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The Last Rose of Summer
’TIS the last rose of summer
Left bloomin galone;
All her lovely companions
Are faded and gone;
No flower of her kindred,
No rosebud is nigh,
To reflect back her blushes,
To give sigh for sigh.
I’ll not leave thee,thou lone one!
To pine on the stem;
Since the lovely are sleeping,
Go,sleep thou with them.
Thus kindly I scatter
Thy leaves o’er the bed,
Where thy mates of the garden
Lies centless and dead.
So soon may I follow,
When friendships decay,
And from Love’s shining circle
The gems drop away.
When true hearts lie withered
And fond ones are flown,
Oh! Who would inhabit
This bleak world alone?
Thomas Moore(1779–1852)
最後のバラ
わびしくのこる
夏のバラ一輪、
友はみな色あせ
枯れゆきたり、
かんばせを振りかえり
ため息をつく、
バラも
つぼみも今はなし。
されどさびしき花よ、
われは見捨てじやつれし汝を
したしき花は眠りたり
さあみなと眠れ
われは汝の葉を
床にまかん
汝の友がかおることなく
かれてよこたわる床に。
いずれわれも往かん、
友情がうすれ
かがやく愛の指輪から
宝石がうせしとき。
真心がしおれ
友が逃げうせしとき
だれぞかくもわびしき世に
ひとりすまん。
トマス・ムーア
ちょっぴり季節を逸したかと思うが、検索してたら出てきた。偶然だが、最近アイルランド系の詩人に出会う。説明するまでもない有名な詩と付曲である。トマス・ムーアはトマス・モアとか同名の作家がいるが、このバラの歌のトマス・ムーアといわないといけない。ありふれた名前である。
この電気くさいMP3の音が、とうてい歌唱にたえない、私の訳のまずさの口直しになるかどうか。新しいところではシャロット・チャーチが歌っているそうだ。一枚CDを持っているはずだが、物ぐさで探し出していない。
http://ingeb.org/songs/tisthel2.mid
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最後の一節は寂しすぎます。アイルランドの冬は日本の冬より暗く長いのかもしれませんが。こんなに暗い詩だとは思いませんでした。
2006/9/23(土) 午前 11:38
「庭の千草」との対比でしょうか。原詩と「庭の千草」は別の詩ですね。一度物ぐさしないでCDを探してちゃんとした訳者の日本語訳をみてみましょう。最後の一節は直訳です。「わびしき世」は友人や恋人に見放された暗さを歌っているのであって、気象上の暗さではないと思います。たしかにアイルランドの秋は暗いでしょうね。ほぼ同じ緯度の国に住みましたが、4時は真っ暗です。
2006/9/23(土) 午後 0:05 [ fminorop34 ]
花も蕾のシャルロット・チャーチが13歳の頃の澄み切ったソプラノの録音を聞きました。おっしゃる通り暗くはありませんでした。年配のサザーランドが良いとどこかのサイトにありましたが、私は持っていません。詩の訳者が分かりませんでした。最後ですが、「ああ、いったい誰が/ この荒野のごとき土地に独り生きるのだろう」でした。
2006/9/23(土) 午後 1:12 [ fminorop34 ]
歌は若い声でもきれいですが、この詩は単なる感傷ではなく、ある程度の年になってから思う気持ちのような気がしました。
2006/9/23(土) 午後 2:45