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「今日の詩」は随分前に届いたブラウニング夫人の詩である。彼女の詩は内容が濃く、読解力が試されるので、いつか訳さなければと思っていた。ミスタイプと疑われる箇所があり、ウェッブで調べてみたが無かった。ただ、この詩は、孤独な死の床にある友人を夫人が励ます詩であり、友人に献呈されたらしい。一度調べてみたい。 キリストが受難に際し、わびしい荒野で父なる神に祈った故事を引用し、「孤独な悲しみはキリストも同じであり、名誉なことであり、キリストのように苦しみながら死にたいので、暖かく見守りたまえ」と祈るように勧めている。 A Thought For A Lonely Death-Bed If God compel thee to this destiny, To die alone, with none beside thy bed To ruffle round with sobs thy last word said And mark with tears the pulses ebb from thee,-- Pray then alone, ' O Christ, come tenderly ! By thy forsaken Sonship in the red Drear wine-press,--by the wilderness out-spread,-- And the lone garden where thine agony Fell bloody from thy brow,--by all of those Permitted desolations, comfort mine ! No earthly friend being near me, interpose No deathly angel 'twixt my face aud thine, But stoop Thyself to gather my life's rose, And smile away my mortal to Divine ! ' Elizabeth Barrett Browning 孤独な死の床にて想う 神が孤独のうちに死ぬという運命をあなたに 与えられ、すすり泣く声で臨終の床にある あなたの最後の言葉を乱す者もいなければ 弱って行く脈に涙の跡を残す者もいなければ ― 独り祈るのよ「キリストよ、優しく来たれ! あなたは赤く染まったわびしき葡萄酒の桶で 父なる神に見放され ― 果てしなき荒野で ― 寂しき野に苦しみの血を額に流し ― これらの あらゆる悲しみでわたしの悲しみを慰め下さい! わたしには身近な世間の友人もなければ あなたとの間に口をはさむ死の天使もなく ただ屈みてわたしの命のバラを摘み給い 永遠の命への旅立を優しく見守りたまえ!」 ブラウニング夫人 9月13日後記:明らかな誤訳に気付きましたので修正しました。なお絵はモネの「臨終のカミーユ」である。
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ブラウニング夫妻
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...


詩と絵がとても合っていると感じます。
いつもながら素晴らしい取り合わせですが、どなたの絵でしょう?
よかったら教えてください。
2007/9/12(水) 午後 7:38
すみません。ちゃんと書くべきでした。私は Olga's Gallery
からモネの奥さんの臨終の絵を拝借しました。下記をクリックして3番目がこの絵です。モネは貧乏でしたので、モデル料が払えず、結婚した方が安上がりと想っているうちに子供がデキチャッタのがカミーユです。カミーユは19世紀では絶対に助からない病気(子宮ガン説と結核説)で死亡しました。この死亡までのモデルはまず彼女です。
http://www.abcgallery.com/M/monet/monet-4.html
2007/9/12(水) 午後 8:28 [ fminorop34 ]