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今日はドイツの女流詩人アダ・クリステンの「雨の後」という詩である。いかにも女性らしい優しい気分が出ている。ただこの女性この詩を読む限り、恵まれた環境にあったように思われるが、彼女は人生の辛酸をなめたようである。早くに父を失い、お針子になったりして家計を助けた。 その後芸人になり、結婚もしたものの夫と死別し、残された子供も早死にしている。その後詩集を出したというが、それ以上のことは分からなかった。書かれた詩から勝手な伝記を創作してはならぬという例である。 Nach dem Regen Die Vögel zwitschern, die Mücken Sie tanzen im Sonnenschein, Tiefgrüne feuchte Reben Gucken ins Fenster herein. Die Tauben girren und kosen Dort auf dem niedern Dach, Im Garten jagen spielend Die Buben den Mädeln nach. Es knistert in den Büschen, Es zieht durch die helle Luft Das Klingen fallender Tropfen, Der Sommerregenduft. Christen, Ada (1839-1901) 雨の後 鳥はさえずり、蚊は 陽光に舞い、濡れて 深緑の葡萄の樹は 窓越しに覗き込む。 鳩は一階の屋根の上で 仲良くクーと鳴き 男の子が女の子を ふざけて追いかける。 薮でザワザワする音 澄んだ空気に乗り 雨の滴の落ちる音 夏の雨の爽やかな香。 アダ・クリステン
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独詩和訳
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



雨上がりとは、何もかもが瑞々しく、ささやかな自然の息吹、始まりを感じさせます。小鳥たちも必ず雨上がりを告げるように囀りだします。
2007/7/4(水) 午後 11:36
たまたま雨の季節と合致しましたが、検索エンジンで「夏」と入れた結果に従いました。俳句になれた日本人には季節の詩は分かりやすい。それが投稿の主たる理由です。抽象的な概念が持ち込まれると私はお手上げです。ドイツの夏の雨上がりは殊の外でしょう。また行きたくなります。
2007/7/5(木) 午前 0:14 [ fminorop34 ]