最近はまたちょっと違ってますが、初期B!誌はレビューにおいて妥協やおまけをしないという建前で、平気で0点をつけていました。
あとになってビッグになったり、後続に多大な影響を与えたバンドであっても、それまでの価値観にあわない新しいものは酷評されるものも少なくなかったようで、MEGADETHの1stなんて、複雑で頭が振れないというわけのわからない理由で、50点台。アーティストや関係者に気をつかって、思ってもいないようなほめことばで飾るよりはいいと思いますが、気の毒なアーティストも多いです。
長くなりましたが、彼らというか彼、故Quorthonもその一人。「一人スラッシュ」として初期には低得点を連発。特に後続のブラックメタルに与えた影響は計り知れないながらも、個人的に好きなそれら初期作品は気の毒なほど。
この3rdはその中でも名盤といえる1枚。
1. NocternalObeisance
2. Massacre
3. Womanof Dark Desires
4. Callfrom the Grave
5. Equimanthorn
6. Enterthe Eternal Fire
7. Chariotsof Fire 7
8. 13Candles
9. OfDoom
10. Outro
1 うっすら荒野っぽい雰囲気と儀式的な雰囲気とが混じったSE。
2 それに続いて、ダンダンダン〜というリズムの曲がスタート。
今の時代に聞くと、プリミティブなブラックメタルですが、スラッシュがやっと認識されてきた時代なら「なんだこりゃ」となってもおかしくはありません。
ややこもってギターのリフがはっきり聞こえず、ちょっとシャリシャリ感のある音像は「音が悪い」で片づけられたのではないでしょうか。
ギターソロもちゃんとあり、つかみはバッチリでアルバムの1曲としての役割をしっかり果たしてます。
3 2よりも遅いですが速いリズム。サビまではあんまりメロディがありませんが、間奏ではちょっとシンフォニックなキーボードも入り、サビも含めて印象的なナンバーになっています。
4 やや速めミドルの曲。左、右とエコーのきいたヴォーカルが入る前半は、まるで魔界のようです。
リズムがちょっと変わるサビのあとには泣き?のギター。そしてそのあとのメロディは、聞いたことあるメロディ。葬送行進曲ですね。
5 ごぉんというSEにちょっと刻みリフが入り、そのリフが本格的に始まると、ギターの音が軽くなります。軽くというかチリチリ感が出るというか。その後怒濤のように疾走するブラックメタル。
ヴォーカルも早口気味でカッコいい。テンポを落としてサビになだれこみますが、邪悪なヴォーカルがとてもいいです。エンディングもかっこいい。
6 なんとなく普通のメタルっぽいイントロから始まるミドルテンポ曲。
この曲には印象深いパートがいくつもあって、7分近い曲ですが、飽きません。
メインリフはなかなか邪悪な響きですが、ギターの音を変えたら普通のHRでも通じるリフかも。ただしヴォーカルメロディがないので単調に聞こえるかも。
5分あたりのジャジャじゃ〜んのじゃ〜んのコードがめっちゃ好きです。なんていうコードか誰か教えて。
7 速くて短めの曲。リフのメロディー性は他の曲に比べて薄いけど、間奏なんて嵐のよう。うっすらと怪しいシンフォニーのイントロもかっこいい。
8 速めミドルのナンバー。しゅわしゅわいう怪しいイントロの続いて、珍しくパワフリィなリフ。このリフのじゃ〜んって伸ばすとこのコードもいいです。パワフリィといいましたが、オーセンティックなものと比べて、音程を半音ずらして音を置いてまして、ちゃんとフック?になってます。
9 ヴォーカルも早口の速い曲です。
バンバン叩かれるリズムがとってもアグレッシブ。途中テンポを落としますが、それでも速く、だんだんフェイドアウトしていきます。そこがドラム以外、ちょっと聞きとりにくい…
10 そして最後はアウトロ。と言っても、20秒くらいのあっさりしたSEで、外で歩きながら聞いてたら存在すらわからないような小曲、てか曲かなこれ?
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