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今日のドイツ語の詩はリルケの「夏の時」である。リルケという詩人の名前に怯えたのか、さっぱりいい日本語が浮かばず、苦労した。小生が持ち合わせる日本語の語彙とドイツ語の文法の知識がお粗末で、釈然とはしないが投稿することにした。誤訳あるいは不適切な訳のご指摘をいただければ幸いである。 Die Sonnenuhr Selten reicht ein Schauer feuchter Fäule aus dem Gartenschatten, Wo einander Tropfen fallen hören Und ein Wandervogel lautet, Zu der Säule, die in Majoran und Koriander steht Und Sommerstunden zeigt; Nur sobald die Dame (der ein Diener nachfolgt) In dem hellen Florentiner über ihren Rand sich neigt, Wird sie schattig und verschweigt. Oder wenn ein sommerlicher Regen aufkommt Aus dem wogenden Bewegen hoher Kronen, Hat sie eine Pause; Denn sie weiß die Zeit nicht auszudrücken, Die dann in den Frucht- und Blumenstücken Plötzlich glüht im weißen Gartenhause. Rilke 夏の時 驟雨は庭陰の湿った朽ちた物には滅多に届かず 雨の雫は互いに落ちる音を聴き 一羽の渡り鳥が鳴き声をたてる柱は マヨラナとコリアンダーに囲まれ 夏の時刻を示している。 貴婦人が(召使いを連れて) 明るい麦わら帽子の縁を傾けて 日差しを避ける。 また夏の雨が 波打つ山頂から発生すると 彼女は一休みする。 なぜなら彼女は心得ている 白き夏の別荘の果実と花を背景に 喩えようなく美しい時が突如輝く。 リルケ
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




「中途半端な完全主義者(half_finished_perfectionist)」です。
リルケ、ありがとうございます。
私はリルケの「オルフィスへのソネット」を図書館で借りてきて読みました。もちろん和訳されたものです。
リルケの詩は「外人にとっての俳句」のようなものだと思いました。日本人には限られた字数の中に無限の世界を感じ取れるが、外国人にはあまりに詩が短すぎて理解できない、そんなものと思います。
拝見させていただいた訳は情景が浮かぶよい訳だと思います。大変勉強になりました。
実は私がリルケを研究しているのは、中学生に恋焦がれていた同級生が近くの大学でドイツ学の教授をしているようなのです。名前と生まれた年、出身大学がドンピシャです。
ですから、その大学の公開講座があったら、彼女の講座を聴きに行きたいとおもったためです。動機が不純ですいません。
そのときは、この詩を僕が訳したように彼女に見せて彼女と話がしたいです(著作権うんぬんは勘弁して下さい)。
2007/7/18(水) 午後 6:58
たしかにリルケには漢詩や俳句同様反復や冗長さがありません。韻を踏まなければ踏まないで、詩人の意図というか、手の内が読みづらいです。
いわゆる図書館に山ほどある全集といえども、本当の全集はないという話は聞いています。リルケも例外ではないとも思いますが、探せば出てきませんでしょうか。
個人的なご事情は良く分かりませんが。お好きなようになさればいいと思いますが、この訳文は到底ドイツ語の先生に見せるものではないでしょう。
私はノートを取りながら和訳をするよりは緊張感があると思って投稿していますが、そのくせ、いつも年齢で逃げるという点で日本的で「甘えた」ブログです。
2007/7/18(水) 午後 7:53 [ fminorop34 ]
私の持っている「リルケ」高安国世著にこの詩が出ています。Die Sonnenuhrを日時計と訳しています。私の持っている古い独和辞典にSonnenuhrは日時計と出ていますが・・・。「貴婦人が明るい色の麦藁帽をかぶって日時計のおもてにかがみこむ時、ふとそれはかげり、黙ってしまう。」そんな風に訳されています。
2007/7/18(水) 午後 11:11
mimiさんのご指摘どうり、Sonnenuhrは日時計です。あとは検討させてください。ただ疑問なのは「ふとそれはかげり、黙ってしまう」のそれとは何でしょう。
2007/7/18(水) 午後 11:58 [ fminorop34 ]
Wird sie・・・の「sie」は日時計の事かと思いました。帽子の陰になって日時計が時を示すのをやめるから黙ってしまうと言ったのだと思うのですが。文法も言葉の意味も忘れています。
2007/7/19(木) 午前 0:31 [ mimi19361936 ]
どうも有難うございました。私の訳に文法的に疑問が出てきました。文法的には sie は「彼女」じゃなく、「日時計」か日時計の役を果たしている「柱」と解釈した方がいいと思います。たしかに人が近付けば、日時計は役にたちません。そういうイメージは沸きませんでした。S??ule は「柱」ではなく「日時計」という訳を片山氏が訳していました。
2007/7/19(木) 午前 1:15 [ fminorop34 ]