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不道徳な女を通り越し、醜悪な娼婦を描く絵画はすでに19世紀末には登場している。詩の世界でもあっておかしくはない。表現主義の詩人ボルトが先陣を切ったのかどうかは知らないが、ドイツ表現主義のしつこい醜さの表現を詩の世界で確認することになった。 今回、反射的に「彼」と「彼女」と訳していた部分を「男」と「女」にしてみた。こんな程度でドイツ表現主義が表現できる訳ではないが。 絵のほうも、私の美術本のコレクションにはないエゴン・シーレに登場願った。嫌悪感では不足はないはず。 Die Dirne Die Z??hne standen unbeteiligt, k??hl Gleich Fischen an den hei??en Sommertagen. Sie hatte sie in sein Gesicht geschlagen Und trank es – trank – entschlossen dies Gef??hl In sich zu halten, denn sie ward ein wenig Wie fr??her M??dchen und erlitt Verf??hrung; Er aber sp??rte blo?? Ber??hrung, Den Mund wie eine Muskel, mager, sehnig. Und sollte glauben an ihr Offenbaren, Und sah, wie sie dann dastand – spiegelnackt – Das Falsche, das Frisierte an den Haaren; Und unwillig auf ihren schlechten Akt Schlug er das Licht aus, legte sich zu ihr, Mischend im Blut Entsetzen mit der Gier. Boldt 売女 歯は不ぞろい、まるで暑い夏の魚 冷えきって並んでいた。 女は男の顔に噛み付き 思い切って投げ ― 投げ捨てた ― 秘密にして おきたい気持ちを、なぜなら女は以前の うぶな娘ではなく、堕落していた。 でも男はやせこけ筋肉のように堅い 女の口にただ触る 女の打ち明け話を信じざるを得ない そして女がじっとしていたとき ― 素っ裸で ― 髪の櫛が模造品であるのを見抜いた。 女の忌まわしい行為に不機嫌になり 欲望と狼狽の入り混じった気分で 光を消し、女の横になった。 ボルト
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ボルト
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




マイナスを掛け合わせてプラスになるように醜悪も極めれば人を惹きつけるものに変わると言う事かと思いながら読みました。
2007/9/7(金) 午前 7:56
非常に簡単な内容なのでしょうが、語学力とそれを補うだけの辞書を持ち合わせません。薄汚さと性的磁気は表裏一体であることは風俗産業の散らし広告等で確認できますが、ここまで醜悪な女となると。究極のリアリズムでしょうか。光景としては、大戦直前の経済的発展と社会的激動の過程でこのような女性いくらでもいたはずですが。
この詩は初期表現主義の代表的人物で1912年に若くして死んだ反抗的な詩人ゲオルク・ハイムに捧げられていることを確認しました。この詩と故人への献呈が結びつきませんでした。
2007/9/7(金) 午前 10:34 [ fminorop34 ]