ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

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Break of Day

THERE seemed a smell of autumn in the air
At the bleak end of night; he shivered there
In a dank, musty dug-out where he lay,
Legs wrapped in sand-bags,―lumps of chalk and clay
Spattering his face. Dry-mouthed, he thought, ‘To-day
We start the damned attack; and, Lord knows why,
Zero’s at nine; how bloody if I’m done in
Under the freedom of that morning sky!’
And then he coughed and dozed, cursing the din.

Was it the ghost of autumn in that smell
Of underground, or God’s blank heart grown kind,
That sent a happy dream to him in hell ―
Where men are crushed like clods, and crawl to find
Some crater for their wretchedness; who lie
In outcast immolation, doomed to die
Far from clean things or any hope of cheer,
Cowed anger in their eyes, till darkness brims
And roars into their heads, and they can hear
Old childish talk, and tags of foolish hymns.

He sniffs the chilly air; (his dreaming starts),
He’s riding in a dusty Sussex lane
In quiet September; slowly night departs;
And he’s a living soul, absolved from pain.
Beyond the brambled fences where he goes
Are glimmering fields with harvest piled in sheaves,
And tree-tops dark against the stars grown pale;
Then, clear and shrill, a distant farm-cock crows;
And there’s a wall of mist along the vale
Where willows shake their watery-sounding leaves,
He gazes on it all, and scarce believes
That earth is telling its old peaceful tale;
He thanks the blessed world that he was born...
Then, far away, a lonely note of the horn.

They’re drawing the Big Wood! Unlatch the gate,
And set Golumpus going on the grass;
He knows the corner where it’s best to wait
And hear the crashing woodland chorus pass;
The corner where old foxes make their track
To the Long Spinney; that’s the place to be.
The bracken shakes below an ivied tree,
And then a cub looks out; and ‘Tally-o-back!’
He bawls, and swings his thong with volleying crack,―
All the clean thrill of autumn in his blood,
And hunting surging through him like a flood
In joyous welcome from the untroubled past;
While the war drifts away, forgotten at last.

Now a red, sleepy sun above
the rim of twilight stares along the quiet weald,
And the kind, simple country shines revealed
In solitudes of peace, no longer dim.
The old horse lifts his face and thanks the light,
Then stretches down his head to crop the green.
All things that he has loved are in his sight;
The places where his happiness has been
Are in his eyes, his heart, and they are good. . .

Hark! there’s the horn: they’re drawing the Big Wood.


Siegfried Sassoon (1886–1967)



一日の始まり

荒涼たる夜が終わる頃
秋の匂いがして、彼は
湿っぽくかびくさい塹壕で身震いした、
足を砂袋にいれて寝ていた、― 顔は粘土の塊で
汚れていた。口が渇いていると思った、「くそっ今日は
攻撃開始だ、9時ちょうどだ、雲一つない朝の空で
血まみれになって俺は死んでしまう!」
彼は爆音をののしりながら咳をし、うたた寝をした。

地下壕の匂いは秋の気配だろうか、
それとも無情な神もすこしは気配りして
彼にちょっとばかり夢を授けたのだろうか?―
ここで兵隊たちは押しつぶされて肉の塊になり、
這って穴を探してはいずり回る、兵隊は
清潔なものからも楽しい希望からも
見放されて生け贄になり、死んでいく運命だ。
暗黒が頭の中にあふれ、うなりをあげるまで
兵隊の目にはおびえた怒りが見える、兵隊は毎度
子供じみた話と馬鹿げた賛美歌の決まり文句を聞くのだ。

彼は冷たい空気を嗅ぐ(夢の始まり)、
彼はサセックスの埃っぽい小径を馬で行く
静かな九月のことだ、夜はゆっくり去っていく。
彼は生きた人間で苦痛からは解放されている、
彼が向かうバラの柵の向こうには
収穫を束ねた野原が光り輝いている、
星空の下で暗い木の先が白み始める、
雄鶏が遠くの農場ではっきりと鬨の声を上げる、
霧が谷間を一面覆っている、
柳がゆれて葉がしめった音を立てる、
彼はすべてを見つめ、かろうじて
大地がのどかなお話をするのを聞き取った、
彼は自分が生まれたこの幸福な世界に感謝する…
はるか向こうからは角笛の孤独な調べが。

