長編小説。 自然、人間の体、こころの入り組んだ痛みは 家の治水、三十肩、鬱と絡み合い、主人公を彷徨えるツボ・椿宿へと導く。 皮膚科学研究員の佐田山幸彦は三十肩と鬱で、従妹の海子は階段から落ち、ともに痛みで難儀している。なぜ自分たちだけこんな目に遭うのか。 外祖母・早百合の夢枕に立った祖父から、「稲荷に油揚げを……」の伝言を託され、山幸彦は、鍼灸師のふたごの片われを伴い、祖先の地である椿宿へと向かう。 屋敷の中庭には稲荷の祠、屋根裏には曽祖父の書きつけ「f植物園の巣穴に入りて」、 明治以来四世代にわたって佐田家が住まいした屋敷には、かつて藩主の兄弟葛藤による惨劇もあった。 『古事記』の海幸山幸物語に3人目の宙幸彦が加わり、事態は神話の深層へと展開していく。 歯痛から始まった『f植物園の巣穴』の姉妹編。 たまには文芸も読もうと思って選んでみました。 今一つ世界に浸ることが出来なかったです。
アマゾンのレビューだと評価する人が多かったので自分には向いていないのだと実感です。
全体的にフワフワしていてリアリズムを感じさせる部分があるといいと思いました。
SFですとわかりやすいのですが一つの空想的なものを維持するにはそれを支える多くの
理屈を感じさせないと自然な描写にならないんです。
自分はそういう部分に拘りがありますもので。
たまには文芸らしいのも良いですね。女性に向いているかと思います。
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本
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世の中のすべては「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」でできている!2種類の粒子を理解すれば、現代物理学のエッセンスがわかる!■世の中を2つに分ける基準とは?私たちの周りにあるすべてのものは、目に見えない小さな粒子からできています。ではこの粒子は何種類あるのでしょうか? ミクロな世界を記述する量子力学によれば、あらゆる粒子は「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」の2種類に分けることができるのです。そして、これらの粒子が示す性質の解明は、物理学の発展において避けて通ることのできない難関だったのです。
量子力学の世界は摩訶不思議で実に面白いです。 ただイメージがわきにくい世界ですので何種類かの類書を当たらないといけないですね。
今回もその一環で選びましたが、一部難しい部分がありました。
これはしょうがないといえばしょうがないのですけれどね。
ただその部分をわかりやすく説明できる人はやはりいてそれも画期的なまでに説明できる
人がいます。このあたりは著者の教え方の能力の差なのでしょうね。
研究できる=教え上手ではありませんから。
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勾留施設での面会と往復書簡から炙り出す、その凄絶な生育歴。 臨床心理士による殺人犯との直接対話。 著者の言葉 この十年間ほど、私は裁判所から依頼された正式鑑定や、弁護士の依頼による心理鑑定、 そして誰からも依頼されずに直接加害者本人に会うという実践に取り組んできました。 多くが、殺人や強姦などの凶悪事件です。 (本書では)犯罪やその取り扱われ方(裁判)も示しますが、 重きを置いたのはタイトルの「いかに」の部分に込めたとおり、 彼らがまだ犯罪者ではなかった「子ども」のときのことです。 犯罪への伏線となった「子どもの事情」です。(「はじめに」より) 「私はやってない」 「誰がやったの?」 「ネズミ人間か、もう一人の自分」 「どうしてわかるの?」 「黒い中に明るいスポットが表れて、その中でネズミ人間か、もう一人の自分が殺害行為をしている」 「それを見ていたの?」 「見るのは嫌。無理やり見せられて、怖い」 ――第二章、宮崎勤との対話より 長谷川さんは、犯罪を犯した一人ひとりの心を、静かに、ゆっくりと開いていく。 あるいは、様々な資料や検査手法を使って、心の奥底にじっくりと光を当てていく。 時に、加害者の味方であるような誤解を受けることもありそうだ。 でも、長谷川さんの仕事が「このような被害も加害も、生まれることがないように」という 祈りと共に行われていることは、その文章から伝わってくる。 ―-江川紹子(解説より) 本書に登場する殺人者たち 宅間守(大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件) 宮崎勤(東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件) 前上博(大阪自殺サイト連続連続殺人事件) 元少年(光市母子殺害事件) 匿名(同居女性殺人死体遺棄事件 畠山鈴香(秋田連続児童殺害事件) 金川真大(土浦無差別殺傷事件) 加藤智大(秋葉原無差別殺傷事件) 小林薫(奈良小一女児殺害事件) 匿名(母親による男児せっかん死事件)
「警察や検察は嘘ばかり言う」 「裁判所は再発防止の考えがない」
「世間も悪人たたきしか考えない」
「真実を知ろうとしない」
これは本書にあった文言ですが的を得ていると思います。
犯罪の内容の是非はともかく真実を掘り下げず対応をしていないから
類似事件が起きます。
いつも不祥事は起きますが、それに対して反省している組織はあるのでしょうか。
幹部が頭を下げて終わりというパターンです。
自分のことだけしか考えないような人間がふさわしくないところにいる限り
