ヘ短調作品34

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ピープスの日記

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ロンドン大火8

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1666年9月9日(主の日)   サムエル・ピープスの日記


起床、気分良好。妻と食事をとるよう弟をウールウィッチにやる。私は教会に行く。教区の牧師さんは暗いがいい説教をした。大勢の人、ほとんどの人が泣いた。とくに女たちが泣いた。教会は超満員であったが、上流階級の人は少なくほとんだ顔見知りの人はいなかった。

ベドノール・グリーンまで歩き、そこで食事をしたが、サー・W・ライダー邸の鹿肉のパスティはまずかった。いい人ばかりで、話も楽しかった。お嬢さんのミドルトンは上品で控えめな女性である。

家に戻り、ふたたび教会に行く。説教は主任司祭のハーディングであった。私にはお粗末な説教に思えた。シティの大半が壊滅したこの時期に話が上手ともいえなかった。

その後役所にもどり、日記を書き、弟と別れる。弟は午後戻っていった。雨が降っていた。しばらく雨がなかった。しかしわが家を元通りにするまで弟の部屋もなかった。私は弟の帰りのことも配慮し、40シリングポケットに入れた。弟は帰っていった。現在雨が降っている。火事のためには雨は幸いだが、弟のことが心配になった。すぐにサー・W・ペン邸に行き、寝た。寝付くま部下のトムに本を読ませた。


<日曜日(主の日)ぬ始まり、今日は8日目になった。ようやく教会にも行きはじめた。この頃の人は現在のイスラム教徒がモスクに出かけるよう、教会に行ったものである。彼はいつも説教がまずいとこぼしているのによく出かける。この日の最初の教会の説教は彼には雌らしく合格だが、後の説教のまずさを書きつづるなど、ようやくピープス節がが戻ってきたようだ。一応これで日記を基にした連載を打ち切るようにしよう。あすもう一回この火事について私が仕入れた話を投稿することにしよう。>

なおくれぐれも注意して頂きたいのは、ピープスの日記、後世の人に読まれることを意識した日記ではない。この日記大変難しかった。固有名詞も分からずに訳したものである。主語がどれだろう。動詞はなんだろう、と言う場合ばかりであった。誤訳があることは間違いない。私の連載で信用できるのは年月日だけである。興味を持たれた方には、大都市きっての大図書館にいかれれば、この本の訳があるのでコピーされることを強くお勧めする。日付は1666年九月二日である。


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