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今日のドイツの詩はドイツ表現主義の詩人シュタットラーの「庭のバラ」である。咲き誇るバラの花に、萎み行く姿を想ってしまうのは古来のテーマである。だがボルトの詩にもあるように、おおよそ詩的とは思われぬ言葉や近代の科学的知識に由来する言葉が詩に登場している。 すでにロマン派の詩人の中にも科学的新発見を恨む詩人と新発見を詩に取り入れ、新しい詩の分野を開拓しようとする詩人に割れていたが。シュタットラーの詩の主題は咲き誇るバラでも、はかなきバラでもない。彼が第一次世界大戦の開戦早々に戦死したことを知った上で言っているのだが、何か不気味な自身の崩壊を予測しているみたいである。 Die Rosen im Garten Die Rosen im Garten blühn zum zweiten Mal. Täglich schießen sie in dicken Bündeln in die Sonne. Aber die schwelgerische Zartheit ist dahin, mit der ihr erstes Blühen sich im Hof des weiß und roten Sternenfeuers wiegte. Sie springen gieriger, wie aus aufgerissenen Adern strömend, über das heftig aufgeschwellte Fleisch der Blätter. Ihr wildes Blühen ist wie Todesröcheln, das der vergehende Sommer in das ungewisse Licht des Herbstes trägt. Stadler, Ernst (1883-1914) 庭のバラ 二度目のバラが庭に咲いている。 毎日陽を浴び束で咲いても 豪奢な優しさも残り 一番星の赤や白の輝きに 合わせて庭で揺れる。 どっと咲く出るバラ 逞しい木の葉の肉体に 流れ出る血液のよう。 バラの激しい開花は あてにならぬ秋の光を浴び 過ぎ行く夏が持ち来る 臨終のうめき声。 シュタットラー
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シュタットラー
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