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期限切れワクチン接種 若松の竹田綜合病院、1歳男児に
謝罪する竹田綜合病院と会津美里町の関係者
福島県会津若松市の竹田綜合病院で9月27日、予防接種を受けるために来院した会津美里町の1歳男児に、期限切れの麻疹(ましん)・風疹(ふうしん)混合ワクチンを接種していたことを10日、同病院などが明らかにした。男児に異常はない。病院は医薬品卸売業者から納入されたワクチンが期限切れと気付かず、接種までの間に目視などによる確認の機会があったが見落としていた。
予防接種は同町が会津若松医師会などに委託している。男児が27日に投与を受けたあと、町に対する経費請求のため病院の事務担当者が確認したところ、書類に記録されていたワクチンの使用期限の日付が8月23日となっていて期限が過ぎていたと分かった。病院は町などに事実を報告し、男児の家族に謝罪した。男児は1カ月後に再検査する。メーカーによると、使用期限から1カ月程度の経過であればワクチンとしての効果に影響はないという。
病院は入荷、接種などの段階でチェックする機会があったが見過ごしていた。担当者は接種時に使用期限の日付を書類に転記していたが疑いを持たなかったという。同種のワクチンは9月13日に10個が納入され、そのうち6個が期限切れだった。使用された1個を除く5個は回収した。病院は対策としてワクチンの入庫、出庫時に本数、使用期限などを記録することにした。
10日は会津美里町の中村文夫副町長、竹田綜合病院の若林博人副院長らが記者会見し、謝罪した。
ワクチンを納入した恒和薬品会津営業所によると、有効期限が過ぎたため他の病院から返品されたワクチンを、担当者が勘違いして使用可能な良品を保存する冷蔵庫に入れ、月1回のチェックでも見落としたまま出荷したという。全社的にチェック体制を見直すとしている。
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