フラワーマンのひとりごと

新しいところに移転しましたが、ここはそのまま残します。

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 先週、コレクターズシリーズの「ハイドパーク」、「アズベリーパーク」、「セントラルパーク」、「マインツ」、「USA」、「アースバウンド」とを聞いてしまったものだから。今週は毎日クリムゾンのライブを聞いていました。

 ちょっと違い時期のライブも聴きたくなり1971年のライブを聴くことにしました。3枚目の「リザード」を出し、次の「アイランズ」のレコーディングを終わった時期のライブです。

 このツアーは「宮殿」の素晴らしいメンバーでのライブのあと、2,3枚目はメンバーが固定できなかったためにコンサートができず、やっとメンバーが固まったのでコンサートツアーができるようになったときのコンサートです。

 でも、そのメンバーがあの「アースバウンド」を産み出すことになる、ボズ・バレル(このときはボズ名義)、メル・コリンズ、イアン・ウォーレス、ロバート・フリップそして、ピート・シンフィールドです。この後フリップとシンフィールドは仲違いし辞めてしまいますが、その後フリップ以外の3人とフリップとの強烈なエゴの衝突が生じ、あのグニャグニャで強烈なエネルギーの「アースバウンド」を産み出すのです。

 このブライトンでのライブでは、最初ヴォーカルでオーディションにやってきたイアン・ウォーレスをドラムに据え、ヴォーカルで採用したボズをベースの後釜が見つからなかったためにフリップがベースを教え、腕利きのメル・コリンズを呼び、やっとの事で作り上げたバンド構成でのコンサートなのでまだまだ瑞々しいです。(このころのオーディションにはブライアンフェリーもやってきたし、ケイデンス&カスケイドをエルトンジョンにうたわせるという話もありました。)

 やっとの事でできるようになったツアーのため、曲目もアルバムに忠実でライブでの定番である「21世紀・・」、2枚目から「ピクチャーズ・イン・ア・シティ」、「グルーン」、3枚目から「サーカス」「宮殿」期のライブのラストを飾る「マーズ」もしています。そして、その後発売されることになる「アイランズ」からほぼ全曲披露されています。「アースバウンド」にも収録される「セイラーズ・テイル」や第一期は「ドロップ・イン」という名前で演奏されていた「レターズ」、後ほどまで演奏されるイアン・ウォーレスの歌う「レディーズ・オブ・ザ・ロード」はある程度音が想像できますが、「フォーメンテラ・レディ」のライブは珍しいです。

 そして、アルバムではキース・ティペットの素晴らしいピアノに、バスフルート、コルネットなどで彩られ、ボズの人生最高の歌唱でクリムゾン最高のヴォーカル曲と言ってもよい「アイランズ」をここでは演奏しています。ピアノは入っていませんので、フリップのギターに、ボズの美しく、品のあるヴォーカル、そして、メロトロンと思いのほか素晴らしいです。その後演奏されなくなったのがもったいないぐらいです。この曲だけでも十分に聞く価値があります。

 「アイランズ」の曲をそのまま聞かれるという点でとっても面白いライブですが、その後のあまりにも辛い人間関係でフリップが「宮殿」からのコンプレックスから少し抜け出すことができることを考えると、つかの間の幸せな時間のような気がします。

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