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志を継ぐ(続き)
紀元前235年、レオニダス二世が死去すると、クレオメネスが王位についた。
クレオメネス三世である。
王は、国政改革を胸に秘め、動き始めた。
(まず、アギス王のお考えが、今の者どもにどのように受け止められているか、それを知ることから始めよう)
そう考えた王は、親友のクセナレスを呼んだ。
「王よ、急なお呼び出し、いかがなされましたか」
「アギス王の話を聞きたい」
「なにゆえ、御父上の仇の話などを所望されます」
はじめ、警戒の眼差しを浮かべたクセナレスであったが、
「余は王位を全うしたい。そのための教訓とするためだ」と聞くと、
「こういうことなのでございます。あの若者は無謀にも…」
クセナレスは、ことの顛末を、面白そうに話し始めた。彼も富裕者の一人。アギスの失敗が痛快なのであろう。
が、それを聞くクレオメネス王の反応は違った。王妃からも聞いたことのない話が出ると、熱心に耳を傾け、
「もう一度、聞かせよ」と何度も聞きたがった。
その様子には、明らかにアギス王に対する尊崇の念が感じられたので、クセナレスは怒り始めた。
「王よ。よからぬことに御関心を抱くと、王位を全うできませぬぞ」
そう言い捨てて去ると、その後の交友を絶ってしまった。
(なるほど。クセナレス程の者でも、あの有様。ということは、有力者のほとんどが敵であると思わねばならぬな)
そう考えたクレオメネス王は、それから数年、大人しくしていた。
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アギス王の事は尊敬しているようですが、改革を急いで反発を買い非業の死を遂げたという事実があるので、アギス王の失敗を見て、同じ過ちを繰り返さないようにクレオメネス王は、しばらく大人しくするなど慎重に物事に対処して、真の改革をしようとしているんですね。
アギス王にはない慎重さがありますね。 でもアギス王の犠牲あってこそ後の同じ志の人が学べるから、アギス王の考えも、非業の死も無駄にならないんでしょうか・・・。
2010/2/16(火) 午前 0:46
クレオメネス王は、かなり事を慎重に進めていきます
熱血漢であったようですが、辛抱強く時を待ちます。
アギス王の死も無駄ではなかった、
そう思える展開が待っています
2010/2/16(火) 午前 7:01