フラワーマンのひとりごと

新しいところに移転しましたが、ここはそのまま残します。

カンタベリー

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]

イメージ 1

イメージ 2

 ソフトマシーンの「3」を取り上げてから、なぜか毎日ソフトマシーンを聞いています。そして、ソフトマシーンを聞いているとやっぱり「6」にたどり着いてしまいます。ライナーとかには、「その後イニシアティヴをマイクラトリッジから奪ってしまったカールジェンキンスの活躍が目立つ・・」的な論調が続き、自分も「何か後期はね・・」とおもっていました。「アランホールズワースが入ったバンドルズは超絶ギタープレイが聴けるからいいだろう・・・」と。

 でも、「6」に入っているソフト・ウィード・ファクターのくり返しのきれいなリフに何ともシンプルそうなリード楽器が絡む様はとても凄みを感じます。ミニマル・ミュージックというか・・ある意味アシュラ・テンペルのような、マイク・オールドフィールドのようなくり返しの音に、実にかっこいいヒュー・ホッパーのベース、そして、ジョン・マーシャルのドラムがいるところなんて唸らされます。この時点で、その後のバンドルズのスタイルは確立してしまっています。あとはベースが変わって、カール・ジェンキンスのリード楽器だけでなく、アラン・ホールズワースのギターが入っただけ・・・。

 「7」とかは。さらにそのスタンスが顕著で。この「リフにリード楽器が絡む」というジャズ的なスタイルなんだけど、ジャズロックとか言う言葉が飛んでしまいマイク・ラトリッジとカール・ジェンキンスというきわめて有能な作曲家とプロデューサーによるすぐれた作品という感じがします。この6と7に関してはライナーとか読まずにあまり前の知識がなく聞いた方がわかりやすいのかもしれません。熱い熱いジョン・マーシャルのドラムにどこかよそよそしく空を舞うようなジェンキンスのリード楽器、これまた熱いマイクラトリッジのエレピ(キーボード)。何か変な感じのメロディやリフやソロなんだけど、何か何度も聞いてしまう。何とも不思議な感じです。

 ソフツに入ったジョン・エサリッジのインタビューでは、マシーンのメンバーはとにかく会話をしない。本当に仲が悪そうだったと書いてありました。だから、こんなに緊張感が高い演奏だったかどうかはわかりませんけどね・・・。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 70年代のカンタベリーの源流のソフトマシーンです。イギリス・ジャズ・ロックの代表格です。このバンドは、オリジナルアルバムが9枚出ていますが、どれも全く違いますし、オリジナルメンバーがいなくなってしまうと言う事態まで起きます。中心メンバーも、デヴィッド・アレン、ケヴィン・エアーズ、ロバート・ワイアット、ヒュー・ホッパー、エルトン・ディーン、アラン・ホールズワーズ、ジョンエセリッジと変わっていきますが、根本的にはマイク・ラトリッジのキーボードが中心で、後半には、ジョン・マーシャルとカール・ジェンキンズが中心になってきます。サイケロックから、サイケっぽいジャズロック、ジャズロック、チェンバー的なジャズロックなど聴いたことない人には何のこっちゃわからない世界が繰り広げられます。

 また、このバンドには、ロバート・ワイアットとジョン・マーシャルというきわめて有能なドラマーがいたことで、素晴らしいライブを繰り広げていたことが言えます。音楽的にどう変わっていこうと、曲自体があまりわからなくても、ライブでの熱い演奏から来る感動は素晴らしいものがあります。その素晴らしい演奏を残したためにずいぶんたくさんのライブ盤をだし、多くのフォロワーを産んでいます。
 
 代表作は、ロバート・ワイアット、マイク・ラトリッジ、ヒュー・ホッパー、エルトン・ディーン時代のサードだと一般的にいわれています。名曲のムーン・イン・ジューンが入っていますが、他の三曲もどれも素晴らしいです。でも、自分は1,2枚目が好きですし、カール・ジェンキンス加入後のソフトウィードファクターの入った6も素晴らしいし、アラン・ホールズワース加入後のバンドルズも名作です。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 この頃、イ・プーをずっと聞いている自分ですが、時折無性にヘンリーカウが聞きたくなります。ヘンリーカウは70年代のカンタベリーを中心としたジャズロックのカテゴリーに属し、前衛音楽的な要素、ジャズ、即興音楽、ロック、フォーク、ブルース、電子音楽などが渾然一体となったバンドです。超腕利きの5人のメンバーのフレッド・フリスのギター、ティム・ホジキンソンのサックスとキーボード、ジョン・グリーヴスのベース、ピアノ、ヴォーカル、クリス・カトラーのドラムと歌詞、リンジー・クーパーのバスーンとオーボエからなります。このバンドは70年代広範囲解散してしまいますが、このバンドの影響やバンドのメンバーが今でも新しいものを作り出していこうという姿勢は今でも多くのフォロワーを産み出しています。といっても、自分は完全に後追いなので全体像を把握していません。でも、強烈な5人のテクニックと、抽象的な表現ですが「意志が明確な」楽器演奏は、いろんな理屈を知らなくても十分に心に届きます。何か一つ一つの楽器の音、フレーズに意味があるんだと感じさせられます。
 
 RUINSは1974年のセカンドアルバムのUNRESTに収録されている彼らの代表作です。ギタ知るとのフレッド・フリスの単独作曲作品ですがフレッド・フリスのどうやって弾いているかわからないギターソロとヴァイオリン、ジョン・グリーヴスの素晴らしいベース(ここのベースはリズムというよりアンサンブルの中のベースという感じ)、この曲の印象を決定づけるリンジー・クーパーのバスーンとティム・ホジキンソンのサックス、あまりに素晴らしいクリス・カトラーのドラム。どれをとっても一級品です。イントロのベースプレイ、ヴァイオリン、ドラムの音、ラストのロングトーンのギターどれもこの曲のテーマを表現するために素晴らしい演奏を聴かせます。2枚目にしてここまでいってしまったヘンリーカウというバンドは、このスタイルの到達点に行ってしまったので3枚目では違った側面を見せます。スラップ・ハッピーとのコラボレーションです。スラップ・ハッピーのセカンドアルバムのデスパレイト・ストレイツに入っているバッド・アルケミーというジョングリーヴスの作曲とピアノ、ダグマークラウゼのヴォーカルの曲でのクリス・カトラーのドラムがあまりにも素晴らしいです。変拍子というか手が何本もあるというか、リズムがどうなっているかわからないというか、とにかくすごいです。ヘンリーカウのライブアルバム「コンサーツ」ではロバート・ワイアットとダグマー・クラウゼの素晴らしいデュエットが聴かれるのですが、ここではクリス・カトラーのドラムがなく、非常に残念です。ドラムが入っているヴァージョンがあれば素晴らしいのですが・・・。スラップハッピーを結果的に乗っ取ってしまったので、ヘンリーカウってスラップハッピーのファンからどう思われているのかな?

 UNRESTの中ジャケットにはあまり売れなかったヘンリーカウのメンバーが移動のために使っていたマイクロバスが写っています。さすがイギリス人、途中でピクニックみたいにティータイムがあったのかな?

イメージ 1

 今日は、ずっとこの曲が頭から離れなかったので、久しぶりに聞くことにしました。カンタベリーロックの中核をハットフィールド&ザ・ノースから、偉大なリチャードシンクレアが抜けたあとに、カンタベリー・ミュージックのビッグバンドを作ろうと計画されましたが、それが集合離散を続ける中で結局ハットフィールド&ザ・ノース−リチャードシンクレア(キャメルへ)+ジョン・グリーヴス(ヘンリーカウ)というメンツになったセカンドに入っている曲です。キーボードにデイヴ・スチュワート、ギターにフィル・ミラー、ドラムにピップ・パイル、そして、ベースとヴォーカルにジョン・グリーヴスというありがたい人にはめちゃくちゃありがたい豪華メンバー(知らない人は誰も知らない)。一人ひとりが個性的な演奏で、テクニックもあり、こんな音を作り出したいというヴィジョンを持っています。時期が悪くほとんど売れなかったのですが、本当に素晴らしいものになっています。

 BINOCULARSという曲は、B面の2曲目に納められる11分ほどの大曲です。ゴングやナショナルヘルスにもいたドラマーの今は亡きピップ・パイルの作曲です。デイヴ・スチュワートによるあまりに素敵なエレピの音、ジョン・グリーヴスによるジェントルな歌声と印象的でかっこいいベースライン、きめ細かで的確なピップ・パイルのドラム、そして、ラストを飾るフィル・ミラーのギター。ここでのロングトーンを多く使ったギターソロは美しく最高です。

 カンタベリーロックは好きだけど、なぜかハットフィールド&ザ・ノースはそんなに興味のない自分ですが、ナショナルへルスは好きなんです。リチャード・シンクレアは大好きなのに、変だな?ジョン・グリーヴスが好きなだけかな?

イメージ 1

イメージ 2

 ケヴィン・エアーズのホールワールド時代のライブです。1970年のハイドパークでのフリーコンサートのライブで、音は悪いです。メンバーはデイヴィッド・ベッドフォード、ロル・コックスヒル、マイク・オールドフィールドというホールワールドのメンバーに、ドラムはなぜかロバート・ワイアットが入っていてすごくおいしいです。まだ16才のマイク・オールドフィールドのベース、サードのころのワイアットのドラムが貴重です。このメンバーを見るだけでもゾクゾクします。

 サウンド的にはデイヴィッド・ベッドフォードのアレンジによる現代音楽的な部分、ソフトマシーンの名残のサイケな雰囲気、そして、彼のボヘミアン的なだらっとしたけだるい曲調が一体となって摩訶不思議な感じです。ケヴィン・エアーズは何か人を引きつける大きな磁気を持っているかのようです。

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
flowermanito
flowermanito
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事