ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

少年の意志

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The Trial by Existence


EVEN the bravest that are slain
Shall not dissemble their surprise
On waking to find valor reign,
Even as on earth, in paradise;
And where they sought without the sword
Wide fields of asphodel fore’er,
To find that the utmost reward
Of daring should be still to dare.

The light of heaven falls whole and white
And is not shattered into dyes,
The light for ever is morning light;
The hills are verdured pasture-wise;
The angel hosts with freshness go,
And seek with laughter what to brave;―
And binding all is the hushed snow
Of the far-distant breaking wave.

And from a cliff-top is proclaimed
The gathering of the souls for birth,
The trial by existence named,
The obscuration upon earth.
And the slant spirits trooping by
In streams and cross- and counter-streams
Can but give ear to that sweet cry
For its suggestion of what dreams!

And the more loitering are turned
To view once more the sacrifice
Of those who for some good discerned
Will gladly give up paradise.
And a white shimmering concourse rolls
Toward the throne to witness there
The speeding of devoted souls
Which God makes his especial care.

And none are taken but who will,
Having first heard the life read out
That opens earthward, good and ill,
Beyond the shadow of a doubt;
And very beautifully God limns,
And tenderly, life’s little dream,
But naught extenuates or dims,
Setting the thing that is supreme.

Nor is there wanting in the press
Some spirit to stand simply forth,
Heroic in its nakedness,
Against the uttermost of earth.
The tale of earth’s unhonored things
Sounds nobler there than ’neath the sun;
And the mind whirls and the heart sings,
And a shout greets the daring one.

But always God speaks at the end:
’One thought in agony of strife
The bravest would have by for friend,
The memory that he chose the life;
But the pure fate to which you go
Admits no memory of choice,
Or the woe were not earthly woe
To which you give the assenting voice.’

And so the choice must be again,
But the last choice is still the same;
And the awe passes wonder then,
And a hush falls for all acclaim.
And God has taken a flower of gold
And broken it, and used therefrom
The mystic link to bind and hold
Spirit to matter till death come.

‘Tis of the essence of life here,
Though we choose greatly, still to lack
The lasting memory at all clear,
That life has for us on the wrack
Nothing but what we somehow chose;
Thus are we wholly stripped of pride
In the pain that has but one close,
Bearing it crushed and mystified.

Frost


誕生による試練

死せる勇者も 目覚めしときは
驚きを見せてはならない。
地におけるごとく 天においても
君臨しているのは勇気である。
天においては 剣を持たずして
アスポデロスの広き野を捜し
最上の報酬に挑戦すべきことを
悟るべきである。

天の光はあまねく公平に降り注ぎ
着色されることはなく
天の光は永遠に朝の光である。
天の丘は牧場のごとく緑であり
天使の軍団ははつらつとし
立ち向かうべき物を探し求める。―
すべてを結ぶ物は静けき雪のごとき
はるか彼方の波頭である。

断崖の上から宣言される
誕生による試練と称される
誕生する魂の
最も蒙き魂の集会である。
流れ 合流 逆流の中に群がる
誘惑に弱い魂は
夢なる物をほのめかす
甘い合言葉に耳を貸す。

さらに徘徊する魂は
確信する善のためには
楽園を潔く去る魂の
犠牲を見ただけで気が変わる。
そして白くきらめく流れが
神の玉座へと向かうが これこそ
神が特別に気にかける
呪われた魂の素速き動きである。

地上での人生をまず聞いて
明確に善と悪を
理解した魂のみが
地上に導かれる。
神は人生のささやかな夢を
美しく 優しく語り
いささかも軽視したり曖昧にすることなく
いと高きものを定める。

楽園で事欠かないのは
はるかなる地上に
純粋に英雄的に
立ち向かう魂の記事である。
地上で不名誉な物語も
ここでは高貴に響く。
精神は渦巻き 心臓は高鳴り
勇敢なる魂に歓声が沸く。

だが神は常に最後に言う。
「勇者たるものは巡り逢った
葛藤の苦しみの中で己がこの人生を選択したという
記憶を大事にしていると人は考えた。
しかし汝らには
選択の記憶が認められないのが運命だ。
真の悲惨は汝らが一致して抱いている
この世の悲惨とは違うのだ」

だからもう一度選択が必要であるが
この選択も結局は同じ選択なのだ。
畏敬の念が驚嘆に勝り
賞賛には沈黙が降り注ぐ。
神は黄金の花を採り
打ち砕き 
それを精神と物質を結びつける
神秘の結合物とする。

地上の人生で重要なことは
高潔な選択をしたにもかかわらず
それを伝える記憶が全くなく
難船の上での人生とは
何となく選択したものにすぎないのだ。
かくしてわれらは苦悩の誇りを剥ぎ取られ
誇りが打ち砕かれ 神秘化されるのに
耐えるしかないのだ。

フロスト



またグーグルのブログのベータ版を立ち上げて、フロストの詩集を原作の順番どおりに掲載しました。素人には快適です。

http://aboyswill.blogspot.com/

閉じる コメント(8)

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新しいブログ「フロストの詩集」開設お祝い申し上げます。とっても見やすく工夫されて綺麗です。

2006/12/14(木) 午前 7:34 [ - ]

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まだまだ日本に上陸して間がないので日本語に関しては未完成です。グーグルのベータ版は英語圏に留学して英語のコメントを求め人には良いソフトでしょう。ローマ字のフォントの選択は簡単ですが、日本語のフォントの選択までは上手くいきません。たまたまフォントで times を選んだら、日本語は自動的に明朝体になりました。フォントのサイズは分かりやすいです。デフォルトでは写真の大きさはこれが限界です。大きな写真を飾りたい方には不満があるかと思います。デフォルトの設定での話ですから、工夫の余地があるのかもしれません。

2006/12/14(木) 午後 1:41 [ fminorop34 ]

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今日フロストの詩集' A Boy's Will' から英文を抜いて「少年の意志」と題して日本語訳だけの版を立ち上げました。英語があるとどうしても和訳に英語の匂いがつきます。原文を忘れたいのでそうしました。 http://shonennoishi.blogspot.com/

2006/12/14(木) 午後 4:32 [ fminorop34 ]

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あけましておめでとうございます。多忙でご挨拶が遅れました。やっと平常に戻りました。新年の挨拶に最も相応しい詩と思いました。今年もよろしくお願いいたします。

2007/1/6(土) 午後 3:02 [ - ]

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お年賀有り難うございます。この冷や汗ものの訳を読む方がいられるとは!でも読書百遍、誤解も自ずから確信へと変わっていくから不思議です。フロストの神学によれば、人類は楽園を追われたのではなく、決意して楽園を去ったことになります。失楽園ではなく脱楽園なのです。この小心な私の霊がそんな一大決意を楽園でしたとは思えませんが。私は退職金を投げ打って新しい事業に挑戦するかたを尊敬します。その方の霊は楽園をさったのでしょう。でも私の場合は神に楽園から追放されたのだと思いますが。なにしろ記憶に残っていないので。

2007/1/6(土) 午後 8:48 [ fminorop34 ]

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昔から逆境を与えられて、そのたびに「試されている」と感じていました。克服は「己との戦い」しかありません。手塚治虫先生もそのようでした。学ぶことは最後の一息まで続けたく思います。いつもありがとうございます。

2007/1/7(日) 午前 11:31 [ - ]

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独特の観点があって、西欧哲学的な素養の薄い私には難解な詩ですね。

2009/2/15(日) 午後 5:12 -

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こんな話ははじめてですので誤訳の可能性が大です。

2009/2/15(日) 午後 6:46 [ fminorop34 ]


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