ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

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昨日はいささか不道徳な詩を紹介したが今日は神聖な話題でいこう。今日9月8日は聖母マリアの誕生日である。キリストの誕生日すら聖書に書いてないのに、マリアの誕生日など書いてあるわけがない。キリスト教会がこれを定めたのである。一般にキリスト教がヨーロッパの宗教になっていく過程で、主要な祝日は在来の無知な異教徒どもの太陽崇拝の宗教行事の日、春分、夏至、秋分、冬至にかぶせるように決めた。

ただ新約聖書ではっきりしていることがある。ルカ伝によれば、マリアが受胎して直ちにいとこのエリザベトを訪問しているが、エリザベトは妊娠6ヶ月であり、やがて洗礼者ヨハネを出産する。聖書にはヨハネがキリストの6ヶ月先輩であるという以外に何の情報もない。

まず冬至に(この日太陽は赤ちゃんである)キリストが生まれたことにした。となると女性の妊娠期間から逆算して、マリアは春分の日に受胎告知を受けたことになる。さらにルカ伝からイエスとの時差6ヶ月ということで、聖ヨハネは夏至の日に誕生したことになる。この三つには整合性があるし、いずれも人気のある聖母マリアが関係しているのも好都合である。

のこる秋分の日に誰を持ってくるかであるが、大天使ミカエルが大物と言うことでミカエルの日にした。9月だけがちょっと違う感じである。だが9月は1年を4等分する節目の月である。大衆の絶大なるマリア人気に押されてか、教会は彼女の誕生日を9月8日と決めた。秋分の日にマリアが誕生したとすると、受胎が冬至になってしまい、教会も忙しい。

誕生したからには親がいなくてはならない。そこでヤコブの原福音書なる聖書外典がひょっこり登場することになる。外典は正典よりも面白いが、大衆の好奇心を満足させるために創作されている可能性が高い。そのヤコブの原福音書によれば、父親はヨアキムで母親はアンナである。二人には長く子供がなく、高齢になった。処女マリアは神の母になるべく誕生した女性である。彼女を若い夫婦の性愛の結実とするわけにはいかない。それではあまりに人間的である。

神の恩寵と両親の精神的な結合を強調するために、信心深い両親は高齢であったという話になった。旧約にそっくりの話があり、その話を真似たのであろう。子供をすっかりあきらめ、羊飼いのヨアキムは4ヶ月も家にいなかった。戻ってきて妻と抱き合いキスしただけで、大昔の健全なハリウッド映画みたいに、アンナは妊娠し、今日9月8日に聖母マリアが誕生したのである。精神的に結ばれて、神様が二人の信仰心を認めてくれさえすれば、肉体的結合はなくとも妊娠はあり得るというお話である。まさに処女懐胎のマリアの両親にふさわしい二人である。

さらに彼女の婚約者ヨゼフも宗教画ではお爺さんとして描かれることが多い。これも彼女の処女性を強調するためである。よくよくお爺さんに縁のある女性である。

上の絵は母子ともに健やかなアンナとマリアである。ただ私は聖アンナが高齢出産の女性の守護聖人になっているかどうかはまだ調べていないが、アンナの絵を朝夕拝めば安産の御利益はあると思う。こんな婆でないって?そんなことをいったら罰が当たり安産は期待できないですよ。


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