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今日のトム・トムスンは “Algoquian Lake” (アルゴキアン湖)を描いたものであり、私の持っている画集の表紙になっている。彼は湖の画家であり、今日の詩のテーマである穀倉地帯の農民の生活とは無関係であるが、その雄大さに共通点がある。 詩人はすでに紹介したウィリアム・チャップマン。彼はケベック出身のバイリンギャルのジャーナリストであり、詩人である。まだ黎明期のカナダの詩人であり、カナダ賛美に終始している。余裕がない感じである。カナダのケベックにもフランス風の愛や恋を歌う詩人はいる。私はカナダでは美人より景色に見とれていた。当分自然賛美の詩でフランス語学習に専念しようと想う。当方の語学力からみて、チャップマン氏は適切な詩人である。 Le Laboureur Derri??re deux grands boeufs ou deux lourds percherons, L'homme marche courb?? dans le pr?? solitaire, Ses poignets musculeux riv??s aux mancherons De la charrue ouvrant le ventre de la terre. Au pied d'un coteau vert noy?? dans les rayons, Les yeux toujours fix??s sur la gl??be si ch??re, Gris?? du lourd parfum qu'exhale la jach??re, Avec calme et lenteur il trace ses sillons. Et, r??veur, quelquefois il ??bauche un sourire : Son oreille d??j?? croit entendre bruire Une mer d'??pis d'or sous un soleil de feu ; Il s'imagine voir le bl?? gonfler sa grange ; Il songe que ses pas sont compt??s par un ange, Et que le laboureur collabore avec Dieu. William CHAPMAN (1850-1917) 農夫 二頭の大牛や二頭の重馬の後を 侘しい農地を背中曲げて進み行く 彼のたくましい手首は鋤の柄を 握り締め、大地の腹を切り開く。 光線に充ちあわれた緑の丘の麓 常に眼をこの貴重な土地に注ぎ 休耕地の濃厚な香に酔い痴れて 男は静かにゆっくりと畦を耕す。 夢見心地でときに微かに笑えむ。 男は炎の陽の下で耳にしたはず 金色の麦穂の海がざわめくのを。 男は麦が倉に溢れる光景を想う。 考えるは男の歩みを数える天使 農夫と神の協力作業に励むこと。 ウィリアム・チャップマン
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カナダの絵と詩
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