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エパミノンダスの彫像です
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身代わり(続き)
こちら迎え撃つテバイ軍。陣頭のカロンは、いつもの重厚な表情を崩さない。
「来たぞ、我らも出撃だ!」
両軍は激突した。
テバイ軍は、しばらくはアテネ軍の猛攻を支えていた。が、アテネ軍は連戦連勝で士気あがる上に、圧倒的な兵力差をもって嵩にかかって攻めかかってくる。
テバイ軍は、とうとう敗走し始めた。
「追撃だ!逃げる敵を追撃して、一気にテバイを攻め落とすのだ!」
カブリアスは、馬上躍り上がるようにして采配を振るった。
圧倒的優勢に意気あがるアテネ兵は、勢いに乗って追撃した。
その時である。左の丘の向こう側からラッパの音が鳴り響いた。
「うん。なんだ?」
カブリアスは、まぶしそうに顔をしかめた。
丘の上に一人の将が立っていた。西日を背にする黒い人影が見えた。
目を凝らしてその正体を確認すると、カブリアスは、これ以上ないほどに目を見開いた。深紅のマントに、獅子を模した兜…。
そこには、ここにいるはずのない者が立っていた。
「エパミノンダス!ばっ、馬鹿なっ!」
カブリアスは驚愕した。
かつて人形を押し出されて、エパミノンダスこれにありと謀られたこともあった。が、今回は、目を凝らして見ても、生身の人間、人形ではない。
エパミノンダスは、黙ったまま、右手を挙げて合図を送った。
丘の蔭から、騎馬隊がどっと現れ、駆けてくる。
「ははは、カブリアスよ、ご苦労なことだな」
将はゴルギアスである。
「ど、どうして…」
「エパミノンダス殿がここにいるのか、というのか。エパミノンダス殿の用兵、まさに神速。汝如きの考えの及ぶところではないわ。いくぞ!」
ゴルギアス率いる騎兵隊は、まっしぐらにカブリアスに迫った。
「おおお」
狼狽するカブリアスに、フォキオンが横から励ました。
「敵は少数です!蹴散らしてエパミノンダスをひっ捕らえましょう!」
確かに、よく見ればゴルギアス隊は五百騎ほど。
「そうか。これはエパミノンダスの策略。驚かしておいて、少数の兵で我らを撃退しようとの肚だな。よし、押し返せ!」
カブリアスは、落ち着きを取戻した。
アテネ軍は万余の大軍なのだ。正面からぶつかれば負けよう筈がなかった。
ゴルギアス率いる騎馬隊に側面を衝かれ動揺したものの、圧倒的兵力をもってじわじわ押し返し始めた。
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どきどきする展開ですね。ところでエパノミンダス像は、バレエダンサーみたいに綺麗な立ち姿。いつの時代のものなんでしょうね。
2008/10/3(金) 午後 2:42
ROMAさん、いらっしゃいませ
いつごろですかね。ローマ時代の頃だと思うのですが
なにせ、エパミノンダスの遺物はほとんど残っていませんので
ローマ共和政期の上流階級の人々は、ギリシアに熱狂していましたもので
2008/10/4(土) 午前 7:50