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今日は比較的音声入力が、よくいうことを聞いてくれたので、もう一つ訳詩を試みる。チャイルド(Child)という人の民話集に出てくる父親殺しの話。編者はチャイルドだが、子供には聞かせたくない話である。題名は「エドワード」である。今日はスコットランド語の詩に挑戦してみた。私のOEDはスコットランド語のためにあるようなものである。OEDはほぼ95%の確率で、それらしき訳を出してくれた。残りの5%は類似性とか前後関係から判断した。果たして正解であるかどうか? Edward ‘WHY dois your brand sae drap wi bluid, Edward, Edward, Why dois your brand sae drap wi bluid, And why sae sad gang yee O?’ ‘O I hae killed my hauke sae guid, Mither, mither, O I hae killed my hauke sae guid, And I had nae mair bot hee O.’ ‘Your haukis bluid was nevir sae reid, Edward, Edward, Your haukis bluid was nevir sae reid, My deir son I tell thee O.’ ‘O I hae killed my reid-roan steid, Mither, mither, O I hae killed my reid-roan steid, That erst was sae fair and frie O.’ ‘Your steid was auld, and ye hae gat mair, Edward, Edward, Your steid was auld, and ye hae gat mair, Sum other dule ye drie O.’ ‘O I hae killed my fadir deir, Mither, mither, O I hae killed my fadir deir, Alas, and wae is mee O!’ ‘And whatten penance wul ye drie, for that, Edward, Edward? And whatten penance will ye drie for that? My deir son, now tell me O.’ ‘Ile set my feit in yonder boat, Mither, mither, Ile set my feit in yonder boat, And Ile fare ovir the sea O.’ ‘And what wul ye doe wi your towirs and your ha, Edward, Edward? And what wul ye doe wi your towirs and your ha, That were sae fair to see O?’ ‘Ile let thame stand tul they doun fa, Mither, mither, Ile let thame stand tul they doun fa, For here nevir mair maun I bee O.’ ‘And what wul ye leive to your bairns and your wife, Edward, Edward? And what wul ye leive to your bairns and your wife, Whan ye gang ovir the sea O?’ ‘The warldis room, late them beg thrae life, Mither, mither, The warldis room, late them beg thrae life, For thame nevir mair wul I see O.’ ‘And what wul ye leive to your ain mither deir, Edward, Edward? And what wul ye leive to your ain mither deir? My deir son, now tell me O.’ ‘The curse of hell frae me sall ye beir, Mither, mither, The curse of hell frae me sall ye beir, Sic counseils ye gave to me O.’ エドワード 「どうしてお前の剣に血がついてるのかね エドワード、エドワード どうしてお前の剣に血がついてるのかね どうしてお前は悲しそうなのかい?」 「俺はあの可愛い鷹を殺しちまったのさ 母さん、母さん 俺はあの可愛い鷹を殺しちまったのさ 俺はまだあいつを埋めてないのさ」 「お前の鷹の血はそんなに赤くないよ エドワード、エドワード お前の鷹の血はそんなに赤くないよ 息子や聞いてるがい?」 「俺は赤毛の馬を殺しちまったのさ 母さん、母さん 俺は赤毛の雄馬を殺しちまったのさ あいつはシャンとして良い雄馬だった」 「お前の雄馬は老いぼれ、まだ手に入れたのに エドワード、エドワード お前の馬は老いぼれ、まだ手に入れたのに ほかに悪いことをしたね」 「俺は父さんを殺しちまった 母さん、母さん 俺は父さんを殺しちまった ああ、なんてことだ!」 「お前はどうやって償う気かね エドワード、エドワード お前はどうやって償う気かね? 息子や話してごらん」 「俺はあそこの舟に乗る 母さん、母さん 俺はあそこの舟に乗る 俺は海に出るのさ」 「塔や広間をどうするつもり エドワード、エドワード? 塔や広間をどうするつもり あんなにキレイなのにさ?」 「崩れるまでほっておくさ 母さん、母さん 崩れるまでほっておくさ 俺はもう領主ではないさ」 「お前の子供や嫁さんをどうする気かね エドワード、エドワード? お前の子供や嫁さんをどうする気かね お前が海に出た後さ?」 「世界は広いから乞食でもさせるさ 母さん、母さん 世界は広いから乞食でもさせるさ もうニ度と会うことはないからな」 「じゃあお前の母親をどうするつもりかい エドワード、エドワード? お前の母親をどうするつもりかい? ねえ言っておくれ」 「地獄の呪いがかかるといいさ
母さん、母さん 地獄の呪いがかかるといいさ こうしろと言ったのは母さんだよ」 |
英詩和訳
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




いつものことながら詩の鑑賞のコメントでなく憚られるのですが、どうしてこうも?<父親殺し>が強迫的にまで彼らを悩ますのだろうと思います。最後の詩句がすべての問いであり答えを求め暗示するようで魅力的です。
2007/6/3(日) 午前 11:01
いつも私が見落としていた、ポイントをついたコメント有り難うございます。詩のテーマから外れたコメントは一度もありませんでした。母親が主犯であり、息子は実行犯であったという結論には非常に真実味があり、この詩を興味深いものにしています。昔から伝承された民謡にはプロの詩人もかないません。
2007/6/3(日) 午後 1:23 [ fminorop34 ]
上のコメント入力したあと、借りてきた吉田秀和の「ブラームス論」にピアノ作品<バラード>Op.10の第1曲の題辞が<エドワード>であり、この父殺しの民潭をもとに作曲されており、現実にシューマン亡くなる直前のクララとの親密な関係の時期であったことを知り、偶然とはいえおどろきました。この話しが冒頭に出てくるのも興味募ります。とはいうものの読み通せるかどうかおぼつかないですが。
2007/6/3(日) 午後 3:10
このエドワードから、どんなブラームスの論が出てくるのでしょうか?私にはまったく想像もつきません。久しく吉田秀和氏の本を読んでいません。「緑の森」さんの興味深い投稿を期待いたします。
2007/6/3(日) 午後 4:52 [ fminorop34 ]