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※↑サモス島から見たエーゲ海です。GNUフリー文書利用許諾書 (GNU Free Documentation License) 1.2に基づいて掲載しています。
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ミュオンネソス岬の海戦−エウダモス勇戦
そのポリュクセニダスの旗艦は、ローマ将兵の喚声、飛び交う怒号、発狂せんばかりのけたたましさの只中にあった。
「提督!」
「何だ!」
ポリュクセニダス、くわと目を見開いた。
「ローマの戦闘艦が一斉にこちらに向かって来ます!」
「何だと!」
それはローマ軍艦隊総指揮官レギルス率いる第三波の攻撃。
「おのれ…」
ポリュクセニダスは顔を真っ赤にした。もはや、大王軍艦隊の提督などと威儀を取り繕っている場合ではない。
「こうなればレギルスの船を分捕ってくれよう」
巨艦の重量をもって敵の旗艦を破壊し、一挙に形勢を挽回せんとの目論見。
だが、敵はローマ艦隊だけではなかった。
「提督っ!」
「今度は何だ!」
「ロードス艦隊です!」
「なにっ!」
ポリュクセニダスは目を剥き、そちらの舷側に駆け寄った。
「おおお!」
ロードス艦隊が一斉にこちらに向かって来る。
そう。ローマ艦隊の防戦に追われている間に、エウダモス率いるロードス艦隊はニカンドロス率いる艦隊を撃破し、そのままの勢いで側面を衝いて来たのだ。
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