このようなことは起きるでしょう。
それと記すのが逆になりますが各々の事件の真相は意外に知られておらず
自分も本書を読んで知った部分が多くありました。
加害者には厳罰が必要ですがそれを起こした原因…「なぜ?」を考えなければいけません。
このあたりは事件が起きても頑固なまでに改善しようとしないですね。
法律は人間に合わせて運用しなければなりませんが
使えない法律だらけです。現状にあってないんですね。
サイコパスみたいな人間が多すぎることが原因の一つではないでしょうか。
これはいわゆる常識の世界とよばれる世界に生きる人たちもそうですし
外れた世界の住人にも言えることです。
令和の時代になり新しい考え方が世間に広がることを願ってやみません。
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[Lecture 1] なぜかずっと若い人、すぐに老ける人――「長寿遺伝子」と「老化」の科学
・老いは「伝染」する―細胞セネッセンスとヘイフリック限界 ・なぜ同年代でも「老けた人」と「若い人」がいるのか?―テロメア ……など [Lecture 2] 脳はこうして「劣化」していく――アミロイドβと脳の可塑性 ・脳回路の不具合は「老廃物」が原因―アミロイドβとタウ ・「新しいことを学べない脳」は、どこにカスが溜まっている? ……など [Lecture 3] 「認知」をめぐるエイジング・サイエンス――現代人が抱く「老化恐怖」の正体 ・なぜ現代人ほど「老い」を嫌悪するのか―ジェロントフォビアの正体 ・75%の人が「自分は意外と若い」と考えている―老いは認知が9割 ……など [Lecture 4] 世界の「エイジング研究」最前線――運動・食事・睡眠・ストレス ・老化要因の7割以上は「コントロール可能」 ・「週3回のウォーキング」で、テロメアの長さが2倍に! ……など [Lecture 5] 脳の成長がとまらない世界一シンプルな方法――瞑想で「雑念回路」を鎮める ・脳は「疲れる」ようにできている―デフォルト・モード・ネットワーク ・3カ月の瞑想で「若返り酵素」の活性がアップ! ……など [Lecture 6] 老化とは「脳の進化」である――老いのポジティブサイド ・記憶力の低下には「順序」がある―流動性記憶と結晶性記憶 ・5人に1人がたどりつく境地―トルンスタムの「老年的超越」 ……など [Lecture 7] 脳を「停滞」させない最高のメソッド群――7つのライフ・マインドフルネス ・人生に不可欠な「2つのH」を実現する―ライフ・マインドフルネス ・美容のためにできるパッション・ドリブン ……など [Lecture 8] 「脳の老い」を乗り越える――怯える扁桃体とメメント・モリ ・死後の世界はただの「おとぎ話」か―ホーキング博士の言葉 ・過去や未来に「圧迫」され続ける生き方をやめる ……など 内容はいいのですが、物語仕立てにしているのがかえってダメ。 工夫をしているという意味ではいいと思いますがこれなら対談集のように
したほうが頭に入りやすいと思います。
洋書を無理やり訳したような物語でその質が低いのでイラッとしますね。
脳の本なのに。
出版社の要約通りの内容です。
自分からみなさんに言いたいのは社会の常識なんかまともに聞いていると
早死にします。
自分の命やライフスタイルを念頭に置いて生きましょう。
世の中や会社組織の理屈や「けしからん」なんて時代がちょっと経つだけで
コロコロ変わります。そんなものに縛られて生きたらせっかくの人生を台無しにします。
正直に言えば600円ぐらいの価格なら読んでもいいと思いますが、この価格では
内容に比して高いと思います。
書いてあることはいたってまともですが。
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2003年8月、死刑判決を受け、2004年9月、死刑が執行された。 本書は、宅間守と17回面接し、精神鑑定を行った精神科医による初の著書である。 大阪地方裁判所へ提出された精神鑑定書を、ほぼそのまま収載している。
このような本を読むと心の深淵にあるもの、社会の欺瞞…そういったものが絡み合ってわけがわからなく なります。
キ〇ガイの一言で終わらすことのできない深い事件です。
裁判傍聴の発言を聞くと脳内お花畑サ〇クの浅はかな幼稚理論など簡単に吹き飛びます。
人の命が大事だとマスコミや政治家はいいますが本当はそう思っていないでしょう。
そう思い込んでいるだけでロジックが欠けているように思います。
なぜ命が重要なのかなんて本当はかなり難しい哲学的な命題なんですからバカの一つ覚えのような金科玉条にしてはいけないんですよね。
(もちろん粗末にしていいという意味ではなく)
何が言いたいかというと大切という割には大切にしていないわけです。
過労死やイジメ、老害犯罪で命を落とす人がいますが、こんなの毎日事件が起きても全然改善されていませんよね。
命が一番重要なはずなのにですよ。実はぜんぜん大事になんかしていません。
そして命を育むには物理的な「環境」なども命にとって重要なファクターです。
でも領土を取られてもヘラヘラして遺憾なんって言っているわけでしょう?
(生物が生きるためのなわばり…命がけで守るなど)
結局は思い込んでいるだけなんですよね。
だから宅間に対して効果ある反論ができないわけです。
宅間にしてもオウムしても起こした事件の教訓を何一つ生かしていないように思います。
少しは改善したいと思わないんですかね。
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