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不動産営業税の引き上げによって、上海を中心とする主要な不動産価格は下落基調になっているらしいのですが、反対に営業税の引下げで高速道路がおもしろいとの記事が香港の朝刊に出てました。
その抄訳です。
営業税引き下げ
・高速道路株に恩恵
川上でのコスト圧力が中資株に影響を与えているとは言え、高速道路株に対する影響は限られている。しかも中国財政部は突然、高速道路の営業税を引き下げると発表した。これにより高速道路株の06年の収益は、少なくとも3−7%増加すると予想され、中資株における高速道路株の優位はさらに強まると思われる。中資株は最近低迷しており、かつ下値余地もあるため、ディフェンシブ性の強い高速道路株は、現在最も注目に値する銘柄だと言えるだろう。
・今年の収益 最高3.3%増加の可能性
昨日(24日)高速道路各社は通告を発表し、今年6月1日から中国財政部は、全国の高速道路の車両通行料収入に課す営業税税率を、現在の5%から3%に引き下げると決定したことを、明らかにした。引き下げ率は40%に達する。試みにこの引き下げが昨年1月1日から適用されたとすると、香港上場の高速道路5銘柄の昨年の純利益は、概算で2−6.8%増加する。そのうち増加幅がもっとも大きいのは、四川高速(0107)である。
今年の純利益については、新税率の適用により1.5−3.3%の増加。06年には新税率の恩恵が全面的に反映されることから、純利益の増加は3−6.6%に達すると見られている。
・最も恩恵を受けるのは、四川、江蘇
新営業税率の適用により最も恩恵を受けるのは、四川高速と江蘇高速(0177)である。これは四川高速と江蘇高速の純益率が、深セン高速(0548)、浙江高速(0576)および安徽高速(0995)等に較べ低く、引き下げの効果が反映されやすいためである。実際のところ、現在国内企業の多くに3%の営業税率が適用されており、高速道路の営業税率は高率だった。このため高速道路企業側が政府に引き下げを要求し、受け入れられたものである。引き下げによる純利益の伸びは7%に満たないとは言え、高速道路側にとっては新措置はやはりプラスである。
理由としては:
1. 一部高速道路企業は現在道路の拡張工事を進めており、通行量は減少あるいは伸びが緩む可能性がある。たとえば江蘇高速では、拡張工事のため通行量が大幅に減少している。営業税の減少は収入の増加につながり、通行量減少の影響を一部相殺することができる。
2. 拡張工事や高速道路買収の際には融資を受ける必要があり、自然財務負担は増加する。たとえば四川高速は高負債の影響により、純利益率はわずか24%、江蘇高速は拡張工事の影響により34%に満たない。営業税支出が減少すれば、自然純利益率は改善する。
3. 高速道路株のキャッシュフローが増加する。
・現段階で最もよいのはディフェンシブ性銘柄
一部投資家の中には、H株指数の調整はまだ終わっていないのではないか、短期内にさらに下げて4400ポイントから4500ポイントの区域を試す可能性があるのではないか、と懸念している人もいる。したがって選択対象として現在まず考慮すべきは、成長株とディフェンシブ株である。前者は市況が好転した時、最も力強い上昇が期待される銘柄であり、後者は攻守ともによい。実際のところ、一部の高速道路株は成長株でもあり、たとえば浙江高速の純利益は上場以来上昇し続けているし、四川高速のように、一時純利益が後退しても、翌年成長を回復した銘柄もある。
当然ながら経済の良し悪しは市況を左右するし、高速道路株もまた経済状況と密接に関連している。経済が良好なら高速道路株の収入も増加する。したがって市況が低迷期にあっても、上昇期にあっても、高速道路株は常に市場をアウトパフォームできるのである。
・四川高速 今年は底を脱出
高速道路株は他のH株よりも優位にあり、自然買いに値する。ことに浙江高速は毎年成長を続けているし、四川高速は谷底を脱し、かつ今回の営業税率引き下げの恩恵を最も受ける銘柄でもある。江蘇高速も同様に営業税率引き下げの恩恵を受けるが、今年上半期は道路拡張工事による通行量の大幅減少が見込まれており、純利益が後退することは間違いない。しかし下半期に工事が終了すれば06年は回復できるだろう。8月の中間業績発表後、買うことを薦める。
・浙江高速 6ヶ月の目標価6ドル
浙江高速については、4.5ドルで買い、6ヶ月の目標株価を6ドルとする。四川高速については1.03ドルで買い、6ヶ月の目標株価を1.35ドルとする。
(この記事は、特定の銘柄を推奨するものではありません。)
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