|
今日のドイツの詩はTheodor Däubler という聞いたこともない詩人の季節の詩である。欧米でも、昔から季節ごとに手紙や日記に詩を書きとめる趣味があった。その引用の便に供するために設けられたサイトに入り込んでしまったようである。偶々私の目に付いた詩である。4詩節からなり、全詩節の韻の構造は [a, b, a, b]と綺麗である。このうち一詩節でもメイルに付け足せばお洒落ということらしい。 Regen Die Sonne hat nur kurz das nasse Tal umschlungen, Die Pappeln rauschen wieder, neckisch spielt der Wind Des Baches Schwermut hat gar lang allein geklungen, Der Wind ist pfiffiger als ein vergnügtes Kind. Die Wolken wollen kommen. Alles wurde rauher, Die blassen Pappeln rascheln wie bei einem Guß. Die nassen Weiden faßt ein kalter Schauer, Gewaltig saust die Luft, beinahe wie ein Fluß. Nun soll der Regen kommen! Und es gieße wieder! Der Sturm ist kraftbegabtes Lautgebraus, Der Regen bringt die Rhythmen heller Silberlieder, Die Pappeln wissen das und schlottern schon voraus. Dem nassen Tal entwallen kalte Atlashüllen, Und auch die Nebelhauche tauchen raschelnd auf. Der Wind beginnt die Flur mit Wispern zu erfüllen, Die Pappeln biegen sich, das Grau nimmt seinen Lauf. Theodor Däubler (1876-1934) 雨 太陽は束の間湿った谷間を照らし ポプラは再びざわめき、風は戯れ 陰鬱な小川だけが長く音を響かせ 風は陽気な子供よりも敏捷に走る。 雲が来そうだ。すべて激しくなり 白いポプラは驟雨の時の様に鳴る。 濡れた草は一層冷えた驟雨を捉え 大気はまるで川のように鳴り響く。 雨が来そうだ。またも土砂降りだ! 嵐は力に恵まれた大音響の楽器で 雨は明るい銀の歌曲に拍子を齎し ポプラは歌曲を心得て振るえ出す。 アトラスの覆いが湿った谷に靡き 霧もまた息を弾ませて姿を現わし 風は囁きながら廊下に流れはじめ ポプラは腰を曲げ、葉は白くなる。 テオドール・ドイブラー なお Atlashüllen という語は辞書で確かめられなかった。最後にこの言葉をグーグル検索してみたら、出てきたのはこの詩だけであった。文字通り「アトラスの覆い」と訳した。覆いかヴェイルが被されば暗くなる。地球を支える巨人の覆いで夜が近付くのであろうか。この人は有名な詩人ではないので注釈書もないと思う。それにドイツに生まれたら小学生でも理解できるだろう。 Photo by virtualbiscuit @flickr
|
独詩和訳
[ リスト ]

桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



東山魁夷に雨降らせたらこうなるかと思い巡らしてこの写真を見てました。最初絵だと思いました。余情のある写真ですね。
2007/10/21(日) 午前 11:08
この風景、まさに東山魁夷画伯の絵心を刺激したかもしれまえん。ひょっとしたら、これに近い絵があるかもしれません。
2007/10/21(日) 午後 0:06 [ fminorop34 ]