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56.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ [ライプツィッヒ]、1879年4月3日 親愛なる友へ あなたを上手くおもてなしできなかったことで、わたしは気がとがめています。わたしの前の葉書(1)はあなたの少し謎めいた手紙にたいするお粗末な返事です。わたしは上手な言い訳で4ページを埋めることもできますが、あなたを尊重して控えております。ですから、あまり辛く当たらないでください。 フォルクスランド夫妻(2)は、あなたが説得に応じて、帰る途中でライプツィッヒに立ち寄るというという噂を流しております。この手紙はその説得を試みようというものです。地理に明るい人はウィーンへの自然なルートだといいます。地理に不案内なわたしはふたたびお会いできれば非常に嬉しいというだけです。一月のわたしたちにたいする騎士的作法を考えると、あなたにお会いする権利があるようにも思えるのです。ですからどうか、万障繰り合わせてご来訪をお願いできませんでしょうか… ケルンテンでお会いするのはいかがでしょう。わたしたちはノルウェーには行かずに、結局オーストリアに行きます。八月の中旬まではとても出られませんが、その後あなたがケルンテンのアルプスに行こうと思っています。あなたはここの日陰で憩いたいはずです。 主人も右手を痛めていなかったら、この手紙に誓願を書き加えたはずです。そんなわけで、彼からは挨拶だけですが、わたしの言ったことすべてを保証するといっております。 フンボルト・シュトラーセで、その後わたしの青の部屋でアウフヴィーダーゼーン。 誠実なるあなたのエリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクより (1)葉書は紛失している。 (2)書簡1の注記。
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