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戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人々の心の中に平和の砦を築かなければならない(ユネスコ憲章前文)

パッションの館 ^^*

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青いエドリス??

もう10年以上前からパッションでグリーンカーテンを作っている。
はじめは耐寒性の強いカエルレアから始まって、その交配種を色々と植えてみた。
それから、美味しい実の成るクダモノトケイソウ(エドリス)をフヤし始め。さらに、冬も枯れないで果実も収穫できるものはということでインカルナータの種をイギリスとアメリカから取り寄せ植えたりしてみた。
カエルレアとその交配種は、花がたくさん咲く一方、希に小さな実がなるけれど、とても食用に使えるようなものでもなく、また、繁茂し始めると手に負えないほど広がり、まさにアメリカでビル・クラッシャーと呼ばれるにふさわしい厄介なものとなってしまった。インカルナータも果実が成るはずなのに、8年たった今でも一度も実がなったことがない。結局、、エドリスに戻って毎年花と実を楽しんでいる。
今年の冬は寒かったため、予備で作っておいた挿し木苗の成長が未だに悪く、何本か苗を買うことにした。
今年になってグリーンカーテン用にエドリスが注目されるようになり、沢山の苗が安くホームセンターに並ぶようになった。そこで、幾つかの店を回りながら何本か買ってみた。
そんな中の一本の苗には、すでに蕾がいくつか着いていた。
ところが、その蕾はエドリスとは違うものだった。
トケイソウの仲間は、外花被の先端に小さな突起ができる。外花被の外側の苞の数と外花被の先端の突起の形状である程度種類を特定することができる。
この株の蕾はエドリスではなく北米のインカルナータの蕾によく似ていたい。
ただし、草本性のインカルナータの葉が膜質で柔らかいのに対して、木性のエドリスの葉は、革質で厚みがあり硬い。この株の葉は、エドリスの葉そのものだった。花を確認するのが一番だ。
蕾が膨らんできてまさに咲きそうになった今日。ちょうど、放射線の測定に出かけなければならなくなったので、
車に載せて被災地に出かけ、出先で花を確認することにした。
そして、車の中で咲いた花がこれ。

イメージ 1

花は予想通りインカルナータにとてもよく似た花だった。
いや、むしろ、園芸品種のインセンスに近いかもしれない。
ところがインセンスのような強烈な芳香は無い。それに、インセンスの場合は片親のキンキナータの形質で。、葉がモミジの葉のように切れ込んだ挙状となる。
葉は、エドリスそのものだ。
さて、これは。。。


イメージ 1

 以前地植えにしてあったものが、冬の間に枯れてしまったので、アラータの花粉係として昨年買っておいた。アラータとカエルレアの交配種で、大型で美しい二色花を開き素晴らしい芳香も放つ。外花被は白く内花被がピンク色をしている。アラータを片親に持つので、受粉するとアラータのような黄色い果実ができることがある。うちでも、洋ナシくらいの美味しそうな実が幾つも成ったことがあった。黄色くなるのを楽しみにして、さていよいよ色づいたので割ってみることにした。何となく軽いような気がした...
割ってみると中身は空っぽで食べるところが無かったので、とてもがっかりしたのを覚えている。
イメージ 2

 二枚目の画像は裏から見たところで、外花被は蕾の間花を守る役割があるので表皮のクチクラ層が発達していて裏側が緑色をしている。それに対して、内花被は厚みがなく向こう側が透けて見える薄いピンク色をしているのがわかる。花の根元には三枚の苞という機関があり、蕾の間は花の根元を支えている。トケイソウの仲間は種類によって苞の数が異なっている。

