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今日取り上げるフロストの「楽しい時間」は「今日の詩」の選者が送ってきたものではない。選者はフロストの詩をケチっているので、私が探し出してきた。季節は真冬である。こう暑いと寒くても気分の温まる詩が読みたくなる。 たじろぐような長編詩が多い彼の第二作「ボストンの北」の小品である。口語的な表現でありながら、形式的には古典的な韻文形式を見事にこなす。マイナーな作品かもしれないし、夜の散歩という題材は彼には珍しくはないが、フロスト一流の韻文詩の名人芸が楽しめる。 Good Hours I had for my winter evening walk-- No one at all with whom to talk, But I had the cottages in a row Up to their shining eyes in snow. And I thought I had the folk within: I had the sound of a violin; I had a glimpse through curtain laces Of youthful forms and youthful faces. I had such company outward bound. I went till there were no cottages found. I turned and repented, but coming back I saw no window but that was black. Over the snow my creaking feet Disturbed the slumbering village street Like profanation, by your leave, At ten o'clock of a winter eve. Frost 楽しい時間 僕は冬に夜の散歩をした − 話をする人は誰もいなかったが 雪の中に小屋が並んで建ち 窓が目のように輝いていた。 小屋に人々がいると思った。 ヴァイオリンの音が聞こえた。 レースのカーテンから垣間見た 若い人影と若い顔。 人里はなれた地域に仲間がいた。 小屋が無くなるまで歩いた。 残念だけれども、振り返り 戻ったが、窓は全て暗かった。 雪の上をきしませる足音 村の通りの眠りを妨げた。 ご免と言いながらの無礼 冬の夜の十時のこと。 フロスト
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ボストンの北
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




思い入れの強くない、こういう詩はやはり落ち着きます。
2007/8/5(日) 午後 9:53
私はたしかに落ち着きますけど、「緑の森」さんはまだ落ち着く年齢ではありませんでしょう?
2007/8/5(日) 午後 11:57 [ fminorop34 ]