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ブラウニング夫人とサイモンズの伝サッフォー作を紹介したが、サイモンズ訳を改ざんしてみた。内容的にサイモンズと同じで、新味はない。韻遊びも比較的安易な連想に頼り面白みに欠けるが、まだまだありうることをしめしたかった。ただし行数は1行減り、16行の詩になった。
自分でも首をかしげる部分もないわけではないが、今日のところは勘弁願うことにしよう。たとえ伝サッフォー作を正確に読んで直訳したところで韻文が成立するわけはない。ブラウニング夫人もサイモンズもずいぶん英語の都合で話を作っている。わたしもボッチチェリの絵でも見ながら、大幅に話をでっち上げたかったが、どうも齢とともに想像力が衰えているようだ。
The Praise of Rose
If Zeus had asked me
Who among flowers should ascend the throne,
I would have answered that the rose stood alone.
Enthroned she must be!
When she appears in royal array,
All other flowers shy away.
While the rose rules
She will never be usurped even by jewels.
Nay, she is the picture of beauty.
In summer air fruity!
Her breath is as fresh
As Cypris fair flesh.
Her petals are twined
Into a pink and green wreath,
For Cupid sleeping beneath
Or for gentle west wind.
もしゼウスの神がわたしに
花の中で誰が玉座にのぼるべきかとたずねたら、
わたしはバラにかなうものはいませんとこたえただろう。
彼女こそ玉座につくべき花だ。
彼女が王家にふさわしい衣装で登場したら
ほかの花はみな恥じらう。
バラが支配するとき、
宝石といえども玉座を奪えない。
香り高き夏の大気の中で
いや、彼女こそ美そのものだ。
彼女の吐息はアフロディテの
肢体のように新鮮だ。
彼女の花弁は織られて
ピンクと緑の花の冠となる。
下に眠るキューピッドと
優しい西風のために。
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薔薇への賛美・・・すごいですね。薔薇の詩の向こうに思いを寄せる人などいるのでしょうか。単に、薔薇を賛美しているだけなのでしょうか。。
2006/6/20(火) 午後 10:27
ご質問の趣旨に的はずれな回答になることを危惧するものですが、サッフォーはバラを賛美しながら、うら若き乙女を賛美していたとされています。私にはよくわかりません。私は単なるパズルとして考えてみたわけです。もう少し大胆な発想はないものかと思いますが、サイモンズ訳にどうしても引きずられてしまいました。お答えにはなっていないと思います。すみません。
2006/6/20(火) 午後 11:41 [ fminorop34 ]