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アメリカ共産党という政党があることは知っていたが、私には全く謎の政党であった。ウェッブのニューヨーク・タイムスの記事で、アメリカ共産党のアーカイブがニューヨーク大学に寄贈されたという記事を読んだ。ソフトの容量を超えると思うので、2回に分けて紹介したい。
アメリカ人にとっても謎のアメリカ共産党が秘密を明らかにしたことで一つの時代は完全に終わったわけである。以下の記事に登場する人物で分かったのはレーニンとブハーリンである。なるべくカタカナ表記は避けた。
アメリカ共産党が党史を寄贈 I
ソングライター、労働運動の組織家、民衆のヒーローである Joe Hill(ジョー・ヒル)は詩、歌、オペラ、本、映画の題材であった。1915年ユタ州の銃殺隊が彼を処刑する前の晩に、詩の形式で書いた遺書は後に付曲され、労働運動のサウンドトラックになった。鉛筆書きの遺書のオリジナルは、思いがけぬ歴史的宝石の一つであり、今回USA共産党がニューヨーク大学に寄贈し、以前は公開されることのなかった文書や写真の膨大なコレクションから、出土したものである。
秘蔵品の中には何十年もの党の歴史が含まれている。創設の文書、暗号、個人的な手紙の束、モスクワからの秘密指令、レーニン・ボタン、写真、党員の行動に関する厳格な指令(たとえば、慈善活動は党員を革命的義務からそらすので禁止される)。このような内部の観点を提供することにより、このアーカイブは左右両派のアメリカの歴史における最も論争を呼ぶテーマの仮説を修正する可能性がある。さらには進歩的政策、労働運動、公民権闘争の物語を豊かにするものである。
「かって提供された収集の機会でこんなに凄いものはめったに無い」と言ったのは、ニューヨーク大学のTaminent Library(タミネント図書館)の館長である Michael Nash (マイケル・ナッシュ)である。図書館は金曜日にこの寄贈を公表する予定である。
ニューヨークタイムス紙がこのアーカイブについて語ったとき、リベラルも保守派の歴史家も大量の歴史記録が追加されたことに興奮した。アメリカの危険分子とモスクワとの結びつきの程度に関する難しい議論が直ちに解決できるかどうかは不確定である。なぜなら、ナッシュ氏が言うように「目録を作るに何年もかかる」からである。ナッシュ氏や学者が言うように、凄いのは、冷戦時代の安全保障に関する自国製の「脅威論」を超えて新しい研究分野が開けるのである。
ヒルの最後の詩は ― 冒頭は「俺の遺言はかんたんだ/分けるものがなにもないからだ」 ― 12000の箱の中から発見された。(冤罪だ言う人もいるが、ヒルは殺人罪で処刑された)他の箱からは手書きで修正編集されたとの党のプログラムの草稿があり、最初の党則も出てきた。「共産党は事実である」と党の書記長C.E.Ruthenberg は創設者がシカゴで集まった数日後に書いている。
1920年の文書には共産党と労働者党の合同が記されている。そこにはアール・R・ブラウダーの党での秘密名Dixがリストされている。彼はのちに党の書記長になった。L.C.Wheat は Jay Lovestone となっている。彼はのちに共産主義に反対し、AFL-CIO や CIA のもとで活動した。Alexander Trachtenberg はレーニンが「アメリカで信頼できる情報活動員の一人であった」
長年を折りたたまれていたので、文書は筋の跡があり皺の寄った顔のようになっている。タバコの火の跡があり、タマネギの皮のようになったものもある。壊れたものといっしょに詰められて、文書によっては、まるで黄ばんだ紙吹雪のように見えるものもある。
Ruthenberg は「秘密裏の党運営」を重視した。“XO1XO5”で知られるロサンジェルス支部は“君は進んでいるかを意味する‘Kur-heiny’をパスワードにした。彼は「答えは‘Teip’であり‘yes’を意味する」と書いている。
彼はロシア人ニコライ・ブハーリンとイアン・ベルツィンのサイン入りの手紙を写している。この手紙はあるボルシェビキのコートに隠されたという。内容はアメリカ人の行動についてである。この二通は党に兵士や水兵に「上官に対して」扇動させ、労働者を武装させるように指令している。二人は党員に慈善的あるいは教育的活動を許さないように注意している。二人の主張は「政府を転覆し、労働者の独裁を確立するためには、国家の支配権の奪取のための武装組織」を作ることである。
漫画家であり、ロシアの内戦を見聞してきた過激派の Robert Minor はウラディーミル・レーニンとの会見を鋭く描写している。日付は1918年12月になっている。レーニンは「アメリカに魅力を感じており、いくつかの点で偉大な国である」と述べた。彼は Robert Minor に次から次へと質問を浴びせた。「アメリカで革命が起きるのはいつかね?」彼は私に革命が起きるかどうかではなく、いつかと尋ねた。Robert Minor はまだ党員ではなかったが、レーニンが魅力的な人物であると思った。「彼が大声で信条をしゃべると、戦うレーニンであった。彼は鉄の男である。彼は政治におけるカルビンである。 Minor はタイプしている。「さらにカルビンには別の側面がある。議論の最中、彼は椅子を私の方に近づけてきた。私は妙な気分になり、彼の人柄に飲み込まれるようだった。彼は部屋を充満するようだった」
彼がクレムリンを去るとき Minor は、二人の男がリムージンでやってくるのに気がつく。「数カ月前まで、二人は『略奪の都の血に飢えた警察のイヌ』だった」 彼は書いている「今では『人民委員』であり、以前同様、高級車を乗り回し、快適な邸宅で生活している」 二人とも「赤い絹の旗の下で、あらゆる騒動から身を守り、バラの匂いは名前が変わっても甘いことを学んだようだ」
この記述は「極めて重要である」とニューヨーク市立大学の歴史学者である John P. Diggins がいった。彼によれば、大量の学位論文と著書がこのアーカイブから生まれるはずである。彼によれば、非常に多くの時間を党のモスクワ追従に関する議論で費やしたため、共産主義者の労働運動の組織や人種差別に対する闘争での活動やマルクシズム評価には注目する暇が無かった。
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はじめまして。ヤフーニュースから来ました。ワォ、すごいですね。こんなネタ、マスメディアなんか絶対とりあげませんよ。いやぁ勉強になります。
2007/3/22(木) 午前 0:37 [ dream9 ]
私も知らないことばかりでした。レーニンとかスターリンしか知らない私が訳すのは気が引けます。共産党はどの国でもあるでしょうし、アメリカ共産党もあることは知っていましたが、ビックリしました。
2007/3/22(木) 午前 1:27 [ fminorop34 ]