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乳製品176万個を回収 福島、ブルセラ症の疑い

福島県は11日、同県郡山市の酪農家が飼育している乳牛1頭が、人獣共通感染症のブルセラ症に感染した疑いがあると発表した。原因となるブルセラ菌は乳製品を製造する際の殺菌方法で死滅するが、酪農家から生乳の提供を受けている同市の乳製品製造会社「酪王乳業」は、今月3日から10日までに出荷したすべての乳製品約176万個の自主回収を始めた。

 対象となるのは「酪王牛乳」や「のむのむヨーグルト」などの商品名で、東日本の卸売業者などに出荷された牛乳やヨーグルトなど。

 市によると、ブルセラ症は家畜の法定伝染病で、牛や豚などに死産や流産を引き起こす。人にも感染し、発熱などの症状が出ることもあるが抗生物質で治療が可能という。

2007/10/11 22:15 【共同通信】
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ブルセラ症については、家畜との接触・汚染乳製品の摂取を通じてヒトに感染する。1887年、イギリス軍の軍医・デビッド・ブルース(Sir David Bruce)によって病原菌が発見されたため、この名前が付いた。 ヒトに感染すると発熱、発汗、頭痛、背部痛、体力消耗というような症状を起こす。重症化すれば脳炎、髄膜炎などの中枢神経の炎症や心内膜炎、骨髄炎を起こすこともある。牛においてはBrucella abortusの感染が妊娠6~8ヶ月での流産の原因となる。日本では家畜におけるブルセラ症は1970年代にほぼ撲滅されたが、現在でも犬のBrucella canis感染が見られる。日本でのヒトでの感染はほとんどが実験室内感染である。テトラサイクリンやストレプトマイシンなどに感受性を示すが、体内の菌の撲滅は難しい。なお、家畜においては治療を行わず殺処分するということだ。


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