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190.ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ ベルリン、クアフルステン・シュトラーセ 87 1886年10月26日 親愛なる友 あなたの小包とお手紙頂戴し夫婦ともども喜んでおります。私は二つの版(1)の全体からも細部からも多くを学びました。そしてあなたからの感謝を頂戴し喜んでおります。ヨアヒムは最初の版を聴きたいでしょう。この部分を写してもいいでしょうか。どのくらい貸していただけますか。 多分、スコアの所有者はこのパートの写しを持っている、それともまだでしょうか。 ハウスマンが堅信礼を受けたばかりの気分でウィーンから戻ってきました。あなたは美しい作品を見せましたね。彼はチェロ・ソナタ全曲とバイオリン・ソナタのインテルメッツォ(2)についてまくし立てていました。彼は今晩こちらに来ますが、話すことが山ほどあるでしょう。 私はあなたの手紙では理解できないのですが、私のソナタの変奏への導入部について嫌われる理由は何でしょうか。教えていただきたいと思います。ところで、 あれはもともとなかったものとする私の正式の了解があるのです。あなたに夫婦のいずれが手紙を書いても、ささやかな善意からです。あなたがゾッキ本につい 関心を持たれるのであれば、多少のことで思い悩むことはありません。 私たちがスコアを写譜できるのか、直ちに送り返すのか知らせてください。 あなたは今年の冬にベルリンに立ち寄られるか、直々来られて宿泊されるでしょう。あなたはニ短調(3)をわが校の優秀な小編成のオーケストラの演奏を聴けますし、数日一緒に過ごすことができます。 私自身と妻からの心からの挨拶を送ります。 いつまでもあなたのヘルツォーゲンベルク夫妻より (1) シューマンの交響曲。書簡189。 (2) ブラームスのへ調のチェロ・ソナタ、作品99。 (3) イ調のバイオリンとピアノのためのソナタ、作品100はチェロ・ソナタ同様トゥーンで作曲された。インテルメッツォとはアダージオのことであろう。 (4) シューマンの交響曲。
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