フラワーマンのひとりごと

新しいところに移転しましたが、ここはそのまま残します。

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イ・プーの今年出たベスト盤です。

 この人たちデビューがたぶん60年代中盤だからもう40年以上現役のバンドです。しかも、ほとんどポシャった時期が無く、さすがにこのころがペースは落ちたものの70年のオペラプリマの成功からずっと第一線という奇跡のバンドです。リーダーのロビー・ファキネッティはもう60台中盤なのに相変わらず声にのびがあり、懐メロバンドという感じは一切しないで、現役バリバリのバンドという感じがします。

 今回は、1971年のアレッサンドラ(ミラノの映像)から在籍していたステファーノ・ドラーリオが脱退すると言うことで出されたベスト盤です。ステファーノ・ドラーリオは、有能なドラマーであると同時にファルセットのバックコーラス、しゃがれ声の味わい深いヴォーカル(素晴らしいリードヴォーカル曲も何曲かあります)、フルートやソプラノサックス、そして、前任者のドラマーとこの人で分担するかの様にイ・プーの歌詞を書き続けてきました。もう40年近い在籍になります。どうして抜けることになったのでしょう・・・。

 イ・プーというのは分業体制ができているバンドで、キーボードでリーダーのロビー・ファキネッティがメインに曲を書き、ヴォーカルのメインもとることが多いです。

 ギターのドディ・バッタリアも甘い素敵なヴォーカルで以前は昔、在籍していたリッカルド・フォッリと看板ヴォーカルでした。ギターも巧みでスパニッシュギター、早弾きのギターなど曲に会わせての様々なスタイルでのギタープレイをし、しかも、複雑なリフを弾きながらのコーラスは圧巻なものがあります。この人の歌うバラードナンバーが自分はとっても好きです。

 レッド・カンティアンは73年のパルシファルからの在籍になります。巧みなベースプレイとアレンジ力、そして、太くて力強いヴォーカルを聞かせます。この力量が卓越した4人の力(5人?)が結集したのがイ・プーを40年以上現役たらしてしめている一番の理由でしょう。また、連帯感もすごく感じられるバンドで、結束が一番のウリでした。

 そのバンドからなぜかステファーノ・ドラーリオが抜けてしまうのです。理由はどうしてかはわかりませんが、それを記念してのベスト盤が出ました。今回はヒット曲というよりも「ヴォーカルリング」を中心の曲ばかりです。だいたいドディから歌い出し、次にレッド、サビをロビー、そして、ステファーノというスタイルを曲によって若干順番を変えて歌われます。バラードでも、早いナンバーでも4人の素晴らしいヴォーカルで見事な曲に仕上げます。
 
 まずは、今年にこのベスト盤に会わせた新曲から始まりますが、やっぱり素晴らしい4人のヴォーカルにが胸を打ちます。1987年のTU DOV’ERIや1994年のE NON SERVE CHE SIA NATALEのようなしびれるような素敵な曲も入っていますが地味で、染み出てくる様ないい曲が多いです。この人たちは70年代初頭のオペラプリマ、アレッサンドラ、パルシファルの3大傑作を紹介されることが多いのですが、実はそのあとにも膨大な名曲を産み、各アルバムに見逃せない素晴らしい曲を生み続けているのです。さいごに、1987年のGOOD BYEで閉められます。ステファーノ、ありがとうございました。

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