ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

英語圏女流詩人

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Sailing beyond Seas.

Methought the stars were blinking bright,
And the old brig's sails unfurled;
I said, "I will sail to my love this night
At the other side of the world."
I stepped aboard,--we sailed so fast,--
The sun shot up from the bourne;
But a dove that perched upon the mast
Did mourn, and mourn, and mourn.
O fair dove! O fond dove!
And dove with the white breast,
Let me alone, the dream is my own,
And my heart is full of rest.


My true love fares on this great hill,
Feeding his sheep for aye;
I looked in his hut, but all was still,
My love was gone away.
I went to gaze in the forest creek,
And the dove mourned on apace;
No flame did flash, nor fair blue reek
Rose up to show me his place.
O last love! O first love!
My love with the true heart,
To think I have come to this your home,
And yet--we are apart!


My love! He stood at my right hand,
His eyes were grave and sweet.
Methought he said, "In this far land,
O, is it thus we meet!
Ah, maid most dear, I am not here;
I have no place,--no part,--
No dwelling more by sea or shore,
But only in thy heart."
O fair dove! O fond dove!
Till night rose over the bourne,
The dove on the mast, as we sailed fast,
Did mourn, and mourn, and mourn.

Jean Ingelow

詩の構造はおおむね

(a,b,a,b,c,d,cd,e,f,e,f),(g,h,g,h,i,j,i,j,k,l,k,l),(m,n,m,n,o,p,o,p,q,r,q,r)

に従っていると考えていいであろう。一カ所この規則を守っていない。彼女お得意の物語詩であるが、ここで韻を完全に踏むのは難しいとおもう。これ以上こだわると不自然になるというものである。



はるか海をこえて

星は明るくきらめき、
古い二本マストの船は帆をひろげた。
「わたしは今晩、はるか海のはてに
いる恋人に会いにでかけるわ。」
わたしは船にのった、 ― 船足は速かった、―
めざす島から日がのぼった。
マストにとまっていた小ばとが
かなしげに、かなしげに鳴いた。
いとしい、あいらしい小ばとさん、
白いむねの小ばとさん、
静かにして、わたしは夢みここちなのだから、
心は安らかなのよ。

わたしの恋人はこの大きな丘にくらしているの、
ずっと羊をかいながら。
小屋をのぞいたが、物音一つない、
わたしの恋人は外にいる。
わたしは外に出て森の小川をのぞく、
小ばとはけたたましく鳴く。
彼の居場所をしめす、
炎もこうばしいにおいもなかった。
ああ最初で最後の恋人!
心底愛していた彼、
あなたの家にやって来たとおもったのに、
まだ ― はなればなれとは!

あなた!彼はわたしの右に立っていた。
彼の深い瞳はやさしかった。
彼がいったような気がした「こんな遠いところで
ああ、こんなにして君と会うとは!
あいする君よ、僕はここにはいないのだ。
僕には住むところが ― 仕事も ― ない、
船にも陸にも住むところはないのだ、
君の心だけが僕のすみかだ。」
いとしい、あいらしい小ばとさん、
マストの上にいた小ばとは
この地でまい上がり、日がくれるまで、
かなしげに、かなしげに鳴く。

ジーン・インゲロー

弁解めくが、7かけるシリーズの7x6で完全に行き詰まってしまった。以前から半信半疑でもほんのちょっとわかりにくいところは強引にでっち上げた。二カ所以上意味不明のところが出てくると自信がなくなる。今回は私の習った英語では理解できない。

やりかけた仕事だから完成させたいが、今は差し控えて、ジーンのほかの詩で非常に愛好された「 はるか海をこえて(Sailing beyond Seas)」を訳し、彼女の癖を勉強することにしよう。当時さかんに歌われたとあるが、これは朗読されたのであろうか。それとも曲を付けた人がいるのであろうか。

これだけ大衆的人気を博した女性の詩ではあるが、韻文で物語を書くとなるとかなり無理もあるのではないかとも思う。しかし、ここは率直に実力不足を認めるほかはないであろう。現在人気がない女性だから、教材につかわれないから、ウェッブで参考書を売るという商売も見あたらない。今のところお手上げである。

なぜこんなに拘るかというと、齢を取ると古いものに郷愁を感じるからである。忘れられた人物にはなおさらである。

閉じる コメント(5)

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凄い。努力ですね。ありがとう。英語駄目な私は日本語で探る。作者の心を。。

2006/7/12(水) 午前 9:14 [ - ]

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どうも恐縮です。この青年恋人を呼び寄せる約束をしてイギリスを発ち、地球の裏側にあるオーストラリアかニュージーランドにで出かけ、夢破れ、行き倒れたと想像します。なんだか一晩でついたような感じとすれば、私の訳文のまずさもありますが、韻文で物語を書くという原作にも無理があります。小ばとはマスト(mast)にいなければ行けませんが、そうなると船は速く(fast)でなければいけません。南十字星を仰ぎながら、何ヶ月もの旅の末ようやく目的地についた喜びをあらわす言葉が英語にはなかったのだと思います。

2006/7/12(水) 午前 10:01 [ fminorop34 ]

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「7かけシリーズ」読みきっていないうちに画像の美しさに惹かれてしまいました。この詩、情熱的ですね。But only in thy heart 覚えておきます。。

2006/7/13(木) 午前 2:35 curara

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この文句「殺し文句」として有効でしょうね。19世紀にはカラオケがなかったのですが、誰かが歌い始めたらここのところで皆が大声を張り上げたのでしょうな。

2006/7/13(木) 午前 9:42 [ fminorop34 ]

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彼が右に立っていた。この意味がわかりませんでした。こんな悲劇的な形ですが、二人は夫婦になったという意味でしょうか。とくに意味はないのでしょうか。land がありますから、hand が来たのでしょうが、右でないと行けない理由がわかりません。

2006/7/13(木) 午前 9:59 [ fminorop34 ]


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