|
↑
紀元前225年の地中海世界の勢力図です。
https://www.blogmura.com/ にほんブログ村
↑
ランキングに参加しています。お越しの際には応援の1クリックをお願いいたします(1日1回有効)
−物語の世界のご案内−
マケドニア王アレクサンドロス三世は東進し、ペルシア帝国を滅ぼした。
彼は、ペルシア王になり代わり、諸王の王、即ち大王と称した。
これは紀元前330年、今からおよそ二千三百年前のこと。
これにより、ギリシア世界から遠くインド亜大陸に至る東方世界が一つとなった。
が、紀元前323年。突然のアレクサンドロス大王の死により、帝国はたちまち崩壊。彼の遺領は部下に分割されてしまい、マケドニア王家も根絶やしにされてしまった。
その後、大王の部将たちは、我こそ大王の後継者たらんと戦い続けた。
やがて、彼らは、自ら王を称するようになった。
そして、世界制覇を目指し戦い続けていた。
間もなく、東方世界は三つの大国に収斂していった
ギリシア世界には、マケドニア王国が君臨。
これは大王の部下アンティゴノスの創建した国である。
そして、同じく、大王の部将であった、プトレマイオス一世の創始によるプトレマイオス朝エジプト、セレウコス一世の創始によるセレウコス朝シリア。
この三大国が、地中海世界制覇を目指し、攻防を繰り広げていた。
その後、瞬く間に100年が過ぎていった。
時は紀元前三世紀も後半。
この頃、三大国の争いはこう着する。
その間に、ギリシアでは、アカイア同盟とスパルタ王国が、自立を強めていた。
アカイア同盟とは都市国家連合。今日のEU(欧州連合)の如き連合体である。
スパルタは、古くからのギリシア人の国。
やがて、ギリシア勢力とマケドニアの激しい闘争が勃発する。
エジプト王国が、宿敵マケドニアの弱体化を企図し、ギリシア世界に介入すると、対立は複雑な構図を見せていく。
やがて、スパルタを中心とする勢力とマケドニアの対決に集約していく。
両国は、ギリシア世界の覇権を賭け、突き進んでいく。
この物語では、導入部分として、このギリシア世界の激動の数年に焦点を当てている。
紀元前225年から数年の出来事である。
他方、西方では、一大商業国家カルタゴが営々栄えていた。
西地中海を我が物としていたカルタゴ。
西方に敵する国などない、そう思われていた大国。
が、新興勢力ローマとの対決に敗れ、長年保有していたシチリア島を失ってしまう。
それは紀元前241年のこと。
その後、ローマは急速に強大化し、カルタゴからサルディニア、コルシカという島々も奪い、西地中海の覇権を奪い取った。紀元前237年のこと。
これに憤り、いや、危機感を覚えた人々がカルタゴにいた。
その人々が、西方に新天地を求め、新たな繁栄の基盤を求めた。
一見、東方と西方、まるで異なる歩みを見せているが、やがて、一つに収斂していく。
東方だけを見ても不十分。
西方だけを見ても不十分。
この物語は、東方(ギリシア)と西方(ローマ)の双方に焦点を当て、展開していく。
西方は、先進文明の東方世界を見詰めてきたし、東方も、新勢力の勃興する西方世界に注目せざるを得なくなってきていたからである。
この物語の時代は、紀元前225年から紀元前190年の頃。
一人の少年を中心に語られていく。
やがて、その少年は、青年となり、自ら時代のど真ん中に躍り出ることになる。
|