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トム・トムスンはアルゴンキン国立公園を好んで買いた画家である。もう少し長生きをしてカナダの名士になり、広大なカナダを旅してみたら、面白い絵が描けたはずである。アルゴンキンは森と湖の土地である。カナダにはまだまだ画材が豊富である。たとえばアメリカとカナダを仕切る セント・ローレンス川もそのひとつである。そのセント・ローレンス川の沼沢地ル・カップ・トュルマンテを見下ろす山もトムの画材だと思う。 言っても仕方のないことである。同じ東部カナダの芸術家ということで、トムスンとルイ・オノレ・フレシェットの詩を結びつけた。 Le cap Tourmenté Robuste, et largement appuyé sur sa base, Le colosse trapu s'avance au sein des flots ; Sur son flanc tout couvert de pins et de bouleaux Un nuage s'étend comme un voile de gaze. Sur son vaste sommet, de merveilleux tableaux Se déroulent devant le regard en extase ; Et vous suivez des yeux chaque voile qui rase, Dix-huit cents pieds sous vous, le fleuve aux verts ilote. Autrefois c'était là presque un pèlerinage. Un jour, il m'en souvient, collégiens en nage, Nous gravîmes gaîment ses agrestes sentiers. Je crois revoir encor notre dîner sur l'herbe Qui tapisse ta croupe immense, ô mont superbe ; Et je rêve à l'aspect de tes plateaux altiers. Louis-Honoré FRÉCHETTE (1839-1908) ル・カップ・トュルマンテ 土台に支えられ、幅広く頑健な 巨大な岩石は川の懐に突き出る。 側面は松と樺にすっぽり覆われ 雲は薄い紗の布のように広がる。 広々とした頂上は一幅の名画で うっとり見とれる眺望が広がり かすめ行く雲に視線を移しては 二千フィート下の木立をぬう川。 それ以来はまるで巡礼となり 記憶するあの日、汗に濡れた学生 僕らは田園の山道を楽しく登った。 二人でまた食事をするだろうよ 君のお尻を覆う草、素晴しい山。 僕は君の自慢のお皿を夢に見る。 ルイ・オノレ・フレシェット
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カナダの絵と詩
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