イメージ 1

 去年から栽培を始めた、パッシフローラ・アラータPassidlora alataが沢山の蕾をつけて咲き出した。一般にはブラジルトケイソウと呼ばれていて、トケイソウの中では最も大きな実をつけるオオミトケイソウpassiflora quadrangularisとそっくりな大きな赤い花を咲かせるけれど、オオミトケイソウの果実が殆ど生食しないのに対して、アラータの洋ナシ程度の大きさの実は酸味が少なく生食に向いているらしい。
 花は、あたかもプラスチックで作ったような不思議な質感があり強い芳香を放ち、いかにも熱帯の花ですと言っているようにさえ思える不思議な魅力がある。
 残念なことは、自分の花粉では結実しない自家不親和性であることで、同じアラータの別の株か他のトケイソウの花粉をつけなければならない。沖縄では6月頃から結実しはじめるということなので、受粉には熱帯多雨地域の平均気温にあたる26度以上の気温が必要なのかもしれない。この花も、花粉親がなくてトケイソウ(Pssoflora caeruleaカエルレア)の株を買ってきて花粉を着けましたが結実しませんでした。
 このアラータとカエルレアを交配して生まれたのがエンプレス・ユージェーニと言われる。

イメージ 1

今日、パッションフルーツ(Passiflora eduris)の初収穫だった。
といっても、自然に落ちていたものを拾っただけだがw
パッションの場合、熟したという合図は実がポロリと落ちることだ。だから、落ちたのに気がつかないで少し萎びてしまうこともある。それでも、熟してから少ししなびたくらいのほうが甘いからべつにどうってことはない。また、パッションは葉や果実の皮など食べる部分以外の全ての場所に猛毒の青酸を含んでいるから食べようとする虫も殆どいないようだ。人間にはどうかということだけれども、ドクもまた薄めれば薬と言われるように、パッションもその通念にたがわず精神神経疾患の薬になるということだ。とくに、痙攣性の神経疾患やノイローゼか何かに効くということらしい。
「パッション」という言葉は何か情熱的だとか元気のよい様子を表すことのように思われがちだけれどもそうではないんですよね。そうではなくて、キリストが激しい迫害を受け最後には十字架に掛けられて処刑された”受難”を意味する言葉であることをしらない人は多いかもしれない。バッシフローラ(Passiflora)とは「キリストの受難の花」という意味で、花の形がちょうど十字架に掛けられたキリストとその周りに放射するオーラを表しているように見えるところから名づけられた。その後、キリストは復活してはるか東に進みユーラシア全土で布教を続けたとも言われているが、パッションとは”受難”を意味する言葉から”過酷な受難を乗り越えてそれでもなおかつ復活して立ち上がり直向な努力を続ける”という「苦難を強い情熱で克服する」という意味を含むようになったようだ。

もしかしたら、この果実の中にも克服しがたい心の危機を乗り越える不思議な力が秘められているのかもしれない。


はるか東方に旅立ちキリスト教を布教した一族は大陸では「秦氏」と呼ばれキリスト教は秦教と呼ばれたらしい。彼らの一部は朝鮮半島を経て日本海沿岸から日本各地に移り住んだと伝えられている。その一族が移り住んだと言われている有名な地名のひとつが京都の太秦だとも聞いたことがある。

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パッションフルーツの花が今年も咲き出しました。
毎年のことながら、初夏になって雨が降り出すとパッションの花が咲いてくるような気がする。
いつ見ても奇妙な花だ。そう思ってしまうけど、奇妙という価値観はもしかしたら外的に自分の中に刷り込まれた価値観なのかもしれないと思うことがある。
なぜならば、自分は奇妙と感じる以上にこの花の形の魅力に見入ってしまうからだ。いつまで見ていても飽きることがない。とても忙しい毎日の中で、なにか心を奪われて緊張がほぐれる存在のひとつだ。
そう、人は何かに心を奪われることによって融通の利かない現実の中で硬直してしまった心を解き放ち自由を回復することができるのかもしれないな。
パッションフルーツの花は小さな存在だけれども、その役割のひつとを担っているのかもしれない。そう思うと、十字架にかけられたキリスト受難の姿をイメージした花の形からつけられたというPassifloraという学名の意味の「受難の花」は、そんな人間の心に受難に打ち勝つためのエネルギーをあたえてくれるのかもしれない。

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