新しいギリシア・ローマの物語2

179年、暴君フィリッポス、悪業の報いを存分に被り、死去

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 ギリシアのレスボス島が生んだ女流詩人サッフォーです。

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-古代ギリシアの女性たち-
 古代ギリシア世界は、男尊女卑の徹底した社会です。
 女性には選挙権はありません。
 私法上の権利の主体にもなりえません。
 離婚の自由も、男性側からは自由でしたが、女性側から申し出ることは制限されていました。
 つまり、市民でありながらも、男性成人市民にくらべ制限された存在でした。

 良家の女性こそ、そこそこの教育を受けることができますが、結婚後は、家事に専念します。もっとも、実際の家事は、奴隷が担いますので、子女の養育、家計の維持やら、夫の社交を助けることが主な仕事となります。
 当然、家の奥が、彼女たちの生活空間となります。
 時折催される、祭典や演劇が、女性たちが社会に出ることが許された数少ない機会となります。

 歴史上記録されている女性たちは、いわゆるヘタイラと呼ばれる遊女たち。
 なかでもアスパシアやライスが有名です。
 アスパシアは才色兼備の女性で、アテネの大政治家ペリクレスの愛人となり、その子を産んでいます。この物語で登場する、ペルシア帝国の王妃となったアスパシアは、このアテネのアスパシアにあやかって、キュロス王子により名付けられたものです。
 また、一説によれば、哲学者ソクラテスとも親交があったということです。
 
 ライスは、コリントスの遊女で、多くの男性を虜にしたとのこと。この物語にも登場させています。
 彼女たちは、自身の才覚で、歴史に名を残したと言えましょう。


 あと有名なのは、レスボス島出身の女流詩人サッフォーがいます。
 彼女の許には、多くの女性が詩歌を学ぶために集まったとのことです。
   
 ただ、後世、彼女に対する偏見が生じ、女性の同性愛者を指す言葉として「レスボス」が使われました。が、これはサッフォーにとっても、レスボス島民にとっても、いわれなきことなのです。
 
 この一事をとっても、女性に対する古代ギリシア人の見方がうかがえますね。

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