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デヴィッド・ボウイのBBCライブを聴いていてあらためてボウイは「努力の人」なんだな。と再認識した次第。
顔はかっこよくスタイルもよく、いい曲もかけて、示唆に富んだ詩も書けるボウイの70年代はまさに天才の仕事と呼んでもよく、どれも感動的。ジギー・スターダストのころなんて本当にいい曲ばかり。
でも、そこまで表現豊かな歌唱力を持っているわけでもなく、天才的なメロディーメーカーでもない彼がなぜそこまでの素晴らしい作品を出し続けられたのか・・・。
ジギー・スターダストのころなんていい曲ばかりなのに、あえてヴェルヴェットアンダーグラウンドのI’M WAITING FOR THE MANやWHITE LIGHT/WHITE HEATを歌う。ストーンズのLET’S SPEND THE NIGHT TOGETHERのカバーはマイク・ガーソンによるかっこいいピアノによって原曲に迫る素晴らしいカバーになっているが、ヴェルヴェットのカバーはそうは感じない。あこがれのルーリードの歌を歌っていて
「どう?自分はここまで歌えるようになっているんだよ・・」
と訴えているという感じがする。ルー・リードへのコンプレックスと真っ向から向き合っていることを伝えているようで、何か胸を打つ。他の人はどう思っているかはわからないけど、ボウイは歌唱力を含め表現力では、どう考えてもルーリードにはかなわない。でも、彼の曲を歌い続けている。そうやって自分を一つ成長させようとしているんじゃないか。ボウイはチェンジズという命題の元、仏教、リンゼイケンプ、ニックロンソン、山本寛斎、ジョンレノン、ブライアンイーノ、イギーポップに果敢に挑戦し、その結果があの天才的な作品群になっているのではないか。まさに努力の人である。
そう思うと無性にヴェルヴェットアンダーグラウンドのファーストが聞きたくなってきた。以前、発売された5枚組ボックス。ファーストの全曲にオール・トゥモロウズ・パーティーズのシングルとメロディラフターという曲のライブ。そして、ニコのチェルシーガールよりルーリード作のIT WAS A PEASURE THENとチェルシーガールズが入っている。
音楽的には全くの無能の偉人アンディ・ウォーホールと、自分の作られたイメージのままに生きようとしたニコ、才気あふれる二人の天才ルー・リードとジョン・ケイル、そして、賞賛されるべき普通の人のスターリング・モリソン、モーリーン・タッカー(この普通の人がいなかったらここまでの名作にはならない)そして、時代背景が産み出した名作。
ヴィーナス・イン・ファーズのヴィオラの音。狂ったようなHEROINの演奏、低く語りかけるようなギターとヴォーカル、同じビートを刻み続けるモリソンとタッカー。いつ聞いても素晴らしい。
結局ボウイ、フリップ、ガブリエルと自分のあこがれる生き方をした人たちは自分よりも大きなものにぶつかりながらも、きちんと自分自身を見つめ、それを自分のものにしようとずっと努力してきたから生き残ったんじゃないかな?だから、自分もそんな生き方をしていきたいと思う。
ボウイは本当にそうだったかは全くわかりません。自分の解釈ですから・・。でも、そういうとらえ方をすることで自分の生き方にはうんとプラスになります。
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そんな経緯があっての「ルーのトランスフォーマー」なのですね(^^♪ちょっと解かったような気がします (^^ゞそうなると聞いたことのない「ピンナップス」はボウィを理解するのに重要なんすかね?強い「憧れやリスペクト」が創造性を高めることはToddにも当てはまりますよね。
2007/4/5(木) 午前 0:00
ピンナップスはそう大したことはありませんが、ボウイのルーツがわかっておもしろいです。トッドも確かにフィリーソウルやローラニーロへのあこがれがすごいでよね。執着心の強さでフェイスフルを産み出したトッドの勝ちです。
2007/4/5(木) 午後 7:12 [ flowermanito ]
ヴェルヴェッツの1stは初めて聴いたときは、信じられないほどの名盤だと思いました!一番好きだった「Heroin」はちょっと飽きがきちゃってますが、「Sunday Morning」と「I'm Waiting For The Man」は今でも超名曲だと思います。ジョン・ケイルのアルバム「Vintage Violence」も好きです。(クロム)
2007/4/6(金) 午後 9:06 [ puh*ten ]
自分はヘロインとヴィーナスインファーズのヴィオラがとっても好きです。I'M WAITING FOR THE MANは後世への影響を考えるとすごく大事な曲ですね。ノイ!のハンマービートを感じさせます。
2007/4/6(金) 午後 9:28 [ flowermanito ]