|
私が十数年前にはドイツに行った時には、クララ・シューマンの紙幣があった。私が覚えているくらいだから、大した金額ではないだろう。私はドイツ女性で初めて紙幣にのったのは、クララだと思いこんでいた。だがもう一人いたのである。それは今日紹介する、19世紀前半に活躍した女流詩人アンネッテ・フォン・ドロステ・ヒュルスホフである。彼女は切手にもなっていることをドイツのウィキペディアで確認したが、私には初めて聞く詩人である。 内容は当たり前のことで、自戒の念を込めて書いた詩であろう。彼女の真骨頂は、彼女が生活した北海に面する北ドイツの荒涼たる湿地帯の風景の描写に特徴があるそうである。また訳に挑戦してみよう。 今日は所用があるので早めに投稿する。 An meine Mutter So gern hätt‘ ich ein schönes Lied gemacht, Von deiner Liebe, deiner treuen Weise, Die Gabe, die für andre immer wacht, Hätt‘ ich so gern geweckt zu deinem Preise. Doch wie ich auch gesonnen mehr und mehr, Und wie ich auch die Reime mochte stellen, Des Herzens Fluten rollten drüber her, Zerstörten mir des Liedes zarte Wellen. So nimm die einfach schlichte Gabe hin, vom einfach ungeschmückten Wort getragen, Und meine ganze Seele nimm darin; Wo man am meisten fühlt, weiß man nicht viel zu sagen. Annette von Droste-Hülshoff 母に捧げる お母さんの愛情や誠実な振る舞い きれいな詩にするのは楽しかった。 次々に湧き出てくる贈り物 褒められて、私はつい詩作に励んだ。 でももっと書こうと思うほど 韻を踏もうと思えば思うほど 心の笛は上滑りしてしまい 詩の波の形を壊してしまう。 単純素朴な贈り物を受け取って 単純な飾りのない言葉から 私の心を汲み取ってほしいの。 感じたことを多く語らないもの。 アンネッテ・フォン・ドロステ・ヒュルスホフ
|
独詩和訳
[ リスト ]

桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...


美人ですね。北海に面する荒涼とした地域の描写、見てみたいです。
北海で思いついたのですが、ハンザ都市リューベックは港町ですか?ぼくはリューベックにいたオルガニストのブクステフーデが大好きだったことがあります。(そのとき聞きまくりすぎてあきましたが。)すんごいかっこいいオルガン曲がたくさんあって。その1つで、前奏曲ト短調は北海の海がまざまざと浮かぶ、強烈な曲で、潮風の吹く(と想像する)港町の作曲家ならではな曲です。
2008/4/2(水) 午後 3:26 [ ダクセルくん ]
この詩は好きですよ。
母さんに詩を書いて、それをあげていたのですね。
とってもいいですね。
その詩で心を伝えようとしているのが、いい!
ぼくも一日の家族間の出来事について、心理描写の詩を書いて、それで会話ではわかりあえないことまでわかり合えるようになりたい、と思ってます。
でもぼくは母さんやうちの人に詩を聞かせるのは、すぐ批判的なことを言うので不愉快なことが多く、あまりやっていません。
何も理解しないうちにもう批判しはじめるのが彼らのいやなところです。
2008/4/2(水) 午後 3:31 [ ダクセルくん ]
彼女については全く知りませんでしたし、彼女の「お札」も知りません。リューベックは駅に立ち止まりました。そこからデンマークあたりへの船があったような気がします。
バッハもヘンデルもブクステフーデの演奏を聴きにリューベックへ行っているそうです。この町の教会のオルガン奏者のポストは二人には魅力的だったはずです。ブクステフーデは娘と結婚するという条件でこのポストを譲っても良いと申し出たそうです。
二人とも遠慮しているのは、娘が不美人であったのか。それとも未来の花嫁に偉大なお舅さんと比較されたくなかったのでしょうか。
2008/4/2(水) 午後 9:39 [ fminorop34 ]
彼女ならではの詩を読みたいです。
2008/4/2(水) 午後 9:40 [ fminorop34 ]
ぼくもバッハのリューベック旅行の話、朝のバロックで聞いた覚えがあります。朝のバロック(今はバロックの森になってますが)は小さいころいつも朝かかってたラジオで、すごく好きでした。その中でもモンテヴェルディがすごく好きだったということが最近判明し、いま YouTube で聞きまくっています。
これが特に好きなやつです。オルフェオの一部です。
http://www.youtube.com/watch?v=b9Mh692qYeg
モンテヴェルディの曲はラテン語のもあるようですね。
冬の夕べ、暖炉の火を見つめてるような感じになるんです。バッハのカンタータにもそういう気持ちになるのがあります。それがたまらなく好きです。
ぼくはふだんはテクノばかり聞いていますけど、こういうのも好きです。
2008/4/3(木) 午前 8:31 [ ダクセルくん ]
テクノの例。
http://www.youtube.com/watch?v=LWlgbAc3bbM
http://www.youtube.com/watch?v=TR8oLSGto3s
http://www.youtube.com/watch?v=RBeS6jefFrE
よければ聞いてみてください。年のいった人にはうるさいかもしれませんが。
2008/4/3(木) 午前 8:32 [ ダクセルくん ]
モンテヴェルディもNHKで出だしを聞かされ記憶に残っています。たしかにモンテヴェルディは音楽史上まれに見る偉人だったのでしょうが、創作活動を支えるヴェニスの繁栄もしのばれます。良い映像を紹介していただき有難うございました。
2008/4/3(木) 午前 10:34 [ fminorop34 ]
テクノはどういう意味ですか?始めて聞きました。
2008/4/3(木) 午前 10:36 [ fminorop34 ]