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今日のエミール・ネリガンは “Clair de lune intellectual” 「思考を照らす月の光」である。彼の思考は暗闇の中遥かなる光に照らされて、地下にも、海底にも出かけ、ついには天上にも昇る。羨ましいことである。詩の中には「月の光」は出てこないが、タイトルに「月の光」を選んでいる。彼のフランスへの傾倒ぶりが窺える。 写真は一度紹介しておきたかったネリガンの20歳ぐらいのハンサムな肖像写真である。ヴェルレーヌに会わなくて良かった。 Clair de lune intellectual Ma pensée est couleur de lumières lointaines, Du fond de quelque crypte aux vagues profondeurs. Elle a l'éclat parfois des subtiles verdeurs D'un golfe où le soleil abaisse ses antennes. En un jardin sonore, au soupir des fontaines, Elle a vécu dans les soirs doux, dans les odeurs ; Ma pensée est couleur de lumières lointaines, Du fond de quelque crypte aux vagues profondeurs. Elle court à jamais les blanches prétentaines, Au pays angélique où montent ses ardeurs, Et, loin de la matière et des brutes laideurs, Elle rêve l'essor aux céleste Athènes. Ma pensée est couleur de lunes d'or lointaines Emile NELLIGAN (1879-1941) 思考を照らす月の光 僕の思考を彩る遥か遠き光 地下聖堂から朧げな深淵へ。 太陽が触手を伸ばす湾から 思考に微かな命の光の点滅。 泉の嘆息に応える庭園の中 思考が息づく快い夕暮の香。 僕の思考を彩る遥か遠き光 地下聖堂から朧げな深淵へ。 思考が決して放浪に走らぬ 天使の国、情熱は高められ 思考は物質や醜悪と無縁な 天のアテネへ飛翔を夢見る。 僕の思考を彩る遥か遠き光 エミール・ネリガン
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




"僕の思考を彩る遥か遠き光"
という詩句が3回繰り返されるのですね。そのリズムが心地良いです。
写真、一瞬ランボーかと思いました。
2007/11/11(日) 午後 6:28
漢詩等では考えられないことですが、西洋の詩には繰り返しがありますね。これも効果的な手法として認められえているようです。
有名なランボーの写真よりは成熟した感じですが、ネリガンの20歳ごろの写真だそうです。どっちが可愛かったでしょう。
2007/11/11(日) 午後 6:54 [ fminorop34 ]
ランボーが好きで写真を財布に入れ持ち歩いていた頃がありました。とても昔の事ですが。
2007/11/12(月) 午後 6:32
そうですか?ランボーはほんの若い頃に数編読んだ記憶がありますが、彼についてはほとんど知りませんのでまた教えてください。たしかに写真もって歩くとすればランボーですね。ヴェルレーヌではないですよね。
それと今更言っても仕方がないですが、もう少し真面目にフランス語を勉強しておけば!
2007/11/12(月) 午後 7:12 [ fminorop34 ]