ビッグ・ウッドでは、獲物を追いたてるのだ!
門のかけ金を外し、草むらにゴランパスを進める、
彼は待ち伏せするのに良い場所を知っており、
森をぶつかりながら通り過ぎるを耳にする、
古狐たちがロング・スピニーにいくまでの道、
そこが待ち受ける場所になるはずだ。
ツタで覆われた木の下でシダがゆれる、
子狐が顔を出すと、「タリー・オ・バック!」
彼は大声で出し、長い鞭をやつぎばやにふるう、―
秋の冷たいスリルで血がたぎり、
狩りの興奮が押し寄せる、
みなのどかな過去からの呼びかけだ、
戦争が始まり、ついに忘れてしまった過去だ。

赤い顔をした眠たげな太陽が
薄明かりの縁から静かな森を見わたす、
優しい簡素な田園が穏やかに
ぽつりと姿をあらわし、もう暗くはない。
老いた馬が顔を上げ光りに感謝し、
首を伸ばして草をはむ、
彼が幸せだった所は
目と心にあり、すべてが楽しい。

聴け!角笛が聞こえる。ビッグ・ウッドに出かける音だ。

シークフリート・サスーン

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二十世紀は戦争の世紀、いかにもその二十世紀の詩と言う感じですね。死と隣り合わせの戦場で長閑な故郷の田園を想うという詩。戦後作者は傷ついた心を抱いて故郷に帰りこの詩を書いたということでしょうか。

2006/9/27(水) 午後 0:32 mim*193*1*36

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まったく知らない詩人でした。いつものように検索エンジンで目に触れた作品です。この詩は1918年終戦の年に書かれたことになっています。数多くの部下や友人をなくし、自身も負傷してイギリスの病院に入院しています。その間反戦的な行動で注目されますが、当局は軍事法廷に送らずに彼を精神病院に送ったみたいです。その当時の作でしょうか、もうすこしよく読んでみないと分かりません。

2006/9/27(水) 午後 1:16 [ fminorop34 ]

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検索エンジンにルミ・ド・グウルモンの詩がふれることはありませんか。「落ち葉」「秋の歌」などがありますが。

2006/9/27(水) 午後 2:37 mim*193*1*36

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Remy de Gourmont Paysages spirituels でグーグルしたら出てきました。「秋の歌」とか「秋の女」が出てきました。automne monotone はフランス語ではまことに相性が良いのですが、英語では二つとも最後には持って来にくい言葉ですね。ブックマークはしました。冬頃には試作品が出来るかもしれません。原作をよく読んで次ぎにそれを完全に忘れないと訳が出来ない例です。

2006/9/27(水) 午後 3:17 [ fminorop34 ]

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早速検索していただきありがとうございます。グウルモンはフランスではもう忘れられた詩人だとどこかで読みましたが、グーグルだと出てくるのですね。

2006/9/27(水) 午後 6:28 mim*193*1*36

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この写真の素性について説明します。自由に転載し、加工できる wikipedia のマルティメディアを利用しました。まず下記をクリックして下さい。http://en.wikipedia.org/wiki/Main_Page もっとも充実した wikipedia の英語版です。ここで fox hunting を入力しました。スペルを間違えないように!ここで詩にあった写真がなかったので、左にある in other language を見ました。他言語に連動しています。deutsch francaise とクリックしていきます。だいたい英語の翻訳であり、絵も同じものが多いのです。狐狩りはイギリスが本場ですから英語版がじゅうじつしているのでしょうが、francaise の方に気に入ったのがありました。確かめて頂けるとありがたいです。

2006/9/28(木) 午前 10:57 [ fminorop34 ]


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