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THE WHOの単独来日を迎え、周辺があわただしくなってきました。自分は1981年のロック・パラストでの彼らを見て無性に「クアドロフィニア(四重人格)」に入っている「5時15分」が聞きたくなりました。ドラムがキース・ムーンのヴァージョンが特に聞きたかったのです。この曲の最初と最後の美しいピアノとピート・タウンゼントのWHY SHOULD I CARE?という歌詞のところとロジャー・ダルトリーの激しい唄との対比、そして、ラストに向かい、あのピアノの伴奏が入ってくるときのキース・ムーンのドラムのかっこいいこと。
「クアドロフィニア」には自分が大好きな「パンクスとゴッドファーザー」も入っていますし、ビートルズ・トリビュート・コンサートで最後の勇姿を見せてくれたジョン・エントウィッスルが自分の持ち歌の番に演奏したREAL MEやキース・ムーンがかっこいいBELL BOYなどが入っています。今回聞き直してみましたが恐ろしいほど完成度が高いです、相当ピート・タウンゼンドは悩んでアレンジをしたんだと思います。まるでプログレのような複雑さの中に、静と動の対比、激しさの中に潜むもろさを表現しています。やっぱりすごい作品だと思いますが、TOMMYやWHO’S NEXTに比べたら圧倒的に地味です。TOMMYのラストへの向かうわくわくする感じやWHO’S NEXTの曲の完成度の高さはないんですけど、時折無性に聞きたくなります。
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