ベンド
ベンドアップ(Bend up)、ベンドダウン(Bend down)という言葉を知ってもcherryの中でどうやれば良いのかはわからないままです。
Control Changeの中の153番に「Pitch Bend」という語句を見付けられても、結局上に2つ下に2つしか音程の変化を行わさせられずにガッカリしてしまいます。
…私はそういう状況に陥りました。
でも、ネットで一度だけ擦れ違って話した方から「実際には2だけじゃなくてもっとできる」と聞いて、粘って探究してみました。
その結果、「Pitch Bend」ではなくて「Pitch Bend Sensitivity」を使うことで、更に広範囲においてBend up、Bend downを行えると判りました。
Control Changeの128番がそうです。
その値を変化させることで、最大変化可能領域を変化させられます。
初めは「2」になっているので、2つしか上下出来なかったのです…!!
算数で音楽を造る
因みに、ちょっと癖が有って「12」(1オクターブ)と打ち込みたいならば、「10」と打ち込んでください。
何故か、打ち込んだ数字に2が足された数が最終的に機能します。
2オクターブの「24」(最上から最下までの合計は4オクターブ)させたいならば、「22」と。
3オクターブの「36」(最上から最下までの合計は6オクターブ)させたいならば、「34」と打ち込みましょう。
「Pitch Bend Sensitivity」に打ち込んだ数字によって、目的の音程を出させる為に「Pitch Bend」に入力する数字が変化します。
それはもはや、算数の世界です。
8192か8191を「Pitch Bend Sensitivity」に打ち込んだ数で割って、ズラしたい音程の数を掛ければ、「Pitch Bend Sensitivity」に入力するべき数字が明らかになります。
一覧表
私はメモ帳に入力するべき数字を書いておいてそれをコピペして入力しています。
使った度に数字を書き記していくので、表は完成していませんが、もしも必要でしたらコピペしてください。
5割
1 1638
2 3276
3 4915
4 6553
5
12割
1 683
2 1365
3 2049
4 2732
5 3413
6 4096
7 4778
8 5464
9
10
11
24割
1 341
2
3 1023
4
5 1365
6
7 1706
8 2730
9
10 3413
11
12 4096
13 4436
14
15 5119
16
17 5802
18
19 6485
20 6826
21
22 7508
23
24 8191
36割
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12 2731
例
例えば、ド(C4)とノートを打ち込んで、その音を途中でファ(C4)にしたいときには、
ド ド♯ レ レ♯ ミ ミ♯ ファ
0 1 2 3 4 5 6
ですので、6こズラしたいです。
このときに、Pitch Bend Sensitivityに「6」と入力すれば、Pitch Bendに入力するべき数字はマックスの8192です。
「ズラしたい数」と「Pitch Bend Sensitivityの数」が同じならば、マックスの数字8192を打ち込めば良いだけです。
また、マウスポインタでマックスを触れば良いだけです。
しかし、後で1オクターブ上のドへも変化させるつもりならば、
「ド(C4)」から「ド(C5)」までは12ですから、Pitch Bend Sensitivityには12と打ち込まなくてはなりません。
そのときには、表の「12割」の「6」を見ます。
4096をコピーして、「Pitch Bend」にペーストします。
そうすれば、ドとノートを入力したのに、そのノートを使ってファを出すことが出来ます。
この様に任意の音階を同じノートで出させることが出来る様になれば、「区切る」(ノートを打ち直す)ことなく、
滑らかに音階変化を行えます。
伸びやかな音で自由自在に音階変化を行えば、楽曲の「自由さ」「自然さ」が増します。
ノートを打ち込んで区切るのか、同じノートを長ぁくして途中で、ベンド変化させて滑らかにするのかは、臨機応変にメロディに合わせて選べば良いです。
作曲:羽旨